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金沢大学角間キャンパスで働く准教授のブログです.大学や金沢での生活や,その他もろもろです.
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以前,国交省河川局から「気候変化への適応ニュース」というのが配信されていることを紹介しましたが,Vol.2,Vol.3が公開となりました(こちら).

IPCC関連では「極端現象と災害に関するレポート」の作成が決まったそうです.2011年後半に公表予定とのことなのでまだ先のことですが,日本でも集中豪雨等に関する関心が高くなっているので,社会的にも成果が期待されるのではないかと思います.

他にも災害リスクに関する国際的な研究計画やアジア域での気候変動適応策に向けたガイドライン作成など,温暖化するとかしないとかいう議論ではなく,どのように対応していくかということに向けた動きが始まりつつあると紹介されています.これまで,温暖化研究は気候学者や気象学者が主たる役割を担ってきましたが,これからは様々な場面での対応に向けて,多くの人を巻き込んでいく必要があるといえるでしょう.

斯く言う私もその辺のテーマに多少取り組んで来て,色々な絡みで本格的に進めることになりつつあります.先週あたりから温暖化実験のデータを久々にしっかりいじっていますが,どうやって料理しようか思案中です.簡単ではありませんが,昨日書いた論文修正に比べればはるかに面白いのでやりがいはあります.とはいえ論文もしっかりやらねばの.
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昨年の夏頃投稿して,年末に一回目の修正版を送った論文の2回目の査読結果が先週ようやく届きました.半年も待たされたし,ちょっと直す程度であれば良いなぁと思っていましたが,結構修正を求められました.ちょっとガクっときました.

査読者の方と私の間に見解の相違があって,そこのところで修正が求められているわけですが,こちらも譲れない部分もありますし,その点はきちんと説明するしかないですねぇ.「査読者に意見を述べるだけでなく論文の修正をせよ」と言ってきていますが,それはつまりこちらの主張を曲げるわけですから,そうはいきません.どうしましょうかね.うーむ.

編集者は反論があれば遠慮なく,と言ってくれているので,まぁ主張するところはきちんと主張しましょう.英語でどれほど説得力する文章が書けるかわかりませんが.

査読者や編集者の意見のやり取りから論文が良くなることはあるので,とても大切なプロセスではありますが,いかんせん時間がかかるのが難点です.最近は査読のプロセスを短くするよう努力している論文もありますが,そいういう論文では修正期間も短かったりするので,せっかくの意見も十分反映できるかわかりませんし,どちらが良いのでしょうねぇ.

次の修正版の投稿まで一ヵ月ほどもらいましたが,早めに対応したいと思います.

梅雨入りが発表されましたが,今週いっぱいは金沢は天気も良いようで,今朝も自転車通勤です.毎日犀川を渡っているわけですが,今日は河川敷にやたらクルマがたくさんとまっているなぁと思っていたら,川の中にもたくさんの人がいました.

ということで本日もふるさとメディア・北國新聞から.

16日の石川県内は、気圧の谷の影響で雲が多くなり、正午までの最高気温は、金沢で23・8度、輪島で20・3度と平年より1~3度低くなった。県内の主な河川ではアユ釣りが解禁となり、犀川や手取川などで大勢の釣り人が川面に銀鱗を躍らせた。(北國新聞より)

記事によると犀川には450人の人出があったそうですが,私がみたところはそんなに多くはいなかったような.記事の写真にあるように切れ目なく人は並んでいましたが.テントまで張ってあったし,泊まりで早朝から竿を垂れる人もあったのかもしれませんねぇ.そういえば昨日帰る時にも川を眺めている人がいましたし,熱心な方もいるんでしょうねぇ.

記事によると4時間でアユを100匹釣りあげた人がいるらしいですが,そんなに釣ってどうするんでしょうね.さすがに全部食べるわけではありませんよねぇ.ご近所におすそわけとかしたら,けっこうあっというまになくなってしまうのかな.

犀川のアユは天然のものなのか,あるいは放流されたものなのかわかりませんが,綺麗な水であることは確かなのでしょう.下流の方はどうなのかわかりませんが,釣りの話題から河川環境の豊かさが伝わると良いんじゃないでしょうか.

ちなみにタイトルのSweetfishはアユのことだそうです.かすかな甘い香りがするらしいですが,本当かな.

久々に(?)ふるさとメディア・北國新聞より.
石川県内各地で相次いでいるオタマジャクシの落下現象で、饗庭(あいば)貢金沢工大教授(電気工学)は13日までに、最初に目撃された七尾市中島市民センター駐車場を現地調査した。雷研究の権威である饗庭教授は、約100匹のオタマジャクシが落下した4日の気象状況や周辺の地形を確認し、「付近の水田から吹いた風が、市民センターなどの建物にぶつかって『つむじ風』となり、この時期にしかいないオタマジャクシを巻き上げた可能性が大きい」との見解を示した。(北國新聞より)
先日の空からオタマジャクシが降ってきた,の続報です.周囲の山はまぁ良いとして,市民センターや演劇堂などに風がぶつかってつむじ風を発生させたということで,かなり局地的な気象現象が原因だったようですねぇ.もしかしたらまだ仮説にすぎないのかもしれませんが,実験やシミュレーションで示してくれると面白いですね.やってくれないかな.

記事によると,オタマジャクシが降ってきた地域と雷の通り道が一致するそうです.どちらもそこで生じる上昇気流によるものということで.雷はそこそこ起こるような気もしますし,それなら今回のような現象ももうちょっと前から理解されていても良いんじゃないかと思いますが,そういうものでもないんですかね.

本日は国交省関係のお仕事で霞ヶ関まで行きました.東京にいる時には仕事が回ってくることはなかったのに,離れてから呼ばれるようになるとは.友人からは「東京に呼ばれなくなったらダメだよ」と言われていたので,まだダメじゃないということでほっとする反面,ちょっと遠いんだよなぁという本音もあります.

今日は「気候変動適応策に関する国際貢献推進アドバイザリー会議」という長い名前の会議の第一回目ということで,国交省からのこれまでの調査や活動報告と今後の進め方についての説明や,簡単な議論で終わりましたが,なかなか勉強になりました.今後は意見を求められたりすることになったりするので「勉強になりました」なんて言っていてはいけないわけですが.

本会議ではアジア各国における気候変動適応策を考える際に,日本の研究や活動の成果を生かしてもらうことを目的にしているのですが,これまでに会議やフォーラムを開催して意見集約を図ってきたということで,そうした最新の動きを知って,研究へのモチベーションもあがりました.

金沢にきて,じっくり研究できるなぁなんて思っていたわけですが,周囲のニーズなどを知ると,あまりのんびりしていてはいかんという気にもなります.先日書いた研究発表会も然りですが,またまたやる気を加速する良い機会に出会えたという感じでしょうか.これによって首を絞められるようなことがないようにしなければいけませんけど.

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