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金沢大学角間キャンパスで働く准教授のブログです.大学や金沢での生活や,その他もろもろです.
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前に金沢発のゴーゴーカレーががんばっていると書いたと思いますが,日本のカレーは海外の方からみると見た目がいまいちだそうで,それでも食した方はやみつきになることもしばしばとか.そんな外国人(しかも金沢大学にいたことがあるらしい)のカレー賛歌とゴーゴーカレーNY店のブログがあったので,どうぞ(同じ方の他のカレー賛歌はこちらこちらこちら).あー,カレー食べたい.


今日のメインはカレーのことではなくて,サイエンスポータルという科学技術関連のウェブサイトに紹介されていた東大教授のインタビューです.記事はこちら

今回が連載4回目ということで,1~3回目までは日本の科学研究の在り方や産業界と研究の関わりなどだったのですが,今回は大学の研究環境の実情のようなことが書かれていました.

国立大学が独法化されて,国からの交付金が年々減る中で,外部資金獲得のために多くの努力を払っていること,それによって耳触りの良い研究が優先されて,なかなかお金がとれない研究は苦しんでいることなどが話されていました.また,予算獲得後も研究以外の事務的な活動も多く,場合によっては予算獲得しながら疲弊してしまうということも.

先日も他大学の先生と「日本の研究者は研究に専念できない」という話をしたばかりで,その先生は若いうちは海外に行ってじっくり研究するのが良いと話していました.一般に,海外(欧米)の大学等では役割分担がきちんとなされていて,研究者は研究に専念できます.研究に必要な機器やコンピュータは技術職の方がしっかり担当してくれますし,論文執筆もチームでがちっとやるそうです.

日本の研究者は何から何まで自分でやらなくてはいけないので往々にして時間が足りません.それでも,最近は日本国内でも様々な研究予算が取得できるので国内で研究に取り組む人が多いですが,昔はより恵まれた環境を求めて海外に行く方も多かったようです.

あいかわらず非効率な研究体制で,研究予算の獲得も難しいとなったら海外を目指すようになっても止む無しでしょう.研究者個人としては問題ありませんが,国として科学技術立国とかいうのであれば,その辺をどうにかして欲しいと思います.大学の問題は今日明日の生き死にに関わる問題ではないので,政治がすぐに解決してくれることは期待できませんが,長期的なビジョンを持つ方が出てきて欲しいです.
そう感じるなら他人に期待せず,自分たちでどうにかしないといけないのかもしれませんが.

あまりまとまりがありませんが,まぁそんな感じで.
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