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金沢大学角間キャンパスで働く准教授のブログです.大学や金沢での生活や,その他もろもろです.
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AOGS Annual Meeting 2日目.本日は発表です.

昨日は午後にちょっと雨が降ったものの一日を通して良い天気だったのですが,今日は朝からけっこうな大雨でした.宿から会場までは歩いて20分くらいなのですが,大雨の中を歩いていくのはビショビショになりそうなので,タクシーで移動です.

発表は初日のあさイチのセッションなので,あんまり人も来ないのではないかと思ったのですが,そこそこ聴きに来てくれていました.
肝心の発表の方はというと,まだまだ多くの開発・改善の余地があり,研究としては初期段階にあるということで,深い議論まではできませんでした.ああしよう,こうしようということはたくさんあるので,それらにどんどん取り組んで良いものにせねばいけません.

知り合いもけっこう来ているかなぁと思っていたのですが,思ったよりも少ないようで,日本からの参加者もあんまり多くなさそうでした.
私の参加したセッションには,かなり前にご一緒させていただいた気象研の方がいて,今回発表した衛星データ同化の研究をされているので,色々議論することができました.
雲や水蒸気に関する衛星データ同化の研究に取り組んでいる方はあまり多くないので,とても参考になりました.これからも色々勉強させてもらいたいと思います.

ということで早々に発表を終え,あとは気楽に発表を聴いたりです.
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昨年に続きAOGS Annual Meetingに参加.今年はシンガポールにてです.ちなみに初シンガポールです.

昨夜の深夜に羽田を発ち,今朝シンガポールに着きました.研究発表は明日からで,今日はRegistrationだけですが,宿に荷物を終えてとりあえず会場に向かいました.
が,会場には9時半に着いたもののRegistrationは14時からで,やむなく街をブラブラ.

とはいっても,事前にシンガポールのことを調べている余裕もなく,特に目当てがあるわけでもないのであてもなく歩いていただけですが,ふとみるとマリーナベイサンズが見えたので,「おお~あれが」と思ってそちらの方に歩いていくと,今度は何やらひとがたくさんいたのでよくよく見てみると,なんとマーライオンがありました.これからは学会会場の周りに何があるか,もうちょっと調べておいた方が良いなぁと実感しました.

で,マーライオンですが,世界3大がっかりと聞いていたので,どんだけしょぼいのかと思っていましたが,思いのほか悪くなかったです.幸い天気も悪くなかったので,青空と赤道直下らしい積乱雲に白い姿は思いのほか映えていました.

と,そんな感じでなんと5時間ちかくつぶし,Registrationを終えて宿に戻りました.
発表スライドもようやく準備でき,あとは明日の発表に臨むだけです.
というわけでシンガポール初日は無事終えたのであります.

東京大学やタイのカセサート大学との共同研究として,IMPAC-TというプロジェクトがJICAとJSTによるSATREPSという科学技術協力プログラムのもとで進められていたのですが,その関連で研修のための講義を頼まれてタイ・バンコクまで出張です.

しばらく外国にも行っていなかったなぁとパスポートを確認したところ,およそ1年半ぶりの海外でした.とはいえ,その間も国内で開催された国際学会とかには参加していたので,仕事をしていなかったわけではありません.はい.

昨夕バンコクに到着して,今日の午前中に講義を終え,これから深夜便にて帰国です.ということで,バンコクには一泊です.
昨日はバンコクの空港から車でカセサート大学構内の宿に移動し,今日もカセサート大学内での研修で,そこから空港にまた移動なので,まったくバンコクに,というか海外に来たという実感0でした.
とりあえず研修は無事終えることができたので良しとしましょう.

IMPAC-Tは既に終わっているのですが,来年からは後継プロジェクトが始まるそうです.
そのときにも研修など依頼があるかわかりませんが,そのときはもうちょっと長く滞在するようにしたいですな.

本日は数値モデルの勉強のために本郷の東京大学に行ってまいりました.
で,ちょうど大学に着いた時に訪問先の方に出会って第一声が「今日は避難訓練がありますよ」でありまして.
たまの訪問がそんな機会に当たるとは,なかなかの引きの良さです.

さて,すべての学部でかはわかりませんが,工学部の(少なくとも社会基盤学科の)避難訓練ではすべての学生・教職員が建物外に避難し,それを担当の教職員が確認・報告するというものでして,本日は私の参加していたモデルの勉強会も中止して建物前に集合し,安否確認カードを提出するという感じでした.
私は安否確認カードは提出しませんでしたが,実際の災害時にも学外からの来客やたまたまキャンパスにいた人の情報は集めないんでしょうか.まぁ情報の使い方次第かと思いますが,部外者だから気になる点でしょうか.

地震被害はないであろうというスタンスに立ち(?)大々的な避難訓練を実施していない我らが金沢大学ですが,何か起きた時にはどう行動したら良いんでしょう?講義中に避難しなければならなくなった時の手順とか,決まっているんでしょうか(決まっているとすれば,それを知らない私は問題ありですねぇ…).

大きめの地震の頻発やら火山活動の活発化などありますんで,本学でも避難訓練とかちぃっと考えても良いんではないでしょうか.
東京駅近くの三菱ビルにて,第3回シナリオイニシアティブ会議.

タイトルだけだと何のシナリオかわかりませんが,将来における地球温暖化の影響評価研究にあたって必要となる,将来の気候及び社会経済的状況についてのシナリオでありまして,今回は実際の影響評価研究の最近の話題に関する情報共有と議論のためのワークショップでした.私は,日本の研究機関による温暖化予測結果のアーカイブについての調整役として参加させて頂いており,データシステムへの要望の調査と,自身もちょっとばかり温暖化関連の研究に取り組んでいるということで,勉強のため参加しました.

最近の温暖化影響評価については,Shared Socio-economic Pathway(SSP)という社会経済シナリオを想定し,温暖化に伴う変化がそうした社会環境化においてどの程度の,どのようなリスク・影響となりえるかという評価を行う方向性にあるようです.
私はもっぱら変化のあるなしや程度について調べており,リスク評価というところまではできておりませんが,経済価値や安全,あるいは健康といった具体的かつ現実的な評価を行うためには社会環境の考慮なしには成し得ないということのようです.

とはいえ,このSSPというのは必ずしもコンセンサスが得られ,共有されているものというものではないようで,おおまかなコンセプトとして捉え,それに従って各影響評価研究者が独自の具体的なシナリオや政策オプションを設定し,評価を行うというものであると私は理解しました.
どれだけ可能性のあるオプションを準備し,現実的なシナリオを与えることができるかというところが難しそうですが,面白そうでもあります.ALPSというモデルでは社会全体を総合的に評価しているようで,多くの分野に関する知見がなければ難しいと思いますが,例えば河川管理や沿岸管理であれば考慮すべき点もある程度限られてくるので,がんばれば何かしらできるのかなと思います.

また,数十年後における技術レベルを考えた上での温暖化の影響を考える必要があろうというフロアからのコメントは,自分にとって新しいものでした.温暖化研究に限らず,10年後,20年後にどのような技術が実現されている可能性があるのかということを考えた上で研究に取り組むことも,新たな技術をすぐに役立てるには欠かせない視点なのだと思います.言われてみれば当たり前のことなのかもしれませんが,そうしたことに自分で思い当たるというのは案外むずかしいですし,そういういい実で他人の議論を聴くというのもやはり大切な勉強であると思いました.

自分が考えているようなことは,既に誰かも考えていることがあるわけで,そうしたことを知る良い機会でしたし,逆に取り組んでいないことというのもわかりました.もちろん取り組んでいないには理由があるわけですが,少なくとも後追いにはならないのかなと.
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