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金沢大学角間キャンパスで働く准教授のブログです.大学や金沢での生活や,その他もろもろです.
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総合科学技術会議が,科学・技術関連の来年度概算要求の優先度判定の際に若手研究者からも意見を求めることに決めたとのこと.サイエンスポータルより.

これまでの優先度判定では総合科学技術会議の議員以外の外部有識者にどのくらいの年代の方まで含まれていたのか知りませんが,狙いとしては今までとは違った意見を汲み取ろうということでしょうかね.これまでと同じような意見しか得られなかったらあまり意味がありませんし(そうでもないかな.年長者も若手も考えることは同じという傾向が出たら,それはそれで良いのかも).

仮に若者から新しい意見を得るのが目的だとして,これまでは年長者の豊かな見識と経験から,今後重要と思われる分野を決めてきたものの,それでは物足りないというか,最近よく耳にする「イノベーション」を実現するには挑戦的な意見が欲しいということでしょうか.先日亡くなった京大の森毅名誉教授も「良い子なだけではいかん」的なことをおっしゃっていたそうですし,大胆な意見を受け入れる可能性が出てくるとすれば面白いかもしれません.

まぁ吉と出るか凶と出るかはわかりませんが,何か新しい方向に向かったりすると楽しいですねぇ.
とはいいつつ,「若手」といっても研究者の中では40代とかも若手に入ったりすることもあるので,それなりに大人の意見がでるのかもしれません(全く参考にならない意見をだされても困りますしね).
さすがに博士取り立ての20代後半とかでは,まだまだ博い知識もないし俯瞰的な意見は出せないと思います.30代半ばくらいの我々としては,色々考えたりするようになってきたものの声を掛けられるわけもなく,「どうせ意見なんか聞いてもらえないんだろ」と,ちょっとふてくされる感じになるかもしれませんな.
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オランダのデルフト工科大学などが,洪水対策訓練のためにコンピュータゲームを開発したという話題.毎日新聞より.

国土の4分の1が海抜0メートル以下にある「低地の国」オランダで洪水対策にコンピューターゲームを活用する計画が進んでいる。地球温暖化で洪水の危険が高まる中、シミュレーションを使った訓練で「まさかの時」に備え、対応を迅速化するのが狙いだ。(毎日jpより)

「堤防の亀裂を見つけて危険を知らせる杭を立てる」という内容だったりするらしいです.どんなインターフェースなのかわかりませんが,ユーザーが3D空間を移動しながら的な感じなんですかね.バイオハザードみたいな.あるいは地図上の危険地点を知らせるマークとかを探すのかな.でもそれだと,実際の現場でも危険を知らせるシステムが整備されていないと「訓練」にはなりませんわな.整備されているなら良いけど.

「降水量や水位上昇を予知して危険性を割り出し,どのような措置で被害が軽減されるか計算する」のが目的,ともあるので現場の作業員を動かすというよりは,管制システムのシミュレーション見たいな感じかも.

実物を見ていないので「ふざけてんのかな?」と感じないこともありませんが,オランダはかなり真剣にこの事業に取り組んでいるようで,インドネシアへの技術移転も検討しているとのこと.「ITを使い以下に早期警戒の仕組みを作るか」という目的はまっとうなものなので,そこへのアプローチがユニークだということで理解しましょう.こうした取り組みから「本物」が生まれることだってあるはずですから.

科学技術振興機構の調査で,小学校教員を養成する大学・短大の学生の半数以上が理科を教える技能に自身がないと考えていることが明らかになったとの話題.サイエンスポータルより.

「理科専修を除く学生の半数以上」ということなので,理科の先生を目指す人には当てはまらないのだと思います.そう思いたいです.
ということであれば,理科は理科の先生に教えてもらえば良いし,その方が良い授業が受けられると思うので,問題はないのではないかなぁと思うのですが.はっきり覚えていませんが,小学2年生か3年生の時には理科の先生に実験を教わったりしているような気がします.自信がないと答えていても,低学年にであれば教えられるのではないかと思います.

物理の指導に関しては「嫌い」「大嫌い」と答えた学生が7割以上だそうです.大学に入ってからの物理はレベルが高くなったので,なかなか面白いと感じることは難しかったですが,高校の物理は面白かったし,好きでしたけどねぇ.そういう学生は理科専修を選択するのかもしれません.

小学校での理科教育がどうなっているのかわかりませんが,先生が「理科が嫌い」というオーラを出していては,子どもたちもそうなってしまうのではないかと思ったりもします.子供たちには「理科は楽しい・面白い」という雰囲気の中で理科を学ぶ環境を作ってあげて欲しいと思います.
WRFを用いて行っているダウンスケーリングを,より高機能な計算機環境で実行しようということで,AIXをOSとする計算機で並列計算を含めたWRFのコンパイルに取り組んでいるのですが,これがなかなかうまくいきませんで.

並列計算しない場合にはうまくいったのですが,まず並列計算に必要な環境が導入されておらず,それを色々と悩みながら取り組んだものの結局ダメで,最終的には計算機の管理者の方にお願いしてMPICH2をインストールして頂きました.

これでいけるだろう,と思っていたものの,次から次へのWarningやらエラーやらで,少しずつ設定を変えながら進めております.先週末から始めて,ぼちぼち一週間が経とうとしていますが,果たしてうまくいくかどうかは微妙なところ.色々な条件から絶対に成功させないと後々大変なのは目に見えているので,本来進めなければいけない仕事にも手をつけないでいるんですけど.

色んなキーワードでウェブを探ったりもしていますが,ずばりという解決方法は見つからず,一応参考にしている情報も,本当にその解決方法で良いのかわからない状態.誰か教えてくれないかしら.
現在の私のボスが「第3回海洋立国推進功労者表彰」の「海洋立国日本の推進に関する特別の功績」で表彰されることになりました(学内広報文部科学省).
文科省ウェブページの資料を読んで頂けるとわかりますが,主に日本海における沿岸環境保全等への貢献が認められたということです.まだ着任して2年経っていない私は,いずれの活動も存じ上げないのがちょっと申し訳ない感じです.まぁ仕方ありませんが.

ということで非常に喜ばしい報告でした.


報告だけではさみしいので,本日の科学に関係しそうな記事.毎日新聞より.
わが子に「理系進学」を希望する父親は、文系進学を望む父親より4倍多いことが、化学メーカー「クラレ」の調査で分かった。日本の政治や経済に閉塞(へいそく)感が漂う中「子どもには論理力や専門性を武器に生きていってほしいという親心の表れではないか」としている。(毎日jpより)
文系では論理的思考が身に着かないということはないと思いますが,イメージでしょうかね.専門性の高い知識を得ることは確かにできると思います.
「楽しい人生が送れる」という選択肢では,文系の父親で19%,理系の父親では5%が選んだそうです.私は一応理系ですが,自分の仕事は面白いと思いますが.まぁ,人生=仕事ではないので,仕事は楽しくても人生は楽しくないという人もいるのかもしれません.それはどうかと思いますが.

56%の父親が子供の理科の教科書の分量が足りないと感じているそうです.こうしたアンケート結果を受けて,小中高での理科教育がより充実したものになれば良いなぁと思います.私がその教育を受けられるわけではありませんが,じじいになった時に,良い理科教育を受けた若い研究者や技術者の成果を享受できる楽しみもありますから.
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