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金沢大学角間キャンパスで働く准教授のブログです.大学や金沢での生活や,その他もろもろです.
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金沢市内にある空堀の話題が北國新聞に掲載されていました.
金沢市内でせせらぎを見せるまちづくりが進む中、中心部の市道「仙石通り」に面する石川県中央公園横の水路は年間を通じて水が流れていない。管理する県によると、歩道下を通る辰巳用水(地下水路)から水をくみ上げるポンプが故障して以来、空堀は数十年に及ぶ。(北國新聞より)
整備された元々の経緯は良くわかりませんが,公園整備に伴って実施されたものということのようです.
整備後すぐにポンプが故障したために実際に堀に水が流れていた期間は短かったようですが,現在はポンプさえ修理されれば通水可能な状態のようです.

記事にもありましたが,せっかくなのだから通水して欲しいと思いますが,ポンプの修理・維持費や稼働にかかるコストなどが気になるところです.県の方も検討するとのことですが,もともと修景などの優先順位は低いでしょうし,この不況の折,すぐには実現しないのかもしれません.

北陸新幹線開通時の観光客誘致に向けた環境整備の一環として重要となれば進むのでしょうが,どの程度の効果が見込めるのか.私は恥ずかしながら現場周辺がどの辺りなのかわからないので何とも言えませんが,周囲の環境とあわせてさらに魅力ある一風景ができれば進むのではないかと思います.
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本日,私の所属する学類の教授の退官講義がありました.
これまでの講義や業績を紹介して頂きましたが,金沢大学に着任されて32年,様々な教育に従事され,多くの研究に携わってこられたことに驚きました.

元々は地震の研究に取り組んでおられ,金沢へ来てから雪の研究や土木史の研究などに分野を広げられたとのことですが,そのいずれもが決して必然ではなく,偶然取り組むこととなったというお話でした(実際には熟慮の末に取り組まれたことと思いますが).

私は金沢へ来てまだ半年も経ちませんし,これまでとさほど変わり映えのしない研究に取り組んでいますが,今日の先生の話を聴いていると,これからどのような人に出会い,機会に巡り合うのか楽しみですし,そこから色々な研究に取り組めればと期待が膨らみます.

講義の最後にこらから取り組みたいことを紹介されていましたが,いずれも具体的な課題を挙げられ,まだまだがんばるという感じで話を締めくくられました.本来お疲れ様でしたというところですが,これからもがんばって下さいという方がぴったりだと思います.

私の年齢と同じくらい走ってきた先生がこれからも走り続けるのですから,負けてはいられません.がんばらねばと気持ちを引き締め直した一日でした.
静岡大学で,竹からバイオエタノールを作る技術が開発されたそうです.
静岡大工学部の研究チームが、竹から効率良くバイオエタノールをつくる技術を開発した。竹の硬さが難題だったが、浜松市の刃物工場が100分の1ミリ単位の粉末にできる円盤ノコギリ装置を開発。従業員4人の町工場の技術が、荒れ放題の放置竹林をバイオ燃料の「油田」に変える夢の突破口となった。(asahi.comより)

既に昨年のうちから新聞記事などになっていたようですが,今回の記事では問題点が克服されつつあるということのようです.
記事によると日本は2010年までに原油換算で50万リットルの使用目標を立てているものの,現時点では1万リットルにとどまっているそうです.今回の技術が早く実用までこぎつければと思います.

昨夜,ニュースステーションでも同様の話題が紹介されていました.サンディエゴの会社で藻を原料にバイオ燃料を作るということで,こちらは企業が取り組んでいることもあり,実用が早いのかもしれません.その会社の方がアメリカ議会で,その有用性をアピールし,さらに予算投資を求めていましたが,先行する穀物業界の影響が強く,そこに割り込めるかどうかといったところのようです.

穀物をバイオ燃料に使用することで貧困国での食糧難が問題になっていますが,竹や藻は食用にはできないことから,これらの技術を発展させても食糧不足への懸念はないだろうということです.問題は,バイオ燃料用に高く穀物を売っていた農家の反発がでないかということですが,個人の利益より大きな視点で判断して欲しいと思います.法整備や予算計画も関わる方たちも,特定の利権を守るのではなく全体として何が良いかを考えて頂きたいです.
米国が温室効果ガス規制へと動き出すそうです.
米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は18日、米環境保護局(EPA)が二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの規制を始める方針だと報じた。オバマ政権が旧ブッシュ政権の環境政策を転換するもので、運輸、建設、電力といった産業に大きな影響が出るとみられる。(asahi.comより)
新政権下での新たな産業分野への投資と,今回の規制とが相乗効果を生む可能性に期待したいです.
上記の記事によって,どのくらいの法的拘束力が生じるのかわかりませんが,厳しい環境基準の設定とその順守が義務化されれば,当然技術革新が必要でしょうし,開発のための研究活動や新しい機器の生産などによって雇用が創出されれば,それがひとつの理想形として世界にも広がるかもしれません.

そうしたことはこれまでも言われてきたのかもしれませんが,わざわざ環境分野の産業に転職しなくとも他の仕事があったときには真剣に考えられなかったのではないかと思います.これまでの産業が弱体化している現在,国家が環境技術であれば予算を出すとなれば,産業も自然とそちらに向かうのではないかと思います.経済危機で苦しんでいる方々からすれば,そんな余裕のある話ではないのかもしれませんが,この苦境の中でこそ生まれ得る良いものがあれば,その可能性を開くべきだと思います.
石川県では,現在の不況に対して,これまで慢性的に人手不足だった林業からの求人を出しているといったニュースが何度かありましたが,それが成功し,今後森林保全がきちんとなされるようになればと思います.

この米国の方針転換が他の国々に果たして影響を与えるのかどうかわかりませんが,仮に経済的に有利だという理由からであっても,環境技術の分野に投資がなされ,開発が進むことは悪いことではないと思います.
大国の持つ影響は望むと望まないとに関わらず大きいのは止むを得ません.であれば,良い影響を及ぼしてくれることを期待したいです.
もう一昨日のことですが,国土交通省RSSより「まちづくりフォーラム 信濃川にモール橋があったら?」という記事が紹介されていました.

恥ずかしながらモール橋というのもが何なのか知らないのでGoogleさんで調べてみましたが,これといったものはみつかりませんでした.
いくつかの記事を読んで,橋の上に店舗が立ち並んだもの,といった感じのものと理解しました.

日本ではあまりこうした橋は無いように思いますし,作りようによっては素敵なものにもなると思いますが,いかんせん新しいものということで住民の皆さんとの意見をやりとりする機会を持つべきということで,このようなフォーラムが開催されるのだと思います.

すべての公共事業についてフォーラムを開催するわけにはいかないと思いますし,その必要もないと思いますが,こうした動きが当たり前になってくると公共事業というものは自分たちも考えるべきもの,というふうに人々の意識も変わってくるのかもしれません.

信濃川のモール橋について,ずいぶん前に新潟シティプロモーションブログというところでも紹介されてたようですので,そちらもどうぞ.
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