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金沢大学角間キャンパスで働く准教授のブログです.大学や金沢での生活や,その他もろもろです.
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今日の金沢の天気予報は曇りのち雨.クルマは家族が使う予定があったので,今朝は早起きしてバスにて通勤.

で,そろそろ帰ろうかと思いますが,外は晴れ.天気を読み違えました.天気予報はテレビ局によって降水確率など違いましたが,40~60%といったところ.降るか降らないか微妙なところですね.これでは天気予報にはさほど頼れないので,あとは自分の勘だのみですが,まんまとはずれました.

こんな日は自転車で来れば良かったなぁと思うわけですが,後悔先に立たずですから.バス代もそこそこするので,予想が外れたのと少しばかりの経済的損失でがっくりです.多少の雨でも降ってくれれば「バスで来て正解だったな♪」となるわけですが.

こんながっくりすることが減るように天気予報の精度が良くなればと思う今日この頃.
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石川県などが全国で初めて竹林分布を正確に把握する手法を開発したとのこと by ふるさとメディア・北國新聞.
石川県と金沢市、国連大学高等研究所いしかわ・かなざわオペレーティング・ユニットなどは2日までに、最先端の航空機観測技術を利用して竹林の分布状況を正確に把握する全国初の手法を開発した。同手法により、金大角間キャンパス周辺では最大で年間2・74メートルの速度で竹林が広がっている実態も判明。従来の人工衛星による観測に比べ、高精度で効率的に竹林を抽出して図示でき、今後の竹害対策に活用する。(北國新聞より)
金沢には二つの台地の上にあるような感じでいたるところに斜面があり,そこでは竹林がけっこうみられます.竹はどんどん成長して根を伸ばすといいますから,斜面の多い土地を安定させるために植えているのだろうと思っていたのですが,実はその拡大が問題視されているらしいです.

で,その問題解決のために竹林拡大の実態を把握する必要があって,それを県などが開発したそうです.角間キャンパス周辺地域で分布を調べたところ,1977年から平均85m距離が拡大していて,毎年2.74m侵食しているとのこと.

問題がどれほど重要なのかいまひとつわかりませんが,詳しい植生分布がわかるというのは面白いですねぇ.航空機観測ということでコストがかかっていそうですが,他の研究には広げないのかな.
イギリス気象局での気候変化研究予算が削減されるとの話題がNatureに紹介されていました(UK Met Office hit by cuts to climate project: リンクはこちら).例によって以下の内容は私の英語力に大きく依存しますので,十分な理解ではないかもしれません.あしからず.

イギリス気象局は国防省(MOD)からの予算で気候研究に取り組んできたようですが,MODによると「アフガニスタンでの活動など他を優先した」とのことです.

イギリス気象局によるとそれほどの脅威ではないそうですが,他の政府組織に支援要請をしているらしく,やはり予算削減は痛いというのが本音ではないかと思います.今回の削減で気象局は気候研究予算の4分の1を失うことになるらしく,NASAの研究者も「もし他から補填ができなければ重大な危機に直面するのではないか」とコメントしていました.

気候研究より国防省の活動を優先したとのことで,これに関しては価値観によって是非が異なると思いますが,まぁ元々国防省から出される予算であったのであれば仕方ないのかなぁと思います(もっと上位の機関から国防省と気象局への予算配分がなされるのであれば別ですが).

イギリス気象局での気候研究活動が縮小されたとしても,それ以外の世界の他の機関では変わらず研究が続けられるので,問題はないのではないかという意見もあるかと思いますが,複数の機関で研究されていることで競争が生まれて研究が進んだり,温暖化予測の幅を考える時の大事な資料になったりと,メリットもあるわけで,それらが失われなければ良いと思います.

日本では今のところそうした話は聞きませんが,経済状況の悪化などで,研究より他に予算を,という声もあがってくるかもしれません.そうした時に,研究の重要性を声高に叫ぶのか,あるいは仕方ないと我慢して,限られた中で工夫してやっていくのか.どちらが良いのか,私にはちょっとわかりません.
JAMSTEC東京事務所にてIPCC第5次報告書に向けた温暖化実験データ公開サーバ構築検討会のワーキンググループ.打合せは午前中だったので,昨日は名古屋での研究紹介を終えた後に東京に移動したわけですが,このところ移動が続くこともあまりなかったので,久々に忙しいビジネスマン気取りですよ.

ワーキンググループといいながら今までの会合では議論ばかりで,本当に形になるのかちょっと不安がないわけでもありませんでしたが,その点は皆さん経験豊富な専門家なので,自然と議論が深まって形がみえてくるような気がするので不思議です.具体的なところにどんどん落ちていくからだと思いますが,それが自信になっていくようにも思うので,議論だけとはいえ大事なんだなぁと思います.
本格的な作りこみの段で問題が起きたりすることもあるかもしれませんが,まぁ大丈夫でしょう.そんな気がします.

IPCC第4次報告書向けデータ(CMIP3データ)はPCMDIという機関からデータが公開されていますが,第5次向けデータ(CMIP5データ)はメインとなるゲートウェイとそれ以外のノードという複数のサーバがネットワークで結ばれることによってデータが公開されることになり,現在そのためのソフトウェアを開発中とのことです.こうした情報を得る機会もなかなかないので,それだけでも東京まで行った甲斐があるというものです.

日本の温暖化実験も本格的に始まりつつあるので,そのデータを使った研究ができる日が早く来て欲しいですねぇ.
本日は河川環境管理財団名古屋支部の依頼で研究紹介のために名古屋まで出張.

最初の研究紹介の依頼連絡があまりにも唐突だったので,何のことやら状況があまり飲み込めず,まぁその後も良くわからないまま引き受けて,今日も十分把握しないままで行ってしまったのですが.「河川環境」にどれほど自分の研究が貢献するのか不安だったりもしたわけですが.

今回の集まりの趣旨ですが,どうやら名古屋支部で新しく研究募集をするうえで,若手研究者がどんなことに関心があるのかということを知っておきたいということが目的だったようです.ということであんまり「河川環境」に縛られなくても良いと.それでも,私以外の先生方はきちんと河川環境に取り組んでいらっしゃる方ばかりのようでした.で,気象とか気候とか,河川工学というにはやや亜流な内容は私くらいかなぁと思っていたのですが,降水データから気象条件を調べていらっしゃる方がいたりして,ちょっと救われた気がしました.

とはいえこのところ取り組んでいたことがあまりにも気象寄りだったので,今日のためにちょっとでも関係しそうなネタを,ということで温暖化情報の流域規模へのダウンスケーリングということで昨日書いたWRF+CMIP3をがんばって進めたわけです.

いずれ取り組む予定だったのが今回の研究紹介のために早まったわけですが,まぁそのおかげで結構進展したので良かったです.以前,学内の研究発表の時にも同じように外力によって研究が進むと書きましたが,今回もまさにソレです.そんな研究の進め方で良いのか,という意見もあるかもしれませんが,それがなければ査読が返ってきた論文の直しにでものんびり取り組もうと思っていたので,今回は良かったと思います.

とりあえずWRF+CMIP3も動いたし,研究紹介も終えましたが,昨日も書いたとおりまだまだ荒々なのでしっかりとブラッシュアップしないといけません.まぁのんびりやりたいと思います.
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