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金沢大学角間キャンパスで働く准教授のブログです.大学や金沢での生活や,その他もろもろです.
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金沢にには全国で唯一の市営水力発電所があるそうです.電力供給のためのエネルギー政策が議論される中,参考になるような,ならないような.ふるさとメディア・北國新聞より.
東日本大震災の影響で、今夏は北陸でも電力需給ひっ迫が懸念され、節電策を考える家庭も多そうだ。目に見える形がなく、どこから来るのか実感の乏しい電力だが、実は金沢市内には心強い自然エネルギー発電がある。犀川の水の流れを利用した水力発電だ。全国で唯一の市営水力発電所は、人知れず地道に市民生活を支えていた。(北國新聞より)
記事の論調は,今夏も粛々と生活を支えるために稼働しますという感じですが,広報活動に力を入れたいという所長補佐の言葉も紹介されており,何かの契機になれば幸いなのかなと思います.ただ,市営であることのメリットは述べられていませんでした.そういう部分がアピールできれば,広報活動も単に施設や事業紹介にとどまらず波及効果も期待できると思うのですが.そもそもメリットがあるかわかりませんが.まぁ水力なのでクリーンであることは利点だと思います.

また,この発電施設では犀川ダムの水を利用しているようですが,その是非については様々議論されていますし,全国的にもダム建設は必ずしも推進というわけではない現状を考えると,クリーンだからといって同様の事業を実現するのは簡単ではないかもしれません.とはいえ,今はあらゆる技術を再考することも必要だと思いますし,まずは広く知ってもらえれば何よりです.
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今年度から土木学会誌の編集委員を拝命致しまして,任期は二年.本日は就任最初の委員会で,東京・四谷の土木学会まで.

新体制での一回目ということで,新委員の写真撮影とオリエンテーションというのがあり,そのあと班ごとの
打ち合わせをして,本委員会.編集委員は40人くらいですかね.なかなか大きい委員会です.

こんなことを書いたら怒られるかもしれませんが,今までは毎号しっかり読んでいたというわけではありませんで.ぱらぱら~っとめくってあまり関心が湧かない号は研究室の学生にまわして,興味のある記事はそこだけ破ってファイリングしていたりと,作っている方々にはおよそ顔向けできないような読者でした.が,これからは自分が作る側ですからねぇ.心を入れ替えて熟読したいと思います.

と,これまでは不真面目な読者だったわけですから,どんなふうに学会誌を作っているかなんて全く知りもしなかったわけですが,どの記事もかなりの時間をかけて書かれているということがわかりました.
委員会ではコンセプト案,ディテール案,最終案の3段階で主査となる委員が発表し,みんなで記事内容を議論して.Goとなったら著者候補の方々に執筆依頼をして.時には取材に行って,記事も書いて.その後も校正とか.色々と大変(そう)なことはバッチリ理解しました.

今回は前任の委員の方々もいらっしゃっていて,簡単な懇親会のあとに一人一人からご挨拶がありましたが,皆さん大変だったけど楽しかった,ためになったとポジティブな感想を述べてらっしゃいました(最後のあいさつで恨み節をいうわけもないのかもしれませんが).どんな仕事にも苦労はつきものですから,就任した以上色々と勉強させてもらうしかないですね.

ということで,会員の皆さんの関心を惹き,面白いと思ってもらえるような学会誌作りに貢献したいと思う次第であります.ありきたりですけど.

最近のサイエンスポータルでの記事で「卓越教授」という肩書の方が紹介されていました.現在の大学の研究職というと,教授,准教授,助教が主たる職名で,一部講師があったり,プロジェクト付の研究員があったり.かくいう私も「特任」助教という,通常の助教とは異なる肩書なのです.

が,「卓越教授」というのは聞いたことがなかったのでGoogleで検索したところ,いくつかの大学でそのような職制があるようです.具体的な内容はわかりませんが,非常に優れた成果が期待されそうな研究者を好待遇で雇用し,大学の研究力を強化しようということのようです.

現在の私の「特任」という立場も,研究予算や学内業務の免除など,優遇されている部分も多いのですが,卓越教授の中には通常の教授よりも給与が20万円も高い(!)ものもあるようです.研究者という職は,必ずしも高収入が期待できるものではありませんが,このような待遇があるとなれば希望する人が多くても不思議ではないと思います.

こうした特殊な採用は地方大学が優秀な研究者を集めるために実施されることが多いようですが,魅力的な待遇であれば研究者にとっても好ましいことに違いありませんし,うまくいけば両者にとってHappyですよねぇ.また,優秀な研究者がちらばることが国全体にとっても良いという考え方もありますし,そうなると大学と研究者の当事者以上に良い効果があるのかもしれません.

研究者の雇用形態も多様化しているというのは間違いないと思いますが,その影響を受けかねない私としては,少しでも魅力的な待遇が提供されるような時代がくればなぁと思ったりする次第です.
気象庁が10年ぶりに平年値を更新.それに伴い,金沢の平年降雪量(というのかな?)が20%以上減少することとなったとのこと.ふるさとメディア・北國新聞より.
気象庁は18日、気温や降水量などを比べる基準となる「平年値」を10年ぶりに更新した。金沢では年間平均気温が0・3度上昇し、これに伴って降雪量が360センチから281センチへと22%減少。猛暑と暖冬が反映され、地球温暖化が顕著にデータに表れ た。

 今回の改定では、1971~2000年の30年間の平均から、1981~2010年の平均に切り替えられた。(北國新聞より

平均気温は0.3度の上昇,変化が大きい月でも0.5度とのことなので,日々の天気予報で「平年並みです」とかいう場合にはさほど影響はなさそうですが,降雪量が80cmも減少となると大きいですよね.仮に300cmの降雪があった時は,今までは平年より少なかったのが,これからは平年より多いということになりますから.体感的には減少しているのに,統計的には平年より多いというちょっと変な感じになるのではないかと思います.

そう考えると,変化する気候に対して「平年並み」ということに意味があるのかどうかもわからなくなります.「この30年では平年並み」と言えば納得ですが,表現が回りくどくなりますし.とはいえ,何らかの比較を示してくれた方が,情報の受け取り手としては実感し易いというのもやはり確かなような気がします.

平年値が改められる,なんていうことは全ての人が知っているわけでもないでしょうから,そうした統計値に基づいて情報発信する人々は,工夫というか配慮が必要そうですね.
CREST打ち合わせのために山梨大学まで出張.

金沢-甲府の経路をいろいろ調べたのですが,鉄道も航空機も6時間くらいで同じだったので運賃の安い鉄道で移動.
金沢7時発のはくたかに乗って,報告準備などしながら過ごしていたところ,強風の影響で電車が遅れるとのこと.5分,10分と遅れて,最終的には30分くらいの遅れに.こりゃもう打ち合わせ開始には間に合わないなぁとあきらめ,大宮駅にて新宿-甲府間の特急券を変更.

大宮から埼京線で移動し,新宿には11時59分着.もともと乗るはずだったスーパーあずさは12時ちょうど発なので,もしかしたら間に合ったりするかも,と早足でホームに向かったところ,出発の直前(!).奇跡的に乗り継ぎに間に合い,予定通り甲府へ.

ただ,乗り換え時間に弁当でも買おうと思っていたものの,それは叶わず.朝食に買ったあんぱんの残りでわびしく昼食を済ませました.

打ち合わせでは昨年度の活動報告と今年度の予定などの議論.グループ間でのデータのやり取りなどを行うことが予定されているため,どのようなニーズがあるか,どういったタイミングで作業を進めるかなど,詳しめに議論しました.こうした機会が頻繁に持てれば良いのですが,我々のグループは山梨・鳥取・金沢という地方組で,集まるのも難しいのです.しかし,今回は様々な意見交換やそこから得られたアイディアもあったので,非常に有意義でありました.

夜は懇親会.山梨の日本酒とワインとウィスキーをおいしく頂きました.話の中でB級グルメで優勝したとりもつ煮の話題が出て,2軒目は実際に大会に出たお店に連れて行ってもらいました.想像以上に熱々でしたが,確かにおいしかったです.
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