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金沢大学角間キャンパスで働く准教授のブログです.大学や金沢での生活や,その他もろもろです.
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最近SHARPのNetWalkerを導入したので、そちらからブログ更新が正常にできるかテスト。

無線LANやメールの受信は問題ないし、ウェブの閲覧も比較的快適なのですが、大学のVPNへの接続がうまくいかずメール送信ができないっす。
f5 FirepassというVPN環境らしいのですが、ブラウザ(FireFox3.0または3.5)でアクセスした際のプラグインのインストールところで止まってしまうんですよね。

と、ちょっと詳しめに症状を書いておいてNetWalkerでFirepassの使用に成功した人のアドバイスなどを誘う作戦。
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明日は国公立大学の入学試験ですね.今頃受験生の皆さんは試験に備えてしっかり体と頭を休めていることと思います.
我が金沢大学を受験する学生の皆さんもたくさんいらっしゃることと思いますが,我々が何を目標に,どのように行動して行こうとしているか,それを表明したアクションプランが最近公開されました(こちら).

アクションプランでは教育・研究・地域連携・運営の4つの項目に関して基本方針と基本計画が示されています.基本方針に関してはいずれもそれなりのように思いますが,基本計画については研究と地域連携の項目がやや弱いように思います.というか,総論的な内容で,具体的な内容に乏しいといいましょうか.

もっとも研究に関しては学科(学類)が多岐にわたるため,そのひとつひとつに具体的な項目を挙げていてはきりがないと思うので止むを得ないかもしれません.地域連携のためにはその地域の自治体や民間企業との連携が不可欠と思いますが,そうした民-学の連携も比較的新しいものであり,確固たる地盤はまだできていないのかもしれません.

そう考えると,こうしたアクションプランは必ずしも外向きのものではなく,金沢大学で働く我々教職員に向けられたものであると捉えるべきものなのかもしれません.実際,このアクションプランが公開されるまではその内容すらあまり声高に伝わっては着ませんでしたし.
なので,このアクションプランを教職員が理解し,頭の片隅にでもおいておきながら日々の業務や研究に取り組むことでその実現に近づくのではないかと思います.

ちょっと前にも似たようなことを書いたように思いますが,大学を良くするにその方向性や目標を一度くらい目にしておいて,無意識にそれらに沿うように取り組んでいくというのが自然な形での成長につながるのかもしれません(自然まかせの成長ばかりでなく,がんばって成長することも必要だと思いますが).
卒論発表も終わり,予算執行などもメドが立ち,ようやくまとまった時間が自由に自分の研究作業に使えると思っていたのですが,卒論データ等を整理するためのファイルサーバの準備と,来週に控えた水工学講演会の準備で「自由」どころではないことが判明しまして,ちょっと萎え気味です.

ファイルサーバはWindows Server 2008で構築中ですが,色々とアクセス権の設定など試しているものの思い通りの設定が難しく,「こうなったら甘めで良いか」とかなり諦めモード.最悪の場合,あまりスマートでない方法でのアクセス管理でも良いかと思い始めております.とっとと運用体制に入ってしまえー.と.

とはいえ多少は時間に余裕もあるわけで,新しい衛星データ同化システムの構築に向けてちょっと勉強なんぞしたりしています.また,CREST関連の研究のために必要な解析に関しても.
マルチタスクでちょこちょこ進んでいるわけですが,ひとつのことに集中できない状況ではその方が良いのではと思ったりもします.集中できるときはもちろん一つのことにかかろうと思っております.

他にもやりたいことはあるのですが,なかなか.
3月は出張が多いので作業にあてる時間も少なそうだし,そんなことをしている間に4月が来ます.来年度から新しく担当する講義などの準備に追われることになりそうです.あ,4月からはXバンドレーダのデータ配信が始まるのでその準備もしておかないといけないなぁ.

なんか大丈夫なんだろうか.いや,大丈夫でしょう.やってやりましょうよ.
昨年実施された事業仕分けにおける科学研究予算削減の意見に対して,科学コミュニティからは多くの反対の声が上がったわけですが,しばらく経ったいま,無駄はないと言えるかという問いが研究者の間からも出ているとのこと.MSN産経ニュースより.
科学研究に無駄はないのか-。昨年末に行われた政府の事業仕分けでは、科学技術予算にも焦点が当てられた。いったん「凍結」と判定されたスーパーコンピューターをめぐって「世界1位を目指す」「2位では駄目なのか」という論争も起こった。ただ、そうした具体的な研究の是非にかかわる議論が過熱した一方で、研究者の実務レベルで起こっている「無駄遣い」が見過ごされた格好になっているようだ。一線の研究者からも、税金の「節約」を訴える声があがっている。(MSN産経ニュースより)
科学研究予算の無駄の例として,年度末前の様々な機材の駆け込み購入などが挙げられていました.特に単年度会計の問題点は大きいと.また,実際に研究予算が使用できるようになるのは各年の6月くらいからで,会計の締めは早いところでは12月や1月だそうです(金沢大学は3月です.今年は2月と早いですが).
研究活動はなかなか計画通りに進まないものというのは理解して頂けるかなぁと思いますが,その結果予算計画も必ずしも予定通りにいかないこともあるのです.

一方で,我々が研究計画を立てるときには,機材やら何やら色々調べて予算も積み上げるわけですが,満額予算が頂けることはまずありません.6割とか7割とか.8割ついたらかなり良いのではないかと思います.なので,配分される金額は決して無駄に多いわけではありません.無駄が出てしまうのは,残念ながら今の仕組みでは「使いにくい」からなのです.

研究者自身が「無駄がある」と述べることは,下手をすると研究予算全体の減少につながり自らの首を絞めることになってしまうかもしれません.それでもあえて声をあげたのは,現在の仕組みにおける非効率性への不満や危機感ではないかと思います.研究予算の効率的な利用が可能な仕組みができれば,同じ予算で優れた研究成果を上げることが可能ではないかと.
なので,研究者からの無駄の声は,予算減額を望むというものではなく,予算運営の仕組みをより良く変えて欲しいということだと社会にご理解頂き,変わっていってくれればと思います.
今日は気になる話題をふたつ紹介.

まずは国交省のウェブサイトから「第5回 今後の治水対策のあり方に関する有識者会議」の配布資料が公開されました(こちら).
先日第4回の議事要旨が公開されたばかりでしたが,早速次の会議の開催ということで,国交省としても早急に意見をまとめて方針を整備し,実現に向けて動く必要があると認識しているということなのではないかと思います.

資料は各委員の方々によるものですが,いずれも具体的な内容なので,勉強するには非常に良いのではないかと思います.一般の方々も理解できる部分もあると思うので,チェックしてみてはと思います.


ふたつめの話題は温暖化報告書の誤記やその周辺での金銭問題など.
地球温暖化の危機を警告し、2007年にノーベル平和賞を受賞した国連の委員会「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC、事務局・ジュネーブ)を巡り、報告書の記述間違いや幹部にまつわる金銭問題などが相次ぎ浮上し、報告書の信ぴょう性が問われる事態となっている。(Yomiuri Onlineより)
いくつかの表記の誤りが温暖化の危機をあおるための意図的なものではないかとの批判が出ているとのこと.また,ちょっと前に話題になっていたことで,気温の低下傾向を隠すためのごまかしについての研究者間でやりとりされたメールにも触れられていました.さらにIPCC議長と企業との間における関係も.

IPCCの科学者からは組織の大規模改革が提言されているとのこと.日本では科学者による研究情報の発信などの社会的責任が言われるようになっている中で,世界的に関心の高い取り組みにおいて疑惑がもたれるような動きがあることは,科学コミュニティに対する信頼を損なう可能性があると思います.
社会の側は「科学者は信用できない」,これから社会への情報発信を考えている研究者にしてみれば「公表しても信頼されないのでは」となれば,お互いの距離を縮めることによって研究への理解を得て,研究への支援をしてもらおうという最近の動きも弱まってしまうかもしれません.

研究者の責任はしがらみに捕らわれることなく正しい意見を述べることにあるということを忘れず,その姿勢を貫くことで信頼を得るとともに,その意見が反映される社会を保たなければならないと思います.
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