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金沢大学角間キャンパスで働く准教授のブログです.大学や金沢での生活や,その他もろもろです.
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土曜日にハンブルク出張から戻って来まして.ワークショップ3日目は午前中のみで終わって,内容もそれほど関係ないもので,何かたるんだ気持で終わってしまいました.とりあえず一仕事終わったので良しとします.

帰国してみると,連日羽田空港ハブ化のニュースが熱い感じですね.私としては今回のドイツ出張で小松-成田の便数が少ない(一日一往復)ことに辟易しましたので,便数の多い羽田乗り継ぎで海外の色々なところに行けるようになると非常に嬉しいのですが.

実はドイツ出張の前に羽田空港新滑走路オープンの記事を読んでいまして(こちら),そちらには関空とか成田とかの反発が起こるようなことは書かれておらず,まぁ便利になるんだろうなと.別のところでは成田との競争で空港利用料が安くなって,航空運賃も安くなるのでは,という話題もあったように思います.

ところが実際はそう簡単ではなかったようで.成田・関空・中部の各空港とも存在意義を主張して,かなり反発があるようですね.地元がそのように反発するのはまぁわかるとして,利用者からするとどうなのかという問題もありますよね.私は地方発の便がどこに行くのか詳しくはありませんが,小松からは羽田行が多いように思うので,やはり羽田から海外にいけると非常に嬉しいです.もちろん小松から成田や関空に行く便が増えて便利になれば良いですが,経営の効率化のために採算のとれない路線は減らしていく中,果たしてどうなのか.関西は人も多いし,九州とかからの便も多そうなので国際便が増えても良いように思いますが.

それと,海外からの人が日本のどこに着くと便利かということも重要ですよね.多くの人が東京に用事があるのであれば,やはりそちらの発着枠を増やした方が良いと思います.関西は京都を訪れたいという外国人も多そうなので,便が増えると良いかもしれません.成田は都心から遠いし,中部にはどれほどニーズがあるのか,という気がします.

Yomiuri Onlineの記事によると,アジア各国は国家主導でハブ空港整備に力を入れているようで,成田は後れをとっているそうです.各国のハブ空港以外の空港に不満がないのかわかりませんが,国としては成功しているようです.地方空港には地元の思惑があると思いますが,国全体としての国益も重要でしょう.地方にも資源を投資することで国全体が伸びることもあると思いますし,最適な運用を考える必要があると思います.
それぞれの組織の首長は組織の利益を考えがちとは思いますが,時には大局的あるいは局所的な考え方も大事ではないでしょうか.
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ワークショップ二日目.関係する話題のたくさん予定されているのでがんばって聴かねばなりません.

温暖化実験データの公開には,各研究機関のモデル出力を決まったフォーマットに変換したり,データの内容を説明するメタデータを作成したのち,データを国際的に共有するためのサーバにアップデートするといった手続きが必要です.その手続きを行うための各ソフトウェアの現状やら技術的な説明がありましたが,今までは伝聞でしか聞いていなかったので,ようやく大雑把な理解ができた感じです.

私は実際にシステム構築を担当するわけではないので細かなところというよりは,一連の流れを把握して,どのようにシステム整備を進める必要があるか考える立場にある(と思っている)ので大雑把な理解で良いと思っていますが,実際の作業段階ではもうちょっと関連資料など理解しないといけないかもしれません.専門外なのでちょっと辛いですが.

その他各国の気候データ活用に向けたシステム開発や活動の紹介がありましたが,こちらは話題として軽く聞いていました.これまで私が関係したプロジェクトでやってきたようなことも含まれていて,けっこう大変なんだよなぁとか思ったりしましたが,果たしてどのくらい高機能で使い勝手の良いシステムができるのか楽しみではあります.

温暖化実験データ公開のためのシステムを担当する人と多少話もしたところ,必要なサポートはしてくれるとのことでした.今後はメールベースでの意見のやり取りになると思いますが,一度顔を合わせておけば,メールの向こうにいる人が見えるような感じだし,一緒に取り組んでいるという気にもなれるので,会うというのは大切なことだと実感.

そんな感じで二日目は終了.システム実装のためには色々確認すべき点もあると思いますが,取りまとめといる人とつなぎをつけられたということで収穫あり,としておきたいと思います.

ワークショップ一日目.
会場は(たぶん)ハンブルク大学内のZentrun fur Marine und Atmospharische Wissenschaftenというところ.英語だとCenter for Marine and Atmospheric Research.

今回のワークショップは気候関連データの技術的な側面が主たるものですが,各国で進められている次期温暖化実験のシミュレーション結果公開に関する活動紹介もあって,データ公開に多少関連している私も参加することになりました.

一日目はClimate and Forecast convention(CF Convention)というデータ構造に関する約束のようなことが主たるテーマで,後半の議論ではCFを世界標準にするために今後どのように進めていく必要があるのかといったことが話題となりました.結局何か決めるといったことはありませんでしたが,世界で使われるデータ構造が決まるかもしれないワークショップに参加しているのかと思うと,ちょっと不思議な感じです.

とはいえデータ構造を決めるには実際にデータを使う人たちの意見も大事なわけで,ニーズや要望を調べることも必要ではないかといった議論もありました.

初日は必ずしも自分に関係のあるところではありませんでしたが,自分が使うデータのフォーマットが今後どうなっていくかという意味では知っていて損はないことかなと思いました.

とりあえず初日はそんな感じでしたが,時差のせいで夕方は眠くて仕方ありませんでした.明日はもうちょっと時差が抜けていればと.

GO-ESSPというワークショップに参加するために本日よりドイツ・ハンブルクへ.金沢に来てから始めて海外出張です.

東京にいるときは電車で成田まで行っていましたが,まずはそこから違うわけです.小松から成田への直行便は朝に一本あるだけなので,それに乗るために5時起きです.眠い.
ハンブルクまでは成田からフランクフルトを経由.成田からフランクフルトまでは,最近映画を観る機会もなくなったので,4本立て続けに映画をみました.

フランクフルトでの乗り換えは1時間ちょっとある予定が,飛行機が遅れて25分.急いで搭乗ゲートまでいったところ何の情報も出ていなくて,インフォメーションで確認したところゲートが変更.急いでそちらのゲートへ行って,何とか無事乗り継ぎ.

ハンブルクでは空港から街まで直通バスがあるとのことだったのですが,いくら探してもみつからず,インフォメーションに訊いたら,もう運航していないとのこと.結局地下鉄で最寄り駅まで.乗り換えも簡単で,ホテルに近い駅で降りられたので結果オーライ.

最寄り駅からホテルを探すものの全然みつからず,何人もの人に道を訊いて,最終的にハンブルク大学の学生さんと一緒に探してやっと見つかりました.ほっと一安心.学生さんにはただただ感謝するだけです.

ホテルの受付のおじさんは人の良い感じの人で,ほっとさせてくれました.部屋はとても小さかったですが,寝るだけだし,きれいだったので全然OKです.ただ,身長が185cm以上ある人にはベッドは小さいと思いますが.

そんなわけでなんとかハンブルク入り.とっても疲れた一日でした.

ちょっと遠くの話ではありますが,JR四国のお話.MSN産経ニュースより.
JR四国は30日、高速道路料金無料化を想定した鉄道運輸収入への影響(推定)を発表した。平成19年度の鉄道運輸収入(260億円)をベースに推定すると、無料化の影響は44億円の減収となる。同社は「国の施策によって発生する減収に対して、私ども企業としてやれるところは限界」と、公共交通のあり方に関する議論も必要としている。(MSN産経ニュースより)
高速道路無料化についてはちょいちょいテレビで取り上げられて,段階的に実施するという政府の方針とか,環境への負荷が大きくなるのではとか,一般の人の意見としては,無料でなくても良いのではとか,色々と報道されたりしていますが,公共交通機関がその影響を公表したのは初めてではないかと思います.

上記記事には書かれていませんでしたが,他の記事では運行本数の削減や路線の廃止なども検討せざるを得ない可能性もあるそうです(47NEWSより).四国にはほとんど行ったことがなく,高速道路がどのくらい整備されていて,どのくらいの地域で高速無料化の影響が出るのかわかりませんが,記事の通りならまちが大きく変わったりするのかなぁと思います.となれば暮らす人々の生活も変わりますし,その結果さらにまちのかたちにも影響が出てくると思います.
良い方に変わるのか,あるいは逆なのかわかりませんが,高速道路無料化がまちのかたちを変える,全国で実施されれば国のかたちを変えることにもつながるように思います.財政面だけで議論するのではなく,国の姿がどうなるかということを考えた議論がなされるようになって欲しいと思います.

今回のJR四国の数字が正しいかどうかわかりませんが,これまで漠然と他の交通機関への影響があるのではと考えていたところから,具体的な数字が上がってきたというのは議論を進めるうえでは大きな一歩だと思います.他からも同様の数字と,その結果地域の交通がどう変わり得るかという情報が出てくると,さらに議論が深まると思います.企業だけでなく,交通関連の研究に取り組む機関などは,ぜひ様々な視点からの影響を分析して欲しいと思います.
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