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平均気温だけでなく,最高気温や最低気温についても上昇傾向があるらしいです.まぁ当然のように思いますが.原因については,地球規模の温暖化には言及しておらず,緑の減少や都市化の進行によるものとみているようです.一方で,北國新聞社の調査団の団長さんは金沢の気温上昇と日本のCO2排出量増加の関係を指摘しているそうです.金沢地方気象台が公表している気象データを10年単位で分析した結果、2000年代の金沢の平均気温は1900年代に比べ2度上昇していることが分かった。高度経済成長期の1960年代以降は特に上昇傾向が顕著で、同気象台は「都市化による温暖化が表れた結果」とみている。石川県内の専門家からは二酸化炭素(CO2)排出削減など対策強化を求める声が上がっている。(北國新聞より)
気温が上昇していることは事実のようですが,その原因となるとなかなか確定するのが難しいようです.しかしいずれも地球規模での温暖化の影響,としていないのは何故なんでしょうね.まぁ確かにそれもはっきり結論付けて良いのかどうかは詳しく調べる必要がありますし,すぐにわかることではないので,そうは言わないのかもしれません.それなら都市化や日本のCO2排出量との関連はどれくらい確かなのか?という疑問も湧きますが.
とりあえずは,私たちを取り巻く自然環境は変わりつつあるものだという認識だけはしっかり持っていないといけないわけで,それがどんな結果につながりそうか,多少なりとも想定できるようであれば,必要に応じて対策を講ずるなどしなければいけないし,変化の原因がわかるようであれば,その変化が進行しないような努力をしなければならないかもしれません(その変化が望ましくない場合には,ですが).
地球温暖化とか気候変化とかは,どうやら本物らしいと受け入れても良いと思いますが,声を荒げてばかりでは何にもならないんじゃないかと思います.今後も冷静に観測などして監視を続けるとともに,原因や影響をしっかり調べて,着実に対応する手立てを考えることが本当に必要なことでしょう.
そう考えると,お正月に「今年は…」みたいな抱負を立てたところで去年のことに引きずられてしまうわけですから,いちど全ての枠をとっぱらって,年度と暦の始まりを合わせてしまえないものですかね.そうすれば忘年会とか新年の心構え的なものも意味のあるものになるようにも思いますし.すでに平成22年になってはいますが,書類上は「平成21年度」となっていたりして,ややこしい上にやっぱり気分は新たな感じではありませんし.
話はかわりますが,年末年始は帰省して東京で過ごしており,大荒れの東北や北陸とは打って変わって晴天の日が続き,暖かい中で過ごしたので,昨日金沢に戻ったときにはさすがに参りました.バスを待つのも寒いし,夜は布団に入ってもあったかくないし.そのうち「金沢に戻ってきたなぁ」なんて,ちょっと楽しみながら実感できるようになったりするかもしれませんが.
またまた話は変わって,今日からお仕事は始まりですが,メールも少ないし,まだ来ない学生もいるし,なんとなくのんびりした感じです.とはいえ,こうした時期にこそ,忙しいときには後回しになりがちな,がんばらなくても処理できる業務は進めなくてはなりません.ちゃっちゃと仕事をして,いつくるか分からない忙しさの波に備えねばなりませんから.
そんな感じで新年初記事はまったくの雑文ですが,今年も色々やりたいことは山ほどあるので,がんばりたいと思う所存でございます.
デザインの基本方針は「まちが見える心と体に気持ちがいい駅」だそうです.これまた具体的なイメージがパッと出てこない基本方針ですが,明るく開放感があるということで,どんなものなのか見てみたいです(記事には写真など紹介されていないので).2014年度末に開業予定の北陸新幹線金沢駅の駅舎デザインを検討する金沢市の懇話会は24日、三つのデザイン案をまとめた。いずれも金沢駅東広場「もてなしドーム」との調和を図り、ガラスを使用した明るく、開放的な空間としている。市は「金沢ふう」の駅舎デザインとして鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)に提出し、同機構が来年度中に市側の要望をもとに基本デザインを確定する。(北國新聞より)
現在の金沢駅前の景観に関しては批判もあるようですが,きれいだし私は嫌いではありません.歴史のまち・金沢としての表情は,といわれると確かにその印象はあまりないと思いますが.
何にしても,まちの成長が具体的な形で表れる事業ですから,やっぱり嬉しくなります.整備が遅れるのではという危惧もあったりもしますが,デザイン案が出ただけで待ち遠しい気持ちになれるくらいですから,実際に完成したら嬉しさもひとしおかなぁと思います(もちろん出来栄えによりますが).そんなわけですから,予定通りに事業が進んでくれればなぁと思います.
以前紹介した「今後の治水対策のあり方に関する有識者会議」の第一回会合の議事要旨が国交省より公開されました(こちら).
会議には河川工学を専門とする学識経験者や国交相を含む政策担当者が出席し,会議のあり方・進め方,今後の議論の方向性の大枠が議論されたようです.
会議の頻度や分科会を設けるかといった体勢に関してはこれから詳しく決められるようでした.国の治水対策を根本から変えるかもしれない会議ですし,ここでの方針が今後数十年の国づくりに様々な影響を及ぼすでしょうから,急がずにじっくりと議論をして欲しいと思います.また,最初からひとつの方向に議論が進まないように可能な限り広く意見を拾い上げる機会を設けて欲しいと思います.
最初の会合ということで議論の中で出された意見は総論的なものでしたが,いずれも治水対策とまちづくり・地域計画との連携の必要性を述べたものであるように思います.決して新しい考え方ではありませんが,とはいえこれまでは河道中心の治水方針を進めてきたことを考えると,従来からあった国土づくりのアイディアが実現されるようになるのではないかという感じがします.
まちづくり・地域づくりと併せて考えるとなると,地域の持つ特性を重視する必要がありますが,そもそも治水計画もその土地の地形や雨の降り方などを考慮し,地域毎にオーダーメイドで考える必要があるものですから,そういう意味では治水計画策定の中でさらにそれを深めることになるかと思います.
従来に比べ治水方策が多様化することで,技術者の選択肢が広がり,決定に至るまで悩むことも増えるかもしれませんが,技術者としてのやりがいは大きくなると思います(前にも書いたかもしれませんが).
上記議事要旨の公開に先立って,国交相から「『できるだけダムにたよらない治水』への政策転換に対する協力のお願い」という文書が公開されました(こちら).治水方針が転換することになれば社会の様々な部分に影響が出ることとなりますが,ぜひ理解して下さい,という趣旨のものですが,そんなに弱気にならなくても良いのではないかと思います.
技術者というものは社会的・技術的に正しいと思うことは,自信をもって取り組むものです.その親分が弱気では,技術者たちも自信を喪います.政治家というのは信念をもって仕事にのぞむべきものですから,やろうとすることには自信を持って強気で引っ張っていってくれないと,うまくいくものもいきません.大変とは思いますが,がんばってくださいよ.
出張から帰ってくる途中,越後湯沢や十日町といった山の方や農村は雪一色で北国という表現がぴったりでした.降り積もった雪が描くなめらかなカーブが美しかったです.雪の中を流れる川も,絵や写真でしかみられない風景のようで素敵でした.
一方,金沢はというと,融雪装置が整備されていて車道にはほとんど雪はありません.そもそもそこそこの街なので建物も多いですし,雪そのものの美しさを味わうには向いていないようです.ともあれ建物と雪との織りなす表情を味わう楽しみはありそうですが,角間からはそんな景色も見えません.行きのバスからは多少の景色もみえますが,バス通りの周辺の景色はたかが知れてますから.帰りは真っ暗で何もみえませんし.
外を出歩いていれば,冬の金沢らしい表情に出会うこともあるのかもしれませんが,こう寒いとねぇ.とはいえ昨年はほとんど積もらなかった雪がせっかく積もっているので,多少なりとも風情を感じたいものです.雪景色は楽しみたいものの寒いのは嫌という人に,良い楽しみ方はないものですかね.
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