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金沢大学角間キャンパスで働く准教授のブログです.大学や金沢での生活や,その他もろもろです.
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台風予報が3日先から5日先にまで延長されることになったとのことです.
気象庁は19日、現在3日先まで出している台風の進路予報を、5日先にまで延長すると発表した。(MSN産経ニュースより)
今回の延長では予報円や移動方向などを発表し,強さの予報に関しては見送るそうです.治水に関しては,近づいて来そうだということが分かった場合の事前準備の開始に使えるでしょうか.ただ,強さがわからないので対策が必要かどうかの判断はできませんね.それでも初動の遅れはなくすことができるかもしれません.そもそも5日のリードタイムが必要かどうかわかりませんが.
一般の人々にはすぐに活用する機会もますます減るように思います.5日先の情報が出されても,結局より近い時刻での予報を判断材料にするでしょうから.

また,5日先の予報がどの程度の信頼性を持っているのかということも,何かの判断材料に使えるかどうかを左右するとおもいますが,そういった情報はあまり一般の人々にはお知らせされませんねぇ.何かの機会に日本の天気予報はどのくらい当たるのかといった統計結果などを気象庁が出してくれると面白いかもしれませんね.

どちらかというと否定的なトーンで意見を書いてしまいましたが,せっかくの情報なので,どのように活用できるだろうかということを考えなければと思います.5日のリードタイムがどこに生かせるのか,予測精度を考慮した上でどのように判断すべきか,あるいはどのようなオプションを準備するか,といったことを考えることは無駄ではないはずですから.誤差を含んだ情報をいかに活用するかといった研究がどの程度なされているのかわかりませんが,情報化社会の中では重要な課題だと思います.
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3月10日~12日,コペンハーゲンで気候変動に関する国際会議が開催されたそうです(EICネットより).その時の出席者の方々の発言がNatureに紹介されていました(Natureより).

ドイツの方は「アメリカ科学アカデミーがCO2による温暖化への警鐘を鳴らしてから30年が経つというのに,政治家や一般の人々の間には緊急事態であるという意識が芽生えない」と発言し,イギリスの方も「政治家はどれだけの困難が生じるか理解しているのだろうか?私はそうは思わない」と発言されたようでした(私の英語力がひどくなければですが・・・).

いずれも研究コミュニティからの警鐘に対して,政治あるいは社会のアクションが遅いという批判です.日本では,レジ袋をもらわないとかテレビCMでも自然環境への配慮をアピールするものが増えて来て,少しずつではありますが,しっかりと人々の中に意識が根付いているように思いますが,抜本的な解決への変化をもたらし得る国レベルでの決定やアクションというのはみられません.環境を考慮した国づくりを行うとなれば,大きな構造の変化が伴うと思いますし,影響範囲も大きいので簡単にはあれこれ言えないと思いますが,果たして考えているのかどうかすら伝わってきません.政党同士が揚げ足取り合戦をしているようでは,期待は持てませんが.

研究コミュニティからの発言がさほど力を持たないというのも一つの問題かもしれません.以前,日本では研究者は言いっぱなしで責任を持たないから発言に重みがないという話を聞いたことがあります.言うだけいって,実際に動くのは行政となれば,意見を聴く方も「好き勝手おっしゃるのは簡単ですが」となるのも止むを得ないと思います.
その時に米国では研究者の発言は,それなりに影響力があるという話も聞きましたが,こと温暖化のことに関しては影響も大きく,及ぶ範囲も広いので,提言をすんなり政策などに反映できず,今回の記事のような発言につながったのでしょう,

とはいえ,研究者としては正しい意見は社会に反映して欲しいと願っているはずでしょうし,そうならないことはもどかしいと思います.自分の取り組んでいることが多少なりとも社会を良くすることに貢献する仕組みがしっかりできれば,研究者もより社会に向けて責任ある発言ができるのではないかと思います.

では,発言に従ったがゆえに何か起こった時,研究者は責任をどう取るのかと言われると,残念ながら答えは持ち合わせていません.問題が起こった後ではなく,発言を参考に何か行動が起こされようとしている時には,あらゆる可能性を検討して,課題解決のための最良の方法を考えていくことが研究者の責任といえるかもしれません.

正論を吐くというのは勇気のいることですが,信念を持って研究に取り組んでいる以上,そこは譲らない研究者になれればと思います.それによって社会が動こうとしている時に,自分の取り組むべき新たな課題が生じたとしても,それは喜ぶべきこととして捉え,立ち向かっていくまでです.
Thuderbirdの更新プログラムがあるとかで再起動したところ,

「1つ以上のファイルが更新できませんでした。
他のアプリケーションを終了してThunderbirdを再起動してください」

とかいうメッセージが出た.同様のエラーが出ている人もいるらしく,どのアプリケーションだろうかと考えて,タスクトレイにあるLogicoolのウェブカメラ用ユーティリティを閉じたらうまくいった.

Logicoolの常駐プログラムはやたらCPUを食うことがあったりCygwinにも悪さをしたり,色々面倒を起こすので勝手に立ち上がらないで頂きたいと思うものの,スタートアップから外すといざ使う時に不具合が生じたら困るなと思い,そのままにしている次第.以上.

本日もふるさとメディア・北國新聞から.金沢大学に関連した記事です.
一九四一(昭和十六)年四月、滋賀県の琵琶湖で遭難死した旧制四高の漕艇(そうてい)部員をしのんで湖そばに植えられた「四高桜」の苗木が二十八日、石川県内で初めて金大角間キャンパスに移植される。(北國新聞より)
こちらに来てからまだ半年もたたず,大学に関する知識が乏しい私は,残念ながらこの桜のことは初めて知りました.記事によると桜の木は今回初めて石川県内に移植されるとのことですので,もしかすると金沢大学の中でも知っている方はあまり多くないのかもしれません.

角間キャンパスのどの辺りに移植されるのか,記事には書かれておらず,大学のHPにも関連情報は無いようでした.今回植樹されるのは8本とのことで,桜並木とはいかないと思いますが,訪れる人を優しく迎えるように育って欲しいと思います.今年は花をつけるのかわかりませんが,いずれ見に行きたいと思います.

悲しい歴史ではありますが,その想いが美しい形で残るというのは,私たち後進の者にとっては無念な思いを残された方々の分までがんばらねばいけないという前向きな気持ちにさせてくれるとともに,なんとなく身を引き締めなくてはいけない思いに駆られます.

同窓会会長の「角間の地でも末永く歴史を刻んでほしい」という言葉が紹介されていましたが,単に永らえるだけではなく,そこにこめられた思いを一人一人が感じ,継いでいくようになれば,とても素晴らしいことではないかと思います.
ふるさとメディア・北國新聞にて,今年初の黄砂が観測されたとの記事.
金沢地方気象台によると、金沢と輪島で十六日、今年初の黄砂が観測された。いずれも昨年より十三日遅く、金沢市南部の野田山からは市街地がかすんで見えた。(北國新聞より)
というか,2・3週間前に雨が降ったあとやたら車が汚れていて,「洗車してないからかなぁ」と思い周りの車を見回すと同様に汚れていたので「これが黄砂ですかぁ」と思っていたのですが.あれは何だったのでしょうか.黄砂ではなかったのかな?気象台の発表とのことで,信用しないわけではありませんが.

で,黄砂判定の基準が気になったので調べてみました.気象庁によると
全国の気象台等では、空中に浮遊した黄砂で大気が混濁した状態を観測者が目視で確認した時を、黄砂として観測しています。(気象庁ウェブサイトより)
だそうです.先日は雨の後に車が汚れていたので,きっと雨雲によって運ばれてきたんでしょう.なので観測されたとは判定されなかったのかもしれません.果たしてそれで良いものなのかわかりませんが.

金沢大学でも黄砂の研究に取り組んでいる先生がいらっしゃいます.ウェブサイトをちらっと拝見したところ,環境への様々な影響があるようです.そうした研究に興味のある方はぜひぜひ金沢大学へ.
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