忍者ブログ
金沢大学角間キャンパスで働く准教授のブログです.大学や金沢での生活や,その他もろもろです.
[413]  [414]  [412]  [411]  [410]  [409]  [408]  [407]  [406]  [405]  [404
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

博士というと,モジャモジャ頭に瓶底眼鏡をかけ,白衣を着て試験管をくゆらせている,なんてイメージする人は最近はいないのかもしれませんが,博士の学位をもつ人にも様々いるわけで,当然生き方も様々です.

その学位取得者にとって難しいのが,働き口をみつけることです.そんな博士の現状に関する「博士漂流」という本が出版されているそうで,その書評がサイエンスポータルに掲載されました(こちら).

著者は科学に関する情報収集・発信をしている榎木英介氏という方.研究職として余りがちな博士に対して,著書の中では学術研究以外にも活躍の場があるなど,いわゆるオーバードクター問題への提言が述べられているそうです.
Amazonのレビュー評価も高く,若い研究者にとっては参考になったり刺激を受けられるのかもしれません.私も機会があれば読んでみたいです.

サイエンスポータルでの紹介の中に,学位取得者が政策秘書として働くという提案が書かれていましたが,おもしろそうな仕事かもしれないなと思いました.私は幸いなことに博士として大学での職を得ていますが,さほど強い気持ちで研究者になったわけではないので,他の仕事も楽しそうだなと思えるのかもしれません.中には「どうしても研究したいんだ」という博士の方もいるでしょうから,そういう人には本書は参考にならないのかもしれません.

しかし,博士の学位を取得するくらいの人は元々好奇心の強い人だと思いますし,魅力のある仕事で,しかも自分の力を生かせる場所があれば,それを選ぶ人もいるのではないかと思います.
残念ながら現在の日本ではそうした機会は多くないように思います.社会が博士を生かせば,使い方によっては非常に役立つと思いますし,働く本人も充実感を得られると思います.そうした仕組み作りが進めば,日本の学術界もより活発になるのではないかと思います.
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
ブログ内検索
最新コメント
[11/23 fake bvlgari womens watch]
[11/12 fake love cartier Bangles]
[08/04 bvlgari diamond ring]
最新トラックバック
アクセス解析
プロフィール
HN:
角間で働く准教授
性別:
男性
准教授のいるところ

だいたいこの辺 ↑ です.

(ズーム・写真切替可)
geotargeting

ジオターゲティング
地球の名言


presented by 地球の名言
お天気情報
バーコード
Copyright © 角間で働く准教授のブログ(仮) All Rights Reserved.
Powered by Ninjya Blog / ブログテンプレート by naminorito
忍者ブログ [PR]