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金沢大学角間キャンパスで働く准教授のブログです.大学や金沢での生活や,その他もろもろです.
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「光学迷彩」技術を開発した慶応大学の稲見教授のインタビュー(?)記事.朝日新聞DIGITALより.
自分の後ろ側の景色が投影されるマントをつけると、姿が消えてしまうように見える「光学迷彩」。慶応大学大学院の稲見昌彦教授が開発したこの技術は、士郎正宗さんが1989年に発表したSF漫画「攻殻機動隊」に出てきます。スターウォーズやスタートレックなどのSF作品が、研究者にインスピレーションを与えることは少なくありません。稲見教授は「ポップカルチャーとテクノロジーの距離は、どんどん近づいている」と話します。(朝日新聞DIGITALより.)
稲見教授が研究室に配属されたときに「攻殻機動隊」の漫画を渡され,そこでの世界観やアイディア,コンセプトが研究室の議論に使われていたようです.

記事にあるように,何かを説明するときに「○○みたいなもの」という表現が語り手と聞き手の間で共有されていれば新しい技術を考える際にも伝わりやすく,研究や開発にあたってもイメージしやすくなります.その時に漫画やアニメを交えるというのは,研究や学問を高尚なものと考える人にとっては好ましくないと感じられるかもしれませんが,物事たのしく考えるというのは良いスタンスではないかと私は思います.

様々なジャンルのSF作品に出てくる架空の技術や未来の姿をみて憧れをいだくといったことが,研究への興味につながるというのはよくありそうなことのように思いますが,最近はそうしたSF漫画やアニメが少ないのかなと思ったりもします(私が知らないだけかもしれませんが).

攻殻機動隊は正直なところかなりマニアックだと思いますが(漫画の註の量が半端ではありません),科学への関心や知識・理解のある作り手が減ったりしているのでしょうか.
便利なハイテク電化製品は身近になったものの,仕組みが目に見えるようなちょっとローテクなものに触れる機会が減って,科学に関心を持ちにくくなったりしているのかなぁとも思ったりします.そんなことありませんかね.

もう私はだいぶ科学寄りの生活をしておりますが,これからの子供たちも科学に関心を持つような面白い漫画やアニメ,物語が増えると良いですねぇ.
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