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金沢大学角間キャンパスで働く准教授のブログです.大学や金沢での生活や,その他もろもろです.
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ちょっと前から温暖化実験のデータ(CMIP3データ)を本格的に云々と書きましたが,実はWRFにてダウンスケーリングするための準備でして,先週書いた通りようやく目途が立ったので,週末の間試験的に動かして,本日結果を確認してみました.

とりあえず25日間の計算をまわしてみましたが,無事終了していました.結果をみる限りでは計算も安定して行われたようです.もともとのCMIP3のデータと比較したところ,南アジアの海洋上で大気下層の気温が低くなるようで,この辺は地表面モデルのせいかなと思います.

CPUコアを4つ使っての並列計算なので,計算時間は短くて済みますが,計算結果の容量が半端じゃないです.60kmと15kmのネスティングですが,ふたつの領域で200Gbyte弱でした.もっとも,とりあえず30分ごとの結果を出してみたのと,必要な変数だけ後処理して残りは消すということもできるので,工夫次第で何とかなりますが.しかし,提供されているデータ全期間に対して複数モデル+複数シナリオとなると,それでもバカにならなそうです.大きめのストレージが必要です.と同時に,本当に必要なデータは何かということを詰めて無駄をなくさないと.

とりあえず動いたということで,今はまだかなり大雑把な設定とかデータの前処理をしているので,今後色々検討していく必要があります.前処理の一部で結構時間を食うところがあるので,そういうもの解決しないといけないし.とはいえ詳細な温暖化情報を出せそうな感じになったので,それを使って面白い研究ができるのではないかなぁと思っております.
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引き続き,温暖化実験データの処理.

昨日は帰宅後もどうしたらうまくいくか色々と考えてみましたが,半日かけて解決しなかった問題がそう簡単に解決するわけもなく,何となくいくつかの方法を試して進めることにしました.そういう気持ちになっただけ,昨日よりも精神状況は良いですね.やはり急速は大事です.

で,色々と出来合いのツールなど使ってやってみたもののやはりうまくいかず,最終手段として自分でプログラムを書いて対処することにしました.部分的な処理方法は参考資料があったので,それを活用するためにFORTRANです.もともとC使いの私としては(ほぼ)ゼロからFORTRANを書くのは結構つらいのですが,参考書などを引っ張り出してがんばりました.

午後の実験の講義を挟んでコーディングを行った結果,なんと解決です!おおおおおおおおおぉ.やったー.やったよー.嬉しいよー.

でもここで終わりではなく,次のステップに進まねばなりません.うまくいくことを願って作業を進めたところ,またもエラー.しかし昨日に比べれば気持ちは全く折れてませんから,次の手を考えますよ.ということで現在作成したスクリプトを実行中.かなり時間がかかっていますが,これでうまくいけばとりあえず先が見えてくるかなぁ.
温暖化実験のデータを本格的にいじくり出したと書きましたが,今日は終日その作業にかかりっきり.

これまで,必要なデータをコツコツ集めてフォーマット変換のスクリプトを作るなどして,たまに手こずったりもしましたが,そこそこ順調にきました.が,今日は分厚い壁にぶち当たりました.午後のほとんどを費やしたにも関わらず,多分さほど解決には近づいていないと思います.

午前中はちょこっと進んだものの,午後は徒労に終わった感じ.

もう少し早めに切り上げて他の仕事を進めた方が良かったかなぁと思ったりもしますが,こんな日もありますよ.はぁ.

とか思っていたら,ブログパーツの「今日のヒトコト」で


あせらず
おこらず
あきらめず

(美空ひばり)


明日には問題が解決できることを祈って,今日のお仕事は終了.
昨日は梅雨入り後の本格的な雨と書きましたが,石川県内の各地では6月の観測史上最多降水量が記録されたそうです.また,床下浸水などの被害もあったそうです.以下,ふるさとメディア・北國新聞より.
22日の石川県内は梅雨入り以降初めて激しい雨が降り、1時間降水量は金沢26・0ミリ、加賀市の栢野49・0ミリ、白山白峰42・5ミリ、白山吉野39・5ミリと6月の観測史上最多を記録した。加賀市消防本部によると、同市動橋町の動橋川沿いの民家約40戸が床下浸水した。小松と加賀市で乗用車やタクシーが水没し、一時閉じこめられた男女計4人が自力で脱出した。金沢市の浅野川では昨年7月のはんらん以降初めて堤防切り欠き部が閉鎖された。(北國新聞より)
上記記事では冠水した道路で立ち往生する自動車の写真が掲載されていますが,道路が下がっているところに突っ込んだように見えます.こうしたところで排水施設を設置するということがあるかわかりませんが,それ以前に大雨の時には水がたまりそうだということはドライバー自身が判断できないといけないでしょうね.

他でも通行止めや側溝があふれるなどしたそうです.久々に雷もゴロゴロ鳴っていましたし,気象情報には十分注意しないといけませんね.

その他の今回の石川県内での大雨関連の記事では,排水ポンプが作動せずに浸水被害が生じた(北國新聞)とか,住民からの浅野川の堤防の角落とし閉鎖の要望に関する行政対応の記事(asahi.com)などがありました.ポンプは点検時には異常がなかったそうですが,必要な時に作動しなければ意味がありませんから,しっかりと原因を追究してほしいと思います.角落とし閉鎖に関しては,住民からの通報から1時間以上経ってから対応とのことですが,こちらは行政も情報収集とそれに基づく判断を行ってのことなので,すぐさま対応しなかったからといって責めを負うべきかどうかは簡単には言えないと思います.

浅野川の方では被害は無いようで何よりと思いますが,昨年の水害もあってか行政からの情報提供前に住民からアクションがあったというのは防災意識の高まりという意味では良いことだと思います.この意識が薄れることなく根付き,広がれば水害に強い地域になるのではないかと思います.
今日は梅雨入りしてから本格的な雨が金沢でもみられました.気温もそこそこ高くてジメジメとして,風がないので一層汗ばむ感じですね.ピークは今夜,50mm/h程度の雨が予想されるとのことです.

これからの雨の多い季節に,asahi.comにて以下のような記事がありました.
豪雨をもたらす積乱雲が発生する段階から探知するレーダーの開発に文部科学省が着手する。局所的に起きる「ゲリラ豪雨」や航空機事故につながる乱気流の発生予測に役立つという。総額50億円を見込み、来年度の概算要求に開発費を盛り込む方針だ。(asahi.comより)
開発されるレーダーの観測範囲は狭いようですが,1分おきに観測できるものを目指すらしいです.レーダーが開発されても,すぐに実用というよりは最初は研究に利用されるのだと思いますが,1分おきのデータを解析するというのは結構大変ではないかと思います.もちろん研究対象となるような豪雨イベントはそうそう頻繁に起こらないと思いますし,数少ない事例を深く掘り下げるのだと思いますが.どういった成果が得られるのか興味深いです.

実利用の段階では気象予測に使われるのだと思います.得られるデータは水蒸気情報のようですが,それをデータ同化という技術で気象モデルの初期値改善に使うのでしょう.私も衛星データを用いた水蒸気情報のデータ同化に取り組んでいるので,そうした研究成果が出てくると参考になるだろうなぁと思いますが,まだちょっと先のことでしょうね.その間に自分で勉強して研究しましょう.
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