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金沢大学角間キャンパスで働く准教授のブログです.大学や金沢での生活や,その他もろもろです.
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サイエンスポータルからの記事.年間3,000万円以上の公的研究費をうける研究者が国民向けに講演などを開き,研究の意義や内容を伝えることを義務化するというもの(こちら).

昨年からの事業仕分けにより,科学技術においても説明責任を果たすことが重要と考えられるようになってきましたが,それが義務化されるというわけです.私はそんなに大きな予算を頂いてはいませんが,大規模プロジェクトのメンバーだったりはするので,そいうした予算内ではフォーラムを開催するなどして,そうした活動は当たり前のように思うのですが,それをより確たるものにするということでしょう.

関連リンクとして紹介されている総合科学技術会議の「『国民との科学・技術対話』の推進について」というサイトには,研究活動や成果の発信のために大学や研究機関が,その活動を支援するような部署を整備するなど記載されています.私が関わってきた中では,研究者自身や研究室のメンバーががんばってやるという感じだったので,機関としてそれを支援するスタッフがつくと,研究者への負担は少なく,また専門性の高い人々による質の高い活動ができるのではないかとも思います.

また,「国民との科学・技術対話」は義務であるだけでなく,プラス評価とされることもあるということで,研究者にとっても開催するインセンティブがあるというものです.果たしてそのプラス評価は誰が行い,どのような形で還元されるのかわかりませんが,研究者にもやる気を与えるような仕組みをつくることは大切だと思いますし,個人的には歓迎です.

もともとは予算使途の説明を意図したものだと思いますが,こうした活動は啓蒙にもつながると思いますし,学校などでの活動であれば,将来研究者を目指す子供たちが増えることにつながるかもしれないので,あまり「義務」として捉えず,研究コミュニティ発展のための活動の一環と捉える方がハッピーそうですね.
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