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金沢大学角間キャンパスで働く准教授のブログです.大学や金沢での生活や,その他もろもろです.
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ひさびさにふるさとメディア・北國新聞から.まちづくりのおはなし.
第5回金沢創造都市会議(同会議開催委員会主催、北國新聞社など後援)は1日、金沢市のANAクラウンプラザホテル金沢で「都市の生命力」をテーマに開幕した。基調スピーチで、開催委員会会長の飛田秀一金沢経済同友会代表幹事は、金沢弁のまちづくり、すなわち、金沢ふうのまちづくりが重要だと強調し、ユネスコの創造都市と国の歴史都市認定を金沢の活性化に結び付ける方策が議論された。(北國新聞より)
「金沢弁のまちづくり」の意味が最初はわかりませんでしたが,記事によると「どこに行っても同じの標準語のまちづくり」ではない,金沢独特のまちづくりだそうです.うまいこと言うなぁと思いました.説明がなければそこまでわかりませんでしたが.

具体的にどんなまちづくりを進めるのかについては触れられていませんでしたが,「創造都市の”新”活動」「歴史都市の健康増進」というテーマの分科会で意見が交わされたらしいです.これが金沢弁のまちづくりではどのように実現されるのかが気になるところです.

金沢では「学生のまち推進条例」というものを制定して,元気なまちづくりを目指した活動も行っています(関連記事).関連記事では「市民と学生の交流が減り」と書いてあったりするのですが,そもそもそんなに交流があったんでしょうか.「学生が住みやすく学びやすいまちを目標にした条例」ともあるのですが,それがまちの活性化とどうつながるのかがわかりません.そもそも学生ってそんなに地域のコミュニティに積極的に同化して活動するのでしょうか.学生のことを考える前に学校のことを考える方が良いようにも思いますが.

どうも具体的なイメージが湧かないんですよねぇ.どこかにモデルとなっているまちがあって,それを紹介してくれるとわかりやすいんですけど.「金沢弁のまちづくり」だから,どこかをモデルにしない独特のものなのかもしれませんが.

なんだかネガティブな感想になってしまいましたが,自分の住むまちのことですから,良い成果が得られるよう期待したいと思います.
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ちょっと遠くの話ではありますが,JR四国のお話.MSN産経ニュースより.
JR四国は30日、高速道路料金無料化を想定した鉄道運輸収入への影響(推定)を発表した。平成19年度の鉄道運輸収入(260億円)をベースに推定すると、無料化の影響は44億円の減収となる。同社は「国の施策によって発生する減収に対して、私ども企業としてやれるところは限界」と、公共交通のあり方に関する議論も必要としている。(MSN産経ニュースより)
高速道路無料化についてはちょいちょいテレビで取り上げられて,段階的に実施するという政府の方針とか,環境への負荷が大きくなるのではとか,一般の人の意見としては,無料でなくても良いのではとか,色々と報道されたりしていますが,公共交通機関がその影響を公表したのは初めてではないかと思います.

上記記事には書かれていませんでしたが,他の記事では運行本数の削減や路線の廃止なども検討せざるを得ない可能性もあるそうです(47NEWSより).四国にはほとんど行ったことがなく,高速道路がどのくらい整備されていて,どのくらいの地域で高速無料化の影響が出るのかわかりませんが,記事の通りならまちが大きく変わったりするのかなぁと思います.となれば暮らす人々の生活も変わりますし,その結果さらにまちのかたちにも影響が出てくると思います.
良い方に変わるのか,あるいは逆なのかわかりませんが,高速道路無料化がまちのかたちを変える,全国で実施されれば国のかたちを変えることにもつながるように思います.財政面だけで議論するのではなく,国の姿がどうなるかということを考えた議論がなされるようになって欲しいと思います.

今回のJR四国の数字が正しいかどうかわかりませんが,これまで漠然と他の交通機関への影響があるのではと考えていたところから,具体的な数字が上がってきたというのは議論を進めるうえでは大きな一歩だと思います.他からも同様の数字と,その結果地域の交通がどう変わり得るかという情報が出てくると,さらに議論が深まると思います.企業だけでなく,交通関連の研究に取り組む機関などは,ぜひ様々な視点からの影響を分析して欲しいと思います.
ふるさとメディア・北國新聞にて,本日はあまりのどかではないかもしれない話題.
今月に入り金沢市に、集合住宅入居者から「町会加入を認めてもらえない」とする相談が相次いで寄せられた。市によると、住民の大量加入に伴う秩序の変化に町会側が二の足を踏んでいることが原因とみられ、実際に地元町会に加入を断られて別の町会を選ぶケースも。向こう三軒両隣の人間関係を築くため、集合住宅の入居者を照準に町会加入を催促してきた市も、町会側のよもやの「異議」に気をもんでいる。(北國新聞より)
これだけだといったいどうして?と思いますが,既存の町会の方々は「もともと100世帯くらいの町会に集合住宅として一気に100世帯増えるのは・・・」ということのようです.町会運営という観点からすると一理あるように思います.

金沢市内では町からやや離れたところでのマンション建設がけっこうみられます.聞くところによると,相続税などの支払いのために持っていた土地の一部にマンションを立てたり,あるいは売った土地にマンションが建設されるというケースもけっこうあるそうで,これからも町会加入の問題は生じるかもしれません.

人口が増えることによる開発以外に,昨今は人口減少下での効率的な住まい方ということでコンパクトシティといった考え方も出てきています.その中では戸建住宅から集合住宅へという動きもあると思いますが,そこでも今回のような問題が起きるのかもしれません.

私の所属する学類からは地方自治体に就職する学生も多く,地域づくりに携わる機会も多いと思います.そうした学生には,身近にあるこうした地域の問題を知り,何らか感じられるようになって欲しいと思います.
金沢や石川ではありませんが,おとなり富山のニュースです.
富山県が二日発表した二月一日現在の県推計人口は、前月から六百八十七人減少し、百九万九千五百四十三人(男性五十二万九千八百八十七人、女性五十六万九千六百五十六人)となり、一九七九(昭和五十四)年以来、三十年ぶりに百九万人台となった。(富山新聞より)
昨年は日本の人口増加率もマイナスになったとかで,本格的に人口減少時代が始まりつつあるようです.
現在はおよそ110万人の富山県の人口は,記事によれば2035年には90万人を下回るとのことです.あと26年後には人口が現在よりも20万人少なくなるということです.

26年後といえば私もまだ何とか生きているでしょうし,今の小学生くらいの子どもたちは働き盛りという年代でしょう.その時,いまよりも20万人も人が少ないというのは,さすがに他人ごとではないように思います.競争が減って楽になるとか,広い家に住むことができるかもしれないとか,考えようによってはプラスの効果があるかもしれませんが,県にしてみれば税収が減り,企業としては人材の確保が難しくなるということで,生活環境の整備や地域の活性化も今より難しくなるかもしれません.

とはいえ悲観していても始まらないわけで,何とか工夫しなくてはいけません.人口をなんとか増やそうとか現状維持しようというのは,なかなか難しいと思います(もしできるのであれば,これまでも対策を講じていたと思います).やはり少ない人口で地域を成り立たせるにはどうするかを考えるのが正攻法だと思います.

では,どうすれば良いのかということですが,それはすぐに答えが出ることではないと思います.色々な可能性を検討して,実現可能性の高い選択肢をさらに練って練って,というふうに考えていくのでしょう.
これから,富山県だけでなく他の県でも人口減少は起きることと思います.そうしたときに,今回の記事のように具体的な時期と人口予測があれば,どのように地域を成り立たせるかは様々に議論できると思います.
今後のまちづくり,国土づくりにおいては,今まで以上に人口減少が現実味を帯びてきますし,それを考慮することなく現実的な計画の議論はできないのではないでしょうか.
もう一昨日のことですが,国土交通省RSSより「まちづくりフォーラム 信濃川にモール橋があったら?」という記事が紹介されていました.

恥ずかしながらモール橋というのもが何なのか知らないのでGoogleさんで調べてみましたが,これといったものはみつかりませんでした.
いくつかの記事を読んで,橋の上に店舗が立ち並んだもの,といった感じのものと理解しました.

日本ではあまりこうした橋は無いように思いますし,作りようによっては素敵なものにもなると思いますが,いかんせん新しいものということで住民の皆さんとの意見をやりとりする機会を持つべきということで,このようなフォーラムが開催されるのだと思います.

すべての公共事業についてフォーラムを開催するわけにはいかないと思いますし,その必要もないと思いますが,こうした動きが当たり前になってくると公共事業というものは自分たちも考えるべきもの,というふうに人々の意識も変わってくるのかもしれません.

信濃川のモール橋について,ずいぶん前に新潟シティプロモーションブログというところでも紹介されてたようですので,そちらもどうぞ.
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