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金沢大学角間キャンパスで働く准教授のブログです.大学や金沢での生活や,その他もろもろです.
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AGU Fall Meeting 2010最終日.

午前中にポスター発表で,向かいがたまたま知っている先生でした.
私のネタは温暖化実験結果の解析と,数値気象モデルによるダウンスケーリングだったのですが,手法はその先生のグループで行っているものを参考に進めているので,様々な意見がもらえました.特に数値モデルについてはかなり詳しい方なので,色々アイディアを得ました.帰ってから試してみたいと思います.

午後は気が抜けたのか無性に眠くなり,現在こちらで20時を過ぎたくらいですが,もう寝ようかと思います.
ということで,おやすみなさい.明日は帰国です.
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AGU Fall Meeting 2010 参加二日目.

本日は事前にプログラムを確認し,計画的な参加.様々な研究に触れながら,直接自分の研究に関わらない内容からも,多少のInsprirationを受けつつ刺激を受けました.今までの自分の考えだけでは至らなかった部分や新しい考え方なども知ることができ,有意義な一日.

現在の自分の取り組みの中で直接には関係ないものの興味を引かれたものとして,GeoMIPというものがありました.どういうものかというと,Geoengineeringという,自然環境に人間が働きかけて気候のコントロールを狙うという分野において,Model Simulationによる評価をしようというものです.

具体的には,温暖化を減速させるために硫黄分を大気中に放出することで,その影響を見積もるというものでした.温暖化の観点からは低減あるいは冷却が期待されるようで有効なようでしたが,一方で降水量減少につながるかのうせいもあり,食料生産への影響を考慮する必要があるというものでした.発表の中では,気候変化よりも肥料等の技術革新の影響が大きく,Geoengineeringの影響は必ずしも食料生産に負の影響は与えないといった議論だったかと思いますが,今後詳細な解析等が必要かと思います.

こうした研究は米国の急進的な研究グループがやっているのかと勝手に思っていたのですが,日本の研究機関もグループとして活動するようで,案外Geoengineeringの有効性が今後の地球環境のの議論に出てくるのかもしれません.

夜は恩師と後輩夫妻とSeafood and wine三昧.精神的に贅沢な夜を過ごしました.
本日よりAGU Fall Meeting 2010に参加のためサンフランシスコに出張.

10月から羽田空港の国際線が充実するということで,そちらで行ってみようかと考えていたのですが,復路が羽田に着くのが22時過ぎ(半ころ?)で,その日のうちに金沢には帰れず,余裕をもって講義に間に合わなそうなので成田からにしました.関東近辺の人なら夜便も便利かと思いますが,地方からだと必ずしもそうではありませんな.

本日の日本海側は天気が悪く,糸魚川や十日町あたりはけっこう雪が積もっていました.成田のほうも天気が悪かったら嫌だなぁと思っていたのですが,トンネルを抜けて高崎あたりに出たときには見事な快晴でした.「国境の長いトンネルを抜けると晴れた空っ風であった」みたいな感じですかね.
普段は「日本海側のどんよりした冬」というのは意識しませんが,こうも極端な対比を目の当たりにすると,やっぱり違うんだなぁと痛感します.

成田からサンフランシスコへはUnited Airlinesで.今回初めて使いましたが,先日タイに行ったときのANA便より座っていて楽チンでした.やっぱり体の大きな欧米人サイズなんですかね.客室乗務員の人の接客は日系の航空会社が圧勝ですが,長時間のフライトにはそんなことより座席の快適さの方が大事かなぁと思いました.

サンフランシスコも天気が良く,恐ろしく寒いという感じではありませんでした.お昼を過ぎたくらいに少し眠くなりましたが,ひどい時差ボケも感じず,楽しくポスターをみたり発表を聴くことができました.
事前にプログラムをチェックして来なかったので,いつどんな発表があるのか全く把握しないまま初日は過ごしてしまいましたが,明日・明後日は面白そうな発表に狙いをつけて聴きにいきたいと思います.
MSN産経ニュースで連載されている「水異変」,第3部まで終わりました(こちら).これまでの第1部,第2部の記事も読むことができます.
第1部では日本の水源林が外国資本に買収されるかもしれないという話題,第2部では水道事業のあり方,そして第3部では地球規模での水不足の話題が紹介されています.

私は水に関わる研究に取り組んでいますが,水資源に関する研究は昨年からちょっと始めたというところで,まだまだ勉強不足なので今回の記事は色々知るには良いきっかけでした.研究テーマとして深めていくにはちょっと手がまわらないというのが本音なので,これからも何らかの形で知識を広め,自分なりの考えというものを構築していければと思います.

第3部の終わりには,「水問題を解決できる人は2つのノーベル賞に値する.1つは平和への貢献で,1つは科学への貢献である」というケネディ元米大統領の言葉が引用されています.私は始めて知りましたが,それだけ水問題は人類にとって深刻なものになり得る,あるいは既になっているということを表しています.水の豊かな日本にいると,その貴重さに気づきませんが,水に関わる研究者としては忘れずにいなければいけませんね.
某大手古書チェーンで高校生の頃によく読んでいた作家の小説を見つけまして,通勤のバスの中で読んでいます.

読み始めたときには,高校生の頃に読んでいた作品とは印象が違うなぁと感じていたのですが,読み進めるに従って,文章に彼のにおいを感じるというか,「あぁやっぱり同じ作家の作品だなぁ」と感じるようになりました.とともに,懐かしさと同時に,その頃熱中して読んでいた気分も蘇るようで,読むことで当時を感じられる作品や作家に出会えていたことにささやかな喜びを感じます.

音楽や歌には,それを聴くと当時を思い出すということがよく言われると思いますが,小説や映画でも,それを読んだり観たりした頃のことが懐かしく思い出されることがあります.まだまだ過去を懐かしむには早すぎると思わないでもありませんが,折に触れそう感じることがあることは止むを得ないわけで,それも楽しいといえば楽しいです.

ただそれを感じたのは,ちょっとお酒が入っていてのことなので,もしかするとシラフでは感じなかったりするかもしれません.アルコールのせいで理性のようなものが抑制されていたせいで感受性が少し高まっていたとすると,普段はそういう感覚が鈍っているとも考えられるわけで,となるとちょっと悲しいです.

何にせよ,多少なりとも非日常を感じるなり疑似体験できる作品を楽しめることは幸せなことには違いないですな.願わくばひとつでも多くそうした作品や経験に出会えればと思います.
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