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11日に発生した地震では,金沢でも長い揺れを感じましたが,被害はほとんどありませんでした.一方で多くの報道が伝える通り,震源から近い地域では非常に大きな被害がもたらされています.
こうした時に土木工学にできることは残念ながら多くはありません.災害に対する土木工学の仕事は,それらが発生した際に少しでも被害を小さくするための事前準備が主たるもので,発生後の救出や支援といった直接的な働き掛けができません.
国土を守るということをひとつの役割として持ちながら,被害が生じた直後には何ら手を差し伸べられないというのは非常にやるせなく感じますが,だからといって悲観的になることはできません.こうした災害が起きた際に土木工学が担うべきは,復興と,未来におけるさらなる備えへの努力であるはずだからです.
今回の地震と津波は想定を大きく上回るものということで,人間の智慧と技術の遠く及ばないものであったかもしれません.そうした自然の猛威に対して被害をゼロにすることは難しいと思います.しかし完全に受容することもできるわけはありません.大きな外力に対して,影響を受けたとしてもある程度で耐え,そこから復興する余力を持つ社会を作るしかないのではないかと思います.
自然災害という逆境をゼロにするのではなく,逆境におかれることはやむを得ない,そこで如何に対処するかという,「resilience」の概念を重視することが一つの方向であろうと思います.
現状でも日本は高いレベルのresilienceを持っていると思います.これからは,それをさらに強化するという方向がより重要だろうと思います.
こうした時に土木工学にできることは残念ながら多くはありません.災害に対する土木工学の仕事は,それらが発生した際に少しでも被害を小さくするための事前準備が主たるもので,発生後の救出や支援といった直接的な働き掛けができません.
国土を守るということをひとつの役割として持ちながら,被害が生じた直後には何ら手を差し伸べられないというのは非常にやるせなく感じますが,だからといって悲観的になることはできません.こうした災害が起きた際に土木工学が担うべきは,復興と,未来におけるさらなる備えへの努力であるはずだからです.
今回の地震と津波は想定を大きく上回るものということで,人間の智慧と技術の遠く及ばないものであったかもしれません.そうした自然の猛威に対して被害をゼロにすることは難しいと思います.しかし完全に受容することもできるわけはありません.大きな外力に対して,影響を受けたとしてもある程度で耐え,そこから復興する余力を持つ社会を作るしかないのではないかと思います.
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