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金沢大学角間キャンパスで働く准教授のブログです.大学や金沢での生活や,その他もろもろです.
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九州大学・小松利光教授の記事が震災復興に関連した話題がサイエンスポータルに寄稿されました(こちら).

震災復興について,「地域・地方の重要性」や「一元的な危機管理組織の構築」を述べていますが,それに加えて指揮系統がしっかりした組織の有効性を述べています.確かに,報道などをみても自衛隊や消防など確固たる組織力を持ち,しっかりとした訓練をしている人々の活躍が目を引きます.それに比べて何が専門なのかわからない政治家の頼りなさといったら.

結局は,普段から専門的な訓練を受けたプロフェッショナルが有事には不可欠だということだと思います.同様のことが小松氏の記事にも書かれており,少数でも良いから一元的な危機管理組織を形作る専従職員を置くべきと述べられています.

私は自治体の仕事に精通しているわけではないので間違っているかもしれませんが,防災課のようなところの職員が本当にプロフェッショナルかというと,必ずしもそうではないのではないかと思います.お役所では数年単位で部署が変わるのが一般的なので,防災担当の人もどんどん入れ替わっているのではないかと思います.しかし,それで本当のプロフェッショナルが育つのでしょうか.

確かに,起こるかどうかわからない災害のために職員を雇用するのは無駄かもしれませんが,地震や台風といった自然災害が頻発する国に暮らしていることを思えば,5年に一人くらいでも良いから専従枠で採用してとにかく何でもできる人を育てることも考える必要があるのではないかと思います.もちろん少人数で大災害に対応できるわけはありませんから,自衛隊や消防とのパイプ役として動けるという能力を育成することも考えられるかと思います.

町村レベルでは難しいにせよ,県のレベルではそうした専門職の雇用と育成を真剣に考えて良いと思います.平時には浮いた存在になってしまうかもしれませんが,災害時に力を発揮することが期待されているのですから,そこで仕事ができれば文句はないはずです.災害がないときには,起こり得る災害について調べたり,より良い対策等を検討するということに集中でき,いざというときに迅速に対応できるかもしれませんし.

そんな仕事ができたら,やりがいもありそうだし,希望者もいたりするのではないかと思ったりするんですが,どうですかね.

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