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金沢大学角間キャンパスで働く准教授のブログです.大学や金沢での生活や,その他もろもろです.
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今年は太宰修生誕100年とかで,映画も数本制作されるなど盛り上がっているようです.ちょっと前にはテレビ番組でも頻繁に特集がされていたように思います.

私も高校生くらいの時に,ざーっと一通り読みましたが,あまり記憶力の良くない方なので大して内容は覚えておりません.そのぶん何度でも楽しめるとポジティブに解釈していますが.

そんな世間の盛り上がりもあるようなので,久々に読み返してみるかと思って,研究室の段ボール箱をあさってみましたがあまり有名な作品はなく,やむなく「もの思う葦」という随筆集を選んで読み返してみました.
太宰修の作品というと暗いイメージがありますが,随筆からは決してそういう印象は受けません.ユーモアのある人柄が感じられます.作品=人柄とは違うということでしょう.まぁ不思議ではありませんね.

たまには文学も良いものだと感じたので,これを機にちょっと読書でもと思っていますが,はたまたどうなることか.

太宰修の作品,あまり覚えていないと書きましたが,ひとつ強く印象に残っている作品があります.「フォスフォレッスセンス」という短編ですが,最後の1行を読んだ時に,ドキッとしたと同時に爽やかな感じを受けました.Googleで検索したら,たったの309件しかヒットせず,やはりマイナーな作品のようでした(人間失格は577,000件ありました).

初めて読んだあとも何度か読みましたが,最初の時ほどの感動はありませんでした.その時の気分とかのせいだったのかもしれません.あるいは初めて読んだ時と同じような感覚が味わえることを期待しすぎたせいかもしれないなぁとも思いますが.

太宰修の作品は青空文庫から公開されています.フォスフォレッスセンスも読めるので,お時間のある方はぜひ.あまり期待せずに読んで頂ければと思います(太宰治には失礼ですが).
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今日は日本の陸地で46年ぶりに皆既日食がみられるというところでちょっとしたお祭りでしたね.金沢大学もご多分にもれず,たくさんの人たちが屋外にでて空を見上げていました.残念ながらけっこう曇っていたので,見えなかったのではないかと思います.

私は「どうせみえないだろ」と冷めているつもりでしたが,やっぱり46年ぶりとなると気になるわけで,「ネットワークの発達した今日,きっとどこかで動画を配信しているはず」と,ちょっと調べたら案の定NHKで生中継がやっていました.

硫黄島からの生中継ということで,きれいな皆既日食がみられましたが,それに伴う様々な現象にびっくりしました.まず,日食の最中は本当に暗くなるというのにびっくりしました.解説委員の人によると,星まで見えたそうです.金沢ではそこまで暗くはならなかったように思います.次に,プロミネンスもはっきり見えて,感動しました.中学生のころ理科の授業で聞いたように思いますが,実際にこの目でみたのではないとはいえ,実際の現象をみるとすごいなぁと思います.ふだんの太陽では見えない紅い炎が本当にみえて,感心しきりでした.

次回日本で見られるのは2035年9月2日で,北陸や北関東でみえるそうです.26年後ということで,私は59歳です.たぶんまだ何かしら仕事に就いていると思うので,のんびり空を眺めるというわけにはいかないかと思います(土日を期待しましたが,月曜日でした).さらにその次はいつか,Googleで検索しましたが,みつかりませんでした.私が生きているうちには起こらないのかな.

一頃に比べるとだいぶ落ち着いて来ましたが,今でもたまに新型インフルエンザの報道を目にしますね.数日前にもテレビのニュースで話題になっていましたが,その時にアナウンサーの横に「新フル」という見出しが出されていました.アナウンサーの方は「新型インフルエンザ」と言っていたので,その略なんだなぁということはわかりましたが,略語として適切なのかどうか.「新イン」では語呂が悪いし「新インフル」では見出しが長くなってしまうということなのかもしれません.なんだかダジャレみたいな感じもしますが.

この3連休,しっかりお休みさせて頂きましたが,メールのチェックくらいしていたわけですが,一昨日くらいやたらと大学のポータルサイトからのメールが来ていると思ったら,本学でも新フル感染者が出たとのことでした.金沢大学のキャンパスは分散している上に広いので,幸い私のいる棟では現時点で感染者は確認されていなそうですが講義や試験に関する措置など事務的な対応に関する通知が出ました.私はさほど関係ありませんが,対応する必要がある先生は大変そうです.

そんな感じで今日も私はいつもと変わらない感じだったわけですが,生協に買い物にいったらレジやサービスカウンターの方々が皆さんマスクをしていてびっくりしました.かなりの違和感とどことなく落ち着かない,「ちょっとまずい事態」的な雰囲気を醸し出していました.「マスクは感染者がウィルスをまきちらさないためには有効」とかいう報道もあったように思うので,予防効果はいかほどなのかわかりませんが.

少なくともきちんとうがい,手洗いはしましょう.

Natureにて先のG8サミットでの温暖化に関する議論の記事が掲載されていました("G8 leaders fail to agree on carbon cuts before 2050").

既にニュースなどで報道されているかもしれませんが,「2050年までに世界の国々において50%のCO2排出量削減を」「先進国においては80%以上の削減を」といったことが話し合われたそうですが,その達成のためにはいつをピークとすべきか,削減の基準となる年はいつか,ということはあいまいなまま閉会したそうです.

その中で,オバマ大統領が果たした役割は大きいと述べています.京都議定書から一度抜けたアメリカが,再度議論の場についたことは国際的努力に勢いをつけると考えられているようです.

一方で中国やインドは自国におけるCO2削減努力に消極的です.インドのシン首相は自国の経済成長を制約するような政策を受諾することはできないと繰り返し述べたそうです.ロシアも基本的に気候保護(climate-protection)に賛成だが,経済成長を犠牲にすることはないだろうとのことです.

以前,Natureの記事で科学者が政治家の温暖化に対するアクションの遅さを批判していると紹介しましたが,サミットのような政治の場ではまだ環境よりも経済を優先という態度が通用するのをみると,世界が変わるにはまだ時間がかかるのかもしれないなぁと思います.

しかし,今後も経済成長するのは良いことだとして,そのことがCO2排出削減と相反しない方法はないんでしょうかね.今後は環境ビジネスが伸びるといったことをテレビで耳にすることもありますが,これから成長しようという国々がそこに力を注いで経済的な力をつけるというのは難しいのでしょうか.今までのスタイルの工業などの方がてっとり早く儲かるのかもしれませんが,ちょっと長期的に見て考え方を変えるっていうわけにはいかないのかなぁと思ったりします.
毎日新聞のウェブサイト(毎日.jp)にて日本の水害という特集コーナーがあったのでご紹介(こちら).

1896年から2007年までに起こった大きな水害の写真が紹介されています.近年も水害は頻発していますし,めずらしいわけではありませんが,東京や京都・神戸といった都市での大きな浸水被害というのはあまりないように思うので,昔おこった水害の様子をみることは,その脅威を知り,そういうことが起こらないように国土づくりに取り組まなければならないと気を引き締めるには大切なことだと思います.

国土交通省でも「水害レポート」として毎年の水害とりまとめ資料を公開しています(こちらの「防災」の項から).こちらは1998年以降のものなので,昔の被害の様子はわかりませんが,自分が知らなかったり忘れてしまった水害に関しても改めて知識を得ることができます.

こうした資料をみることは,必ずしも問題解決に直接つながるわけではありませんが,(私もそうですが)あまり水害を経験したことがない人たちが,その被害を知り,問題意識を持ったり,何とかしなければならないという動機を持つきっかけになると思います.一般の人に無理やり見せて不安をあおる必要はありませんが,国土づくり,地域づくりを担う人には一度見ておいて頂きたい資料です.
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