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金沢大学角間キャンパスで働く准教授のブログです.大学や金沢での生活や,その他もろもろです.
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今日は気になる話題をふたつ紹介.

まずは国交省のウェブサイトから「第5回 今後の治水対策のあり方に関する有識者会議」の配布資料が公開されました(こちら).
先日第4回の議事要旨が公開されたばかりでしたが,早速次の会議の開催ということで,国交省としても早急に意見をまとめて方針を整備し,実現に向けて動く必要があると認識しているということなのではないかと思います.

資料は各委員の方々によるものですが,いずれも具体的な内容なので,勉強するには非常に良いのではないかと思います.一般の方々も理解できる部分もあると思うので,チェックしてみてはと思います.


ふたつめの話題は温暖化報告書の誤記やその周辺での金銭問題など.
地球温暖化の危機を警告し、2007年にノーベル平和賞を受賞した国連の委員会「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC、事務局・ジュネーブ)を巡り、報告書の記述間違いや幹部にまつわる金銭問題などが相次ぎ浮上し、報告書の信ぴょう性が問われる事態となっている。(Yomiuri Onlineより)
いくつかの表記の誤りが温暖化の危機をあおるための意図的なものではないかとの批判が出ているとのこと.また,ちょっと前に話題になっていたことで,気温の低下傾向を隠すためのごまかしについての研究者間でやりとりされたメールにも触れられていました.さらにIPCC議長と企業との間における関係も.

IPCCの科学者からは組織の大規模改革が提言されているとのこと.日本では科学者による研究情報の発信などの社会的責任が言われるようになっている中で,世界的に関心の高い取り組みにおいて疑惑がもたれるような動きがあることは,科学コミュニティに対する信頼を損なう可能性があると思います.
社会の側は「科学者は信用できない」,これから社会への情報発信を考えている研究者にしてみれば「公表しても信頼されないのでは」となれば,お互いの距離を縮めることによって研究への理解を得て,研究への支援をしてもらおうという最近の動きも弱まってしまうかもしれません.

研究者の責任はしがらみに捕らわれることなく正しい意見を述べることにあるということを忘れず,その姿勢を貫くことで信頼を得るとともに,その意見が反映される社会を保たなければならないと思います.
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