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金沢大学角間キャンパスで働く准教授のブログです.大学や金沢での生活や,その他もろもろです.
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私が所属する学科は,今でこそ名前は違えども,元々は土木の名を冠しておりまして,今でも女子学生の数は男子学生に比べると少ないです.それでも,金沢大学では建築系研究室も一緒の学科にあるため,土木と建築がわかれている場合に比べれば多い方ですが.

土木を学ぶ女子学生が少なければ,当然社会で土木の職に就く女性も少ないわけですが,それでも活躍する方々はいらっしゃいます.そんな「どぼじょ」の話題.MSN産経ニュースより.

トンネルやダム建設などに携わる女性土木技術者が、東日本大震災の被災地で活躍している。「どぼじょ(土木系女子)」とも呼ばれる彼女たちの仕事場は、がれき処理など復興の最前線。かつて「女人禁制」のイメージも強かった土木の世界が様変わりしてきた。(MSN産経ニュースより)

活躍が紹介されているとはいえ,記事によるとそれはここ数年のことだそうです.土木学会の会員においては,女性は2%に過ぎないそうです(!).とはいえ,記事にも述べられていましたが,土木構造物あるいは社会基盤施設は当然女性にも使用されるわけで,モノによっては女性の視点が大事なこともあるかもしれませんし,ニーズの多様化によって,その傾向は強くなっているのかもしれません.

土木系学科は「絶滅危惧学科」なんて言われたりして,ますます学生の人気がなくなるような感じですが,まちを作り,守る仕事は人が生きる以上なくならないので,学ぶ学生も増えてくれればと思います.女性技術者の働き方,生き方も次第に確立されてきているようなので,より女子学生に抵抗のもたれない学科になれば良いですねぇ.

それにしても,「どぼじょ」って響きはどうなんでしょう.スマートさなどはあんまり感じられないような気もしますが.まぁそれが土木らしいっちゃらしいかもしれませんし,武骨な感じが案外かわいいなんて思われたりするのかも.
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昨日,小水力発電の話題を紹介しましたが,今日もたまたま関連する記事に出会ったので追加.

Webマガジン月刊Chargerにて「『小水力発電』なんてショボイんでしょ?」.

千葉大学の先生がわかりやすく解説.最終的には,やはり様々なエネルギーを組み合わせることが重要のようで.
農業用水や町なかを流れる水路を利用して発電を行う「小水力発電」というのが少し前から話題になったりしていますが,今後の我が国のエネルギー供給が懸念される昨今,実用家に向けて動き出す企業も出てきているとの動画.サイエンスニュースより.

動画ということで一般の方々にもわかりやすいと思いますし,5分程度の短い作りなので,とっかかりとしてみるには良いVTRではないかと思います.
紹介されている設備は街灯一本をまかなうような極く小さなものから,一軒の家で使う電力をまかなうようなものまで様々ですが,コストを考慮した開発を進めるなど,きちんと商業化が見据えられているようです.
ただ,お世辞にも見栄えは良いとはいえないので,景観に配慮しつつ効率良く発電できる設備の開発などが必要だと思います.

再生可能エネルギーとか自然エネルギーというと,すでに商業ベースに乗っている太陽光発電が主役のようですが,豊かな水の力も活用できると良いと思います.もっとも太陽の光はどこにいてもあびることができますが,水の流れはどこでもというわけにはいかないので,一気に広まるということは期待できないですかね.
とはいえ,自然の力に頼るとしても様々な資源を組み合わせないと安定した利用は難しいでしょうから,内訳は小さくとも徐々に広がるかもしれませんな.
国交省河川局のページからちょっと資料をみようと思ってホームページを訪れたところ,どうも「河川局」の文字が見あたらず.と,「水管理・国土保全局」という見慣れない文字が.クリックしてみると内容は河川局にあったようなもので,トピックスの一番上には「『水管理・国土保全局』の発足について」と.

クリックしてみると水管理と国土保全を一体的に推進するために従来の河川局と土地・水資源局などを統合し,7月1日付で上記組織が発足したとのお知らせがありました(こちら).

ほんのちょびっとではありますが,河川局のお仕事をしていたりもするのにまったく存じ上げませんで.河川とか水関係の仕事をしている人の中にも知らない人は多いんじゃないかと思いますが,こういうのはニュースにはなったりしないんでしょうか.万人にお知らせするほどのことでもないので,仕方ないかもしれませんね.

なぜに改変したかは上記のお知らせをお読み頂くとして,単に組織の形を変えただけではなく,その理念が達成されるような活動をし,新たな国土づくりが進められることを期待したいものですな.たまには私も関係するので,他人事ではないのかもしれませんけど.
お月さまにはうさぎが住んでいて,お餅を…というお話ではなく,月の形成過程に関する科学的な研究の話題.
月の起源は、原始地球に火星大の天体「テイア」が衝突し、その影響で飛散した両天体の一部が、地球の周回軌道上に集積して形成されたと考えられています(ジャイアント・インパクト説)。この衝突の後、地球にも月にも吸収されなかった物質が、いわば「もうひとつの月」としての天体を形成し、地球は2つの月を持っていた時期があるかもしれないことが、月の形成過程のシミュレーションによって分かってきたそうです。(GIGAZINEより)
月はつねに一方を地球に向けて回っていて(だから初めのうさぎのお話ができたりするわけですが),その裏側は普通は知りませんよね.記事によると,表と裏側は異なる特徴を持っていて,記事のようにふたつの月が衝突してひとつになったと考えると,その違いもスマートに説明されるそうです.

上記記事では,シミュレーションによる時間変化も掲載されていて,図に示されている単位「h」がhourだとすると,衝突からわずか3時間ほどで衝突したふたつの天体がほぼひとつになっているように見えます.実際そうなのかどうかわかりませんが,なんかすごいなぁと思わざるを得ません.

今年の12月にサンフランシスコで開催されるAGU Fall Meetingに参加する予定ですが,いつもは自分の研究に関連するところしか見ませんが,今回は宇宙関係の研究なんかもみてみようかなと思ったりして.
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