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金沢大学角間キャンパスで働く准教授のブログです.大学や金沢での生活や,その他もろもろです.
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ニュースサイトをみていたら,ちょっと前の記事ですが北陸の話題の中に私の所属する学科の先生方が紹介されていたのを見つけました.
金沢市には1950年以前に建てられた木造住宅「町家」が、約7000棟残る。しかし、毎年300棟近くが取り壊され、空き家も増えている。NPO法人「金澤町家研究会」(約70人)は、昨年から町家の見学会などを行う「町家巡遊」を実施。町家保存を呼びかけ、地域コミュニティーの再生を目指す。(YOMIURI ONLINEより)
ということで先生方の活動は古くからある金沢の町家を有効活用し,残していこうというもの.「大事だから残していこう」と口で言うのは簡単でも,実際に暮らしている人たちは新しく便利なものを求めたいという気持ちもあると思いますが,その点は「口だけ」ではなく,自分で暮らしている先生の姿は説得力があります.

最近読んだ新聞記事でも,金沢は戦災を受けていないため,古くからの街並みが比較的残っていると言われるが,それも減少しているとありました.老朽化と不便な家が敬遠されるのは止むをえませんが,何か残したい要素があるならば,多少の姿かたちを変えてでもそれらを引き継ぐ技術を考えることも大切なことだと思います.そのまま残せるのであればそれに越したことはないと思いますが.

日本の住宅事情はなかなか厳しいですし,自分の好きなように家をつくるというのは難しいと思いますが,もしできるなら何か日本の良いところが取り込めると,ちょっと誇りのようなものを感じられるのかも.


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先週から今学期の講義が始まりました.昨年度の講義資料があるものの,決して満足なものではないのでそれなりに大幅な変更を加えつつあくせくやっています.多少なりとも学生が学ぶことの多い講義になればよいのですが.

先日紹介したサイエンスポータルというサイトで,山形大学の先生が講義に関する記事を書いていて,いろいろ考えさせられる内容でした(記事はこちら).

非常にざっくり要約すると,大学全入時代を迎え,大学教育も変化が必要であると.設立当初の大学は限られた学生に高度な知識を与え,エリートを育てることが目標であったかもしれませんが,大学大衆化が現実となったいま,その目標も異なって然るべきで.「大学卒」という履歴は特別な意味をもたず,何を学び身につけたかが大事で,学生もそうなりつつあるそうです.

私なりに理解した限りでは,21世紀の知識基盤社会(と言われているそうです)においては,社会の発展の基盤になる知識と考える力を誰もが持つ必要があり,それを身につけさせるのが大学のひとつの役割であるのかなと思いました.知識と考える力の底上げというのでしょうか.聞こえは良くないかもしれませんが,大学大衆化はそれを現実にするための社会条件が整ったと考えることもできるかもしれません.あとは大学教員がそれに応え,学生のみなさんもがんばって学んでくれれば,というところでしょう.

とはいえそれが簡単ではないわけで.我々教員も悩みながら講義の改善に取り組んで,時には当然失敗もしますし.学生も睡魔に負けてしまうこともしばしばですし.学生にがんばりを強要することはできませんから,気付いている教員が態度と講義内容で,少しずつ伝えていくしかないんでしょうかね.
先月受けた健康診断の結果が届きました.血圧が高かったから再検査とかになったりするのかな?心電図の結果とかどうかな?と楽しみに開いてみると,案の定再検査でした.

ところが,引っかかっていたのは血圧ではないらしく,LDLコレステロールとかいう項目.血液検査でひっかかるとは思っていなかったので,ちょっとビビりました.
良くわからないのでGoogleさんに教えてもらったところ,LDLコレステロールは動脈硬化を促進するそうで,甘く見ない方が良いらしいです.悪玉とか呼ばれているらしいし.

どう対応したら良いのかというと,食生活の改善と運動だそうです.結局.
血圧が高かったので,食生活はちょっと変えてみたりしているので,それで十分なのか,あるいはもっとがんばらねばいかんのか.早死にしても良いなら気にしませんが,私としては100までは生きるつもりなので,少しは気にせねばいかんわけです.

こういうのは一朝一夕に解決しないだろうと思いますし,人それぞれ対処にも向き不向きがあると思うので,のんびりどうするか考えましょう.その間に倒れないことを祈って.
前に金沢発のゴーゴーカレーががんばっていると書いたと思いますが,日本のカレーは海外の方からみると見た目がいまいちだそうで,それでも食した方はやみつきになることもしばしばとか.そんな外国人(しかも金沢大学にいたことがあるらしい)のカレー賛歌とゴーゴーカレーNY店のブログがあったので,どうぞ(同じ方の他のカレー賛歌はこちらこちらこちら).あー,カレー食べたい.


今日のメインはカレーのことではなくて,サイエンスポータルという科学技術関連のウェブサイトに紹介されていた東大教授のインタビューです.記事はこちら

今回が連載4回目ということで,1~3回目までは日本の科学研究の在り方や産業界と研究の関わりなどだったのですが,今回は大学の研究環境の実情のようなことが書かれていました.

国立大学が独法化されて,国からの交付金が年々減る中で,外部資金獲得のために多くの努力を払っていること,それによって耳触りの良い研究が優先されて,なかなかお金がとれない研究は苦しんでいることなどが話されていました.また,予算獲得後も研究以外の事務的な活動も多く,場合によっては予算獲得しながら疲弊してしまうということも.

先日も他大学の先生と「日本の研究者は研究に専念できない」という話をしたばかりで,その先生は若いうちは海外に行ってじっくり研究するのが良いと話していました.一般に,海外(欧米)の大学等では役割分担がきちんとなされていて,研究者は研究に専念できます.研究に必要な機器やコンピュータは技術職の方がしっかり担当してくれますし,論文執筆もチームでがちっとやるそうです.

日本の研究者は何から何まで自分でやらなくてはいけないので往々にして時間が足りません.それでも,最近は日本国内でも様々な研究予算が取得できるので国内で研究に取り組む人が多いですが,昔はより恵まれた環境を求めて海外に行く方も多かったようです.

あいかわらず非効率な研究体制で,研究予算の獲得も難しいとなったら海外を目指すようになっても止む無しでしょう.研究者個人としては問題ありませんが,国として科学技術立国とかいうのであれば,その辺をどうにかして欲しいと思います.大学の問題は今日明日の生き死にに関わる問題ではないので,政治がすぐに解決してくれることは期待できませんが,長期的なビジョンを持つ方が出てきて欲しいです.
そう感じるなら他人に期待せず,自分たちでどうにかしないといけないのかもしれませんが.

あまりまとまりがありませんが,まぁそんな感じで.
本日は朝イチのセッションで発表.昨日様子を見た感じだと,私の発表するセッションは大盛況という感じでもないので気楽な感じで臨めそうだなと油断していたら,思いのほか人が入っていて,ちょっとひるみました.

発表はというと,もともと5月に予定されていた時の準備に頼りすぎていまひとつでした.内容が多岐にわたったのと,その割に構成にさほど工夫がなかったので.Discussionも「こう答えれば良かったな」とあとから気付く感じだし.久々の学会発表だったので,もっと力を入れて準備しないとダメでした.
もう過ぎてしまったことは仕方ないので,反省は今後に生かすことにします.

他の発表やセッションでは,今後の研究の際に参考になりそうな発表があったので,収穫です.自分の興味にどんぴしゃの内容の発表というのは多くないので,ひとつでもそうした情報が得られて何よりです.

学会発表はいまひとつでしたが,それで全て評価されるわけではないので,きちんと論文にまとめて発表したいと思います.めげずにがんばりましょう.


帰りに東京駅で新幹線の清掃を待っていたら,車両をバックに写メを撮っている若者がおりまして「新幹線に乗るのが嬉しいんだねぇ」などと思っていたら,今をときめく俳優の市原隼人くんでした.試しに彼のブログをみたら新幹線車内の写真があったので確実です.顔がちっちゃかったです.さすが芸能人.
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