AGU Fall Meeting in San Francisco 帰国

昨日までで学会参加を終えて本日帰国．3泊5日はやはりあっという間ですねぇ．残り2日も参加できれば良かったのですが．次の機会にはゆっくりしっかり参加できればと思います．

昨日はあいにくの雨模様のサンフランシスコでしたが，今日は非常に良い天気で，絶好の観光日和でした．そんな日に空港までの移動しかないのは残念ですが，お天気には逆らえませんから．

と思っていたら，機内で放映されていたNHKニュースで「最強クラスの寒波」ということで日本各地で大雪との話題．金沢も数十センチの積雪で，しかも来週の初めくらいまでは続くようで．暖かいサンフランシスコから寒い日本に帰るのは，とも思いますが冬らしい冬が来たことを受け入れるとしましょう．四季のある日本に暮らすのですから，それを多少なりとも楽しめればと思います．

さらに帰国してみると伊豆のあたりで地震が続いているとか．日本は自然の猛威にさらされているなぁと思うとともに，そうしたことと共存できる社会を作ることが社会基盤に関わる者の役割であることを思ったりもするのです．

最後は出張とは関係ない話題になりましたが，まぁそんな一日でした．

AGU Fall Meeting in San Francisco 参加三日目

サンフランシスコ滞在中は暖かいという予報だったのですが，今日はあいにくの雨模様．とはいえ土砂降りではなく，午後からは曇りになったので困ったりはしませんでしたが．

本日はポスター発表のため早めに会場に行って準備．コアタイムは午後なので，ゆっくり行っても良かったのですが，他の人たちが議論している中でポスター貼りの作業というのも恥ずかしいので．

午前，午後は口頭発表のセッションに顔を出して勉強．ひとつかふたつくらい研究のアイディアになりそうなことが思い浮かんだので，まぁ良かったでしょう．普段の業務の中ではなかなかゆっくり考える時間もないことを考えると，こうしたふとしたアイディアが比較的次々生まれるので，やはり学会さまさまです．そのアイディアがモノになるかどうかはわかりませんが．

午後はポスターコアタイム．が，残念なことに実のある議論は全然できませんでした．そもそも聴きに来てくれた人が少なく，みなさん専門が違う方々だったので，こちらが議論できたら良いなぁということは全然できませんでした．プログラムをみても自分と似たような研究が無かったのと，参加したセッションがちょっとマイナーな感じだったのが敗因かと．悔やんでも仕方ありませんが，今後はどうしたものかな，というところです．

コアタイム後は気候変化関連のセッションに参加．技術的なことよりも科学哲学のような内容で，温暖化予測のデータをどう解釈し社会に生かしていくかといった発表が続きました．発表者は哲学やら経済やらといったバックグラウンドの方々で．
自然科学の研究者は温暖化実験がもつ社会的な意味をもっと考えなければいけないということを認識するためのセッションだったのかと思いますが，社会の中で今日発表したような方々が議論をリードしていくことになっては，わかるものもわからないというか，話がややこしくなるだけだと感じました．やはり自然科学をやる人が，自分たちで考え，自分たちの言葉で情報発信していく努力が必要だなと痛感しました．

学会はあと2日ありますが，明日帰国するので私にとっては今日が最終日．自分の発表は全然ダメでしたが，少しは勉強できたかと思います．帰ってからそれを生かすことができれば，というところです．

AGU Fall Meeting in San Francisco 参加二日目

さほど時差の影響は感じませんが，さすがに今朝は早く目が覚めました．といっても5時くらいですが．それでも結局ダラダラしていたので，学会に顔を出したのは8時半くらいですかね．そもそも8時開始っていうのが早いですよ．

午前中は口頭発表ではさほど面白そうなものが少なかったので，ポスター発表会場へ．昨日の口頭発表で気になる内容の関連のポスターなどをチェック，．
だいたい関心のあるところはチェックしてぶらぶらしていると，知り合いの熊本大学の先生とばったり会いました．いつ以来かはっきり覚えていませんが，２・３年ぶりではないかと思います．もっぱら学会でしか会いませんが，仲良くしてもらっているので色々と近況などを話しました．こういう出会いもあるので学会も悪くないものです．

午後は口頭発表の会場で研究発表を聴きましたが，参考になるものもあればそうでないものもあったりで，まぁ聴いている全ての発表に当たりをもとめてはいけないと思いますし，ちょっとでも自分の研究を考える材料が得られれば儲けものと思っておくのが良いのでしょう．そういう意味では，今日も悪くない一日だったのではないかと思います．

夕食は熊大の先生と後輩と3人で．先生と後輩の研究内容が近く，最初は私が中を取り持つ感じでしたが，不勉強な私の知識では二人の間に入ることも難しく，議論を聴きながら勉強させてもらった感じでした．後輩には良い議論の相手がみつかったのではないかと思います．こうして新しい人との出会いがあるのも学会の良いところですよねぇ．私も良い出会いがひとつでもあればと．

AGU Fall Meeting in San Francisco 参加初日

本日よりサンフランシスコにてAmerican Geophysical Union（AGU）のFall Meetingに参加．

AGU Fall Meetingへの参加は今回が2回目で，3年ぶりになります．国際学会での発表なども研究活動としては重要なので，積極的に参加せねばいけません．もちろん研究成果と予算があればの話ではありますが．

成田発は18時過ぎの飛行機だったのでのんびりですが，金沢－成田の移動がありますんで．家を出たのは9時半過ぎです．
東京出張の時と同じく，はくたか→新幹線と乗り継ぎ，上野から形成で成田空港へ．10月のハンブルクへの出張の際は小松→成田と航空便を使いましたが，小松発は8時半くらいのしかないので．18時まで空港でぼーっとしているよりは電車に揺られていた方がずっとマシですよね．

成田からサンフランシスコへは約9時間．入国審査でかなりまたされましたが，特に問題もなく．空港からはBARTという電車で市内まで．安いし早いし，安全そうだし，これからサンフランシスコに来る時にはタクシーやシャトルではなく，こちらが良さそうです．

ホテルにチェックインしたのはお昼の12時くらいで，ここまでで既に日本時間では日をまたいでいますが，サンフランシスコではまだまだ一日はありますので，会場の様子見に．とはいえさすがに疲れたので，ホテルで小休止しましたが．

AGU Fall Meetingには世界から一万人以上の参加者がいて，Registrationには長蛇の列ができるのですが，今日は二日目で，しかも昼過ぎなので待つことはありませんでした．
その後，時差で眠いのをこらえながら発表をいくつか聞いて過ごしました．それなりに面白くて参考になる発表もあったので，がんばって来た甲斐があったというものです．これが日本国内であればなお良いのですが．

参加初日はとても長い一日でしたが，無事到着したので，まずはほっとした感じです．発表は明後日なので，明日も面白そうな発表などきいて，ちょっとでも自分の研究の足しにできればと思っております．

さよなら「北陸」

先日，東京に出張した際に寝台特急北陸をつかったことを書きましたが，なんと来年3月で廃止になってしまうそうです．ふるさとメディア・北國新聞より．

金沢と上野を結ぶ急行「能登」と寝台特急「北陸」が、来年３月のＪＲ東、西日本ダイヤ改正で廃止される見通しとなった。今月中旬にも同社が発表する。旅情を誘う雰囲気と国鉄時代の名車両で人気は高かったが、近年は夜行高速バス便の増加やビジネスホテルなど安価な宿泊場所が普及し、乗客数は減少傾向にあった。北陸と首都圏をつなぐ定期運行の夜行列車は姿を消すことになり、鉄道ファンや利用客からは惜しむ声が上がっている。 （北國新聞より）

確かに夜行バスの方が安いかもしれませんが，横になって眠れるわけではありませんよね．ホテルにしても結局前日入りしないといけないわけだし．横になって移動できて，しかも時間も無駄にすることなく移動できるので，午前中の仕事にはもってこいの移動手段だと思ったのに，非常に残念です．

早朝の上野駅とその周辺も，普段の喧騒とは違った表情がみられて良いなぁと思っていたりしていたのですが．こうして廃止となった路線は復活することはないんでしょうかね．今後は北陸新幹線とかもできることを考えるとますますその可能性は低いのかもしれませんが．

廃止までに東京で午前中の仕事が入る可能性がどれほどあるかわかりませんが，機会があれば是非また乗りたいと思います．でも，廃止が決まったら個室をとるのは難しいかな．