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金沢大学角間キャンパスで働く准教授のブログです.大学や金沢での生活や,その他もろもろです.
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比較的金沢大学の近辺に暮らしている学生が通学する上で非常に助かっている「100円バス」.導入から5年が過ぎようとしているなか,継続が危ぶまれているとのこと.朝日新聞より.
金沢大学への通学に使われている「100円バス」が、存続の危機に揺れている。2006年度から今年度までの実証実験として始まり、通常運賃から値下げし たことで乗客は2倍以上に増加。大学側は来年度以降の継続を求めているが、運行する北陸鉄道は「大幅な赤字だ」として継続に慎重な姿勢だという。(asahi.comより)
私は100円バスの対象区間に住んではいないので直接的な恩恵には預かっていませんが,学生にしてみれば支出を節約できることは非常に助かるはずです.残念なことに金沢大学は交通の便が良いとはいえない立地なので,公共交通による輸送の充実は欠かすことができませんし,公共交通があることで自家用車利用が抑制されるなど,社会全体としての利益という意味でもプラスの効果は小さくないのではないかと思います.そのことが収益を目的とした民間企業の事業実施のインセンティブになるのかはわかりませんが.

ただ,記事によれば試算による運賃収入を維持できる利用者数以上の実績をあげているということです.継続しないことの理由が赤字ということですが,運賃収入を維持できているのに赤字というのは良くわかりません.仮に運賃を元に戻してしまい,利用者も元の数字に減少したら,今の収入より減少するようですし,現状は悪くないのではないかという気がします.

最終的にどうなるのかわかりませんが,願わくば制度継続を期待したいと思います.もし北鉄バス単独での事業維持が難しいのであれば,行政に支援してもらうということはできないものでしょうか.学生のまちを目指す金沢市にとっては,学生にとって住み良い環境を整えるのも大切のことだと思いますし.
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北陸新幹線開業に向けて,黒部市が水をテーマにした野外博物館を整備するそうです.ふるさとメディア・北國新聞より.
黒部市は新年度、北陸新幹線の新黒部駅(仮称)に併設する「地域観光ギャラリー」の 基本計画を策定することを決めた。黒部川流域を水博物館に見立てる「フィールドミュー ジアム」の玄関口として同ギャラリーを位置づけており、ミュージアムを担当する専門職 員も今春、初めて採用する。2014年度末の金沢開業に備え、新川地域の魅力を高め、 黒部川など水にちなんだ自然環境を生かして誘客を図る。(北國新聞より)
記事では新しくできる新幹線の新黒部駅に,野外博物館の玄関口的なギャラリーを整備するということしか紹介されていないので,野外博物館全体のイメージがわかりませんが,黒部狭谷などの自然環境を体験することができるようなもののようです.

観光資源としてどのくらい魅力的なものなのかわかりませんが,広報や売り込み方が大事になるんでしょうね.行きたいと思わせるような仕掛けも必要だと思いますが,その辺は地元の人がしっかり考えているんでしょう.

いちおう水環境を研究する者としては「水」博物館の水がどのような「水」をどこまでカバーするのか非常に気になりますが,それはいずれ完成した折に,観光に行って楽しみたいと思います.
まちづくりにおいてコンパクトシティという考え方が少し前から言われるようになっていますが,素の実現に向けて政府が動き出すらしいです.
政府は5日までに、街づくりの基本理念をまとめた「都市再生基本方 針」を大幅改定、郊外開発を抑制して都市機能を中心市街地にコンパクト化する方向性を本格的に打ち出すことを決めた。人口減少時代に対応し、ビジネス機能 や住宅を市街地に集中させて効率化、自動車利用を減らし温室効果ガス排出抑制を図る。1月中の閣議決定を目指している。(47NEWSより)
開発を抑制するための方策と求心力のある市街地の整備というふたつの方向性があるようですが,具体策は示されていないとのこと.考え方や理念だけをまとめただけでは,実際の地域づくりに携わる行政は結局なにをすれば良いのかわからず,あまり有効とは言えない無駄な仕事をすることになってしまいかねないので,明確なビジョンを示すべきだと思います.

もし参考にしている地域があるのであれば,それを示すのも良いことだと思います.そのモデルと自分たちの地域を比べながら,実際に導入できそうな施策は何か,どうすれば実現できるか,あるいは何は実現できないかということを考えながら,各地域にあったコンパクトシティの姿を描いていくというプロセスがとれるのではないかと思います.

また,本気で実現を狙うなら,ひとつのモデル地域を作り,国がコンパクトシティづくりを実践してみても良い思います.そうでもしなければ,おそらく日本のどこにも理想的なコンパクトシティはできないだろうと思います.「仕事をしている風」を装うだけであればそれでも良いですが,人口減少と地球環境というふたつの問題への有効策として実効性をもたせたいのであれば,それを望む人たちがしっかり動かないとダメだろうと思います.

久しぶりの,しかも年始早々の記事のタイトルにしては元気が感じられませんが,年末年始と珍しくしっかりと体調を崩しまして,ようやく元気になりつつあります.

年末に東京で観測作業を行ったのですが,ながらく体を動かしていないにも関わらず重い荷物を運んだりしながら寒風吹きすさぶなか長時間屋外にいたため体力を奪われたのか,喉がすっかりやられまして.年を忘れるような忘年会にも参加できず,昨日金沢に戻る頃に多少良くなりました.
仕事始めに大きな影響がなかったのがせめてもの救いです.年の初めに嫌なことを済ませておけば,あとは良いことだけが来るものと信じて一年をスタートさせましょう.

年末年始の金沢は雪が続くとの予報でしたが,帰ってみるとさほどつもってもおらず,今日も朝は多少降りましたが,本格的な雪景色とはなりませんでした.金沢生活に戻るまでは,激しい雪にはご遠慮願いたいと思います.

今年もやりたいことは山ほどあるわけで,それらを着々と進めていこうと思います.年始という意味では,まずはそれらの進め方と全体像を一度整理してみても良いかなぁと思ったりしますが,とにかく前へ前へ進みたいと思っております.
科学研究費補助金の制度改正方針が決まったとのこと.Yomiuri Onlineにて.
政府は、来年度予算編成で、「科学研究費補助金(科研費)」の一部について、翌年度への繰り越しが自由にできる制度改正を行う方針を決めた。

 

単年度予算の制約を受けない「基金」の形で補助金を運用する。年度末の予算消化のために生まれる無駄をなくし、研究費を効率的に使える体制に改める。研究が進んだ場合は、研究費を前倒しして使うこともできる。(Yomiuri Onlineより)

年度末の予算消化や,止むを得ない事由による繰越手続きの煩雑さなど,非効率と思われる部分が改められることは,研究者にとってはもちろん,財源となる国税の納付者にとっても合理的な措置だと思います.一般に制度などは初めから完ぺきなものができるわけもないでしょうから,ある程度の時間が経過したら,レビューして改善するというプロセスがあるべきで,当然の動きかと思います.

記事には「『基金』の形で補助金を運用する」とありましたが,この点は良く分かりません.完全に時間的な制約を受けずに予算の運用ができるということなのでしょうか.慣れるまでには戸惑うこともあるかもしれませんが,研究者も新しい制度に慣れる努力も必要そうです.
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