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金沢大学角間キャンパスで働く准教授のブログです.大学や金沢での生活や,その他もろもろです.
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普段は大学まで自転車かクルマなのですが,本日は久々にバス通勤.

バスは金沢のメインの公共交通機関ですので,お世話になることも多いのですが,私の家のあたりと大学の直通便の本数が少ないのがちょっと.通勤時間帯は7時台に1本,その次は9時半前です.まぁ朝がんばって起きるのはメリットもあるので良いとして,帰りは17時台1本,18時台2本,19時台1本でおしまい.バスにあわせて仕事を切り上げるわけですが,そううまくいく日ばかりではないので,結構バタバタするわけです.

それと,運賃も結構高いです.直通便を使っても一日往復600円ちょっとです.直通でなければ1000円弱くらいかもしれません.定期という手もありますが,通学定期は結構割り引かれるのに対して通勤定期はあまり割引がないようです.

というわけで,自転車がダメな場合はついついクルマに頼ってしまうわけですが,環境への負荷を考えるとやはりバス利用が良いんでしょうねぇ.

バス会社の利益と利用者の便益が成り立つWin-Winの構造ができないものだろうかとも思いますが,まぁ最適な落とし所が今の価格設定なのでしょう.

今はバス会社の収益と利用者の便益という二つの曲線の交点から価格が決まっているとして,これに環境を加えるとどうなるんでしょうね.普通に考えると,もう一つ便益(この場合「環境」ですが)が増えれば,そのための負担分が増えるんでしょう.環境が良くなることの受益者はバス利用者とバス会社の人々も含まれるので,そこで負担が増えることになりますね.その他の人たちも周辺環境の改善によって便益を受けると考えれば,公共交通機関の整備費用は運賃やバス会社の負担だけでなく,税金からも,とかいうことになりそうです.となると,環境への負担を減らす場合には社会への経済的負担は多少増えざるを得ないようです.

なんか納得いかない気もしますが,そこは環境が良くなることが経済的価値でなかなか計れないからでしょう.環境改善が自分にどのくらいメリットがあるかが定量的に示されれば,負担するかしないかの判断にも合理性が出てくると思います.

この辺は環境経済の基本だと思いますが,そろそろ研究成果が社会作りに反映されて良いのではないかと思います.というより,反映しないといけない時期になりつつあるかもしれません.例によって不勉強な私は,どのくらい実社会への適用性があるのかわかりませんが,その分野の研究者の活躍が不可欠な時代になるのかも知れません.

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ふるさとメディア・北國新聞にて,白山麓の融雪に関する話題.私の研究との関連も多少なりともあり,ということで.
白山麓(ろく)の雪解けが例年になく早い。この冬の少雪を受け、白山スーパー林道入り口周辺では、例年この時期は一メートルほど残っている雪がすっかり解けた。付近の山桜も半月ほど開花が早いという。(北國新聞より)
こうした記事をすぐに温暖化と結びつけるのは昨今ありがちですが,すぐに結論を出すのは性急というものです.とはいえ1977年の林道開設以来初めて除雪をしなかったときくと,何らかの影響はあるのかもしれないと考えてしまいます.観測データからも今年は雪が少なかったといえるようです.

白山の融雪は手取川を流れる水のもとになっており,金沢には手取川から水をもってきています.まだまだ不勉強なので,どの時期にどのくらいの水量を融雪に頼っているのかわかりませんが,極端な流量変化は生活にも影響を与えるかもしれません.あくまで「かも」のレベルなので,詳しい解析をしたり,今後もしっかりとしたモニタリングを行って調べる必要があると思います.

万一,これが気候変化の影響の現れだとした場合,どうしたら良いのでしょう.私が身を置く土木の分野(河川に限定されるかもしれません)では,温暖化を食い止めるとかCO2排出抑制に有効な手段を提供するのはその性格上難しいため,「適応策」を講じるという考え方が主流です.適応策といっても,気象・地理的特性や気候変化のベクトルは地域ごとにことなるため,オーダーメイド的な対策が必要です.そのためのデータや知識も十分とはいえないのが現状ですし,今後もしっかりとした研究が必要と考えられます.

何かあったら「温暖化だ!」とすぐにいうのは考えものですが,「環境が変化しているのかな?」と考えるのは意識が高まっているという意味では良いことと言えると思います.影響が顕在化する前に気づくのが最良かもしれませんが,気付かない,気にしないよりはずっとずっとましです.必要以上にあおってはいけないと思いますが,人々が少しずつ気づき,何かが動き始めると良いなぁと思います.
我らが金沢大学のホームページをみていたら,「受験生応援サイトを開設」という記事がありました.ついこないだ入学試験が終わって新入生を迎えたばかりですが,新しく高校3年生に進級した学生さん達はこれから本格的に受験のことを考えるわけで,良いタイミングなのかもしれません.

このたび開設されたのは人間社会学域だけですが,ちょっとのぞいてみたところかなり力が入っています(こちら).私が受験生だったら好印象を抱くこと間違いなしです.ちょっと予備校のパンフレットみたいな印象がないでもないですが,わかりやすいし大学でどんなことをしているかということの一端を知ることはできると思います.

このサイトは大学が開設したのか,あるいは人間社会学域独自で開設したのかわかりませんが,少子化が進むなか,優秀な学生を確保するためにはやはり努力が必要ですよね.私が所属する理工学域でもどうようのサイトを開設するのかな.いまはその予定がないとしたら,ちょっと見習う必要があると思います.
Yomiuri Onlineにて,文科省・経産省が50~100基の小型衛星群を構築するとの記事.
文部科学省と経済産業省は、超小型衛星を低軌道に計50~100基打ち上げる「衛星群」づくりに着手する。
災害や交通渋滞など、観測の目的ごとに機能を限定した衛星を何基も周回させることで、観測頻度を高め、詳細なデータを得ることが可能になる。(YomiuriOnlineより)
衛星を利用した新ビジネス創出につながればという期待と,災害・気象・農業といった従来から衛星利用がなされてきた分野での情報の充実ということを狙ったもののようです.超小型ということで比較的安価に制作できるということで,発展途上国への売り込みなども考えているということで,成功すれば日本の宇宙開発も飛躍するかもしれませんね.

災害監視の役割も担わせようということのようなので,私にも使用できるデータがとれるセンサーが搭載されれば良いなぁと思いますが,私が使ってきたデータは大きなアンテナを必要とするもので,今回計画されている一辺50cmという衛星にはさすがに同じ機能は与えられなさそうです.
でも逆に,新たに打ち上げられる衛星によって取得されるデータをどのように活用できるか,ということを考えれば良いわけで,新しい研究が拓けるかもしれませんし,そんなにがっかりする必要はありません.

いつ頃実用化されるようになるのかわかりませんが,今後の動向から目を離さないようにしたいと思います.
ふるさとメディア・北國新聞にて,「『王国』の豊かさ間近に」という気になる見出し.記事は以下の通り.
金沢市の石川県立美術館と金沢21世紀美術館で開かれている第六十五回現代美術展(財団法人石川県美術文化協会、北國新聞社など主催)は十五日、高校生の団体鑑賞が相次ぎ、美術王国・石川の豊かさを間近に感じ取った。(北國新聞より)
石川県には県立美術館や21世紀美術館などの美術館が数多くあるらしく,県外からの観光客にも人気のようです.私はと言えば,金沢に暮らして半年経つのにそうした施設には一度も行ったことがありません(近所の図書館には最近行ってみましたが).いずれじっくり芸術鑑賞といきたいものです.

にしても「王国」というのは言いすぎのような気がしないでもありません.
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