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金沢大学角間キャンパスで働く准教授のブログです.大学や金沢での生活や,その他もろもろです.
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すっかり忘れていましたが,昨日と今日は金沢大学のオープンキャンパスでした.私は特に何をするでもなかったわけですが(何かすることになっていたら,すっかり忘れません),学食に行ったら高校生と思しき人をちょいちょいみかけました.

大学生をみても幼いと感じるようになってきた私にとっては,高校生はまだまだ子供に見えて仕方ありません.私も彼らの倍近く生きてしまったので,それもやむを得ないかもしれませんが.

で,肝心のオープンキャンパスではどのような催し物があったのかというと,さっぱりわかりません.通勤の途中でも,学食の行きも帰りも関係なさそうなところしか通らなかったもので.

昨年のオープンキャンパスの日は,たまたま出張帰りで,そのまま大学に向かうために駅から乗ったバスに高校生がたくさん乗っていて,大学についてもワサワサ人がいたのですが,今年はそうでもなかったように感じます.ちょうど昼休み時だったのであれば良いですが,実際に見学に来た学生さんが少ないのだとすると,どうなんでしょう.まぁそんなことはないものと信じましょう.

オープンキャンパス用に臨時バスも出ているようですが,我が大学は立地が良くないのが難点です.もうちょっとアクセスが良ければ気軽に来られると思うのですが.とはいえキャンパスを動かすなんて無理ですからね.出前オープンキャンパスとかやったら効果あったりするかな.でも準備とか大変そうだな.ということで却下ですな.
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本日はCRESTでの研究活動報告と領域アドバイザーの先生方との意見交換のためのサイトビジットで東大まで.

水利用に関する課題の中でも,私が参加させて頂いているチームは非常に多くの研究者が集まっていて,水資源・水利用に関する分野はほぼ網羅されているのではないかと思うくらいです.
そんなわけなんで,研究活動報告も聴いていてさっぱりなものもありました.私はもっぱら水の「量」を対象に研究してますが,水には「質」の側面もあって,DNAとかウィルスとか,しかも研究レベルですから.まぁーわかりません.それに比べると私の研究内容はなんとなく他の方にも感じくらいはわかってもらえるのですが,メンバーの研究内容がわからない者が同じチームにいてよいものか,ちょっと恥ずかしくなります.

我々のような土木寄りの分野の人間が量的な水の問題をクリアしても,質的に使えないと言われてしまえば水資源の問題は解決しないわけで,水質の人達の活動も何となくで良いからしっておかねばいかんのかなぁと思いました.そうした意味で,今回のチームに入れて頂いたのは良い勉強の機会になるかもしれません.

メンバーが多いぶん研究報告に時間がかかったせいか,あるいは分野が多岐にわたりすぎて,アドバイザーの方々も悩まれたのかわかりませんが,次々意見が出てくるという感じではありませんでした.
そんななか,分野が多岐にわたる我々のチームには水利用のグランドデザインを提案して欲しいとのご意見がありました.そしていずれは,そうした考え方が国内だけでなく,広くアジアや他の地域にも広まって欲しいと.なかなか壮大ではありますが,環境の世紀ともいわれる時代に,そうした課題に取り組むことができるのは喜ばしいことだと思います.

ということで無事サイトビジットは終了.プロジェクトはまだ4年以上ありますが,研究成果を出すとともに成長したいものです.
我らが金沢大学は元々旧制第四高等学校で,今でも旧校舎が四高記念館として残されています.
で,「四高」は何と読むのが正しいのか,という記事.ふるさとメディア・北國新聞より.
金沢市に今も残る「四高」の赤レンガ造りの校舎は、学都金沢の象徴といえる。母校である金大の前身が四高で、「しこう」と読むのが常識と思っていたのだが、最近は「よんこう」と読む人も多いらしい。先月末に同市で開かれた、校名に数字が入る「ナンバースクール」が所在した都市の会議「大学都市フォーラム」の市長あいさつで、山出保市長は「よんこう」と呼んでいたとか。正しい読みは、いったいどっち?(北國新聞より)
今でこそ私も「しこう」と読んでいますが,こちらに来た当初は「よんこう」だと思っていました.語呂としては「よんこう」の方が良さそうに感じなくもありませんが,そこには「し」を「死をも恐れぬ意思の表れ」とか「志」「士」に結び付けるとか,単に音のよさではなく意味合いにまでこだわりがあったということで,記事では「しこう」の方に軍配をあげています.

思えば私の通っていた高校は元は旧制中学で「府立四中」でした.四中卒の私が四高に来たのも何かの縁かもしれません.ちなみに「四中」は「よんちゅう」です.たぶん.
昨年の「事業仕分け」での研究開発への予算配分に関する議論はちょっとした話題になりましたが,それを受けてということか,文科省が科学技術戦略策定のための研究プロジェクトを発足させるらしいです.読売新聞より.
文部科学省は来年度、科学技術への効率的な投資のあり方について研究するプロジェクト「政策のための科学」を発足させる方針を決めた。

 

 科学技術の戦略作りに生かす。昨年の「事業仕分け」で研究の意義を十分に説明できなかった反省を踏まえ、研究投資の根拠を明確にする狙いもある。(Yomiuri Onlineより)

分野ごとに,科学への投資による経済波及効果等を分析し,最適な投資や政府予算配分の戦略につなげるとのことで,「政策のための科学」コースを2~4か所の大学院に設置し,教育研究拠点を構築するとのこと.
記事にもありますが,研究開発は不確実な要素も多いので,本当に「正しい」分析ができるのかどうか,それを次の投資・予算配分に反映し,狙った成果が出せるのかは難しいように思いますが,根拠があいまいな予算配分ではいけないのも確かですし,成果よりもプロセスの正当性は確保できるように思います.

米国では2006年から科学投資の有効性を検証するプロジェクトが発足しているらしいですが,誰もが腑に落ちる調査結果なんでしょうかね.また,それを既に次の予算配分に活用しているのかどうか.
まずは調査・分析の実施が先決ですが,なかなか他人事とはいえないことですから,我々研究者の目につきやすいように活動報告等の公表をして頂きたいです.
比較的大きな研究予算を獲得した研究者にアウトリーチ活動(社会への研究成果の発信)が義務化されるらしいという話題を前に紹介しましたが,それに関連する津村啓介・内閣府政務官のインタビューがサイエンスポータルで公開されました(こちら).

こうした義務化の主たる目的は,「国家予算を研究費として使う以上,その説明責任がある」ということなのだろうと解釈していましたが,記事の中では「科学・技術をサポートする国民世論の形成」「若い優秀な人材発掘のための活動」という側面が強調されていました.

アウトリーチ活動によって果たしてどれほど後継者を育てることにつながるのかは未知数ですが,やり方次第では研究者を志す人たちが増える可能性もあることは確かだと思います.それを研究者の大切な役割のひとつであると位置づけ,これからは活動していく必要があるということでしょう.

うがった見方をすれば「政治家はうまいこと言いよる」といえないこともないですが,決して間違ったことを言っているわけではないと思います.ひとつの理想であるといえるのかもしれません.研究者とは真実や理想を追求するものですから,仮にそれが弁舌巧みな政治家の口から出た言葉であったとしても,正しいと思われることであれば取り組むべきではないかと思います.

とはいえ,そのことが研究活動の妨げになっては本末転倒なわけで,インタビューの中にもありましたが,アウトリーチ活動を支援する仕組み作りもしっかり進めて欲しいと思います.
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