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金沢大学角間キャンパスで働く准教授のブログです.大学や金沢での生活や,その他もろもろです.
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学術フォーラム「21世紀における科学と社会の新しい関係」での米海洋大気局局長ジェーン・ルブチェンコ氏の講演に関する記事.サイエンスポータルより.

科学者が社会に貢献するためのひとつの役割として,自らの知見・知識を提供していくことは当然のことですが,ルブチェンコ氏の「科学者が知識をどんどん深めることが社会のプラスになるためには,知識をきちんと伝える責任が科学者にはある」というのは,自らの研究活動のモチベーションとして社会があるのだということをより直接的に言い表しているように思います.

一方で,氏の講演の中の「報告書に科学論文を載せたにもかかわらず、事実が公表されなかったことがあった。」というのは,単に氏の経験を語るものではなく,科学を尊重した社会の在り方を述べたものだと考えられます.都合の良い科学的事実だけが伝えられる社会では,科学者が情報発信に消極的になることも止むを得ないと思います.

氏は「科学者の社会契約」という概念を提唱しているそうですが,実際には「科学者と社会の契約」として,両者がお互いを尊重しあうことこそ,健全な科学と社会の関係に必要ではないかと思います.
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各県に関する様々な統計量を用いて,その「幸せ度」というのを評価したという話題.MSN産経ニュースより.

法政大大学院は9日、47都道府県ごとの平均寿命や出生率、完全失業率、犯罪発生件数など40の社会経済統計指標から「幸せ度」を調べ、順位を発表した。1位は福井。未婚率が低く出生率が高いこと、障害者の雇用率や正社員比率も高く、犯罪が少ないことなどが評価された。(MSN産経ニュースより)

1位は福井ですが,2位は富山,3位は石川と北陸3県が表彰台独占です.ちなみに我が石川の評価は「失業者が少なく弱者向けの政策が行き届いている」とのこと.実感はしませんが,そういうことなんでしょうか.

私の周囲には子供の多い家族も多いですし,日々の生活やテレビニュースなどをみても平和だなぁと感じることは多いので,統計データも間違っていないように感じます.私個人としても,まぁ不幸せではありません.それなりに便利だし,のんびりしていて良いなぁと思います.東京出張が多い私としては交通の便が悪いように感じますが,そういった人はそう多くないと思うので,統計的には有意ではないでしょうな.

記事の最後に,研究を指導した教授の「それぞれの自治体が自分の強さと弱さに気付いてほしい」という言葉が紹介されていますが,まぁそういうことなんでしょうね.ということで,北陸3県も今回のランキングに溺れず,むしろ評価の低かった点に目を向けて,より良い地域づくりを目指して欲しいですな.
日本から海外への留学生を増やそうと,政府による奨学金枠が拡大されるそうです.毎日新聞より.

世界で活躍する人材づくりにつなげようと文部科学省は来年度、5000人超の大学生と高校生を海外留学させることを目指し、奨学金枠の拡大などに取り組むことを決めた。従来の5倍以上の人数で、5年後には大学・高校生各約1万人に増やす目標も掲げる。自身も高校卒業後、米国のジョージタウン大に留学した中川正春文科相は「若者は海外に飛躍し、元気な日本をつくってほしい」と呼びかけている。(毎日jpより)

記事によれば大学生は4倍(3000人),高校生に至っては40倍(2000人)に増えるとのこと.学生が留学したいかというと,留学の意向の無い学生の方が多いようですが,それは責められないことですよねぇ.ただ,海外で様々な経験を積むことは良いことだろうなとは思います.なんて言っている私が留学経験が無いわけですが.

私の場合は関心が無かったというのが一番大きいように思いますが,日本の多くの学生もそうなのではないかと思います.海外に留学して何をするのか,どんなことができるのかということを知る機会が全ての学生に与えられるわけではないと思いますし,知っていたら留学したいと思ったかも,という人も少なからずいるのかもしれません.

そういう意味では,留学したいと思う学生を増やすには資金援助に加えて,海外に行ってどんなことができるのかを知る機会を与えることも大切なのではないかと.働き始めてから「留学しとけばなぁ」と思うこともあるでしょう.私のまわりには働き始めてから海外に行く機会を得ている友人もいるにはいますが,制約の少ない学生のうちの方が行きやすいですよねぇ.

記事の中で専門誌の編集者の「これからは語学力を磨き,異文化に対応できる力が重要」という言葉が紹介されていましたが,実際は目的なんてしっかりなくても,海外での経験で様々に成長できるでしょうし,なんだかんだ言わずとにかく行ってみるというので良いのかも.結局.
そろそろ雪が気になる季節になりつつありますが,石川県内での雪に関する気象警報の出され方が変わるとの話題.ふるさとメディア・北國新聞より.

石川県内の大雪警報と注意報の基準が今冬、24時間単位から12時間単位の降雪量予 想に切り替わり、降雪ピークがよりつかみやすくなる。金沢地方気象台の基準見直しは4 0年ぶり。北海道や東北地方は既に導入しており、暖冬傾向とはいえ短時間に集中して降り続く「ゲリラ大雪」が起きている石川も本格的な雪国仕様の予報で対応を強化する。(北國新聞より)

記事では,これまでの24時間警報ではピークの予測に幅ができてしまうために除雪等の対応に遅れが出てしまう場合があったと書かれてしましたが,仮に24時間であっても警報が出されたら,その後の時間降水量予測などを随時確認しながら作業を検討すべきではないかと思うんですが,どうなんでしょうねぇ.24時間で何センチと言われたら,いつ強まるとかと考えるのは不思議ではないと思いますが.

ところで「ゲリラ○○」という言葉,どうなんでしょう.前にも書いたことがありますが,本当に全く予測され得ない大雪や大雨のみに使って欲しいんですが.インパクトのある言葉ではありますが,与え得る影響というのも考えるべきだと思います.
我が国で現在開発中のスーパーコンピュータ「京」が今夏世界最高の演算性能を出したそうですが,開発には経営陣からの反対や技術的な課題をクリアするための工夫があったとのこと.MSN産経ニュースの記事です.

詳細は記事を参照して頂くとして,課題をクリアするためのアイディアを出すとともに,それを実現するために意地になって取り組むという姿勢に,技術者魂というようなものを感じました.私は技術開発的なことはしていないのですが,今回の記事のようなことに触れると,憧れたりしますよねぇ.プロジェクトXな感じで.

そうした技術開発への努力と,そこでの人間の葛藤やドラマというのは今日もあるのだと思うと,国として成長しようとしていた時代と同じような熱気はまだ失われていないし,そうしたところで働きたいと思う人がいてもおかしくないのではないかと思います.経済の伸び悩みとかあるようですが,技術開発の場での熱は冷めていないことを多くの人が感じて,取り組む人が増えるといいなぁと思いました.
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