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ちょっと前くらいからBluerayディスクのCMをテレビでも頻繁に見かけるようになって,DVDも次第に使うことが少なくなっていくのかと思っていたら,早くも次世代の技術が開発されているそうです.
その名も「マイクロホログラフィック・ストレージ」.どのくらい一般の方々に知れ渡っているのかわかりませんが,私は今日知りました.Nikkei.netによると,GEが開発した技術で現行DVDと同じサイズのディスクに500GBのデータを保存できるそうです(記事はこちら).
私の研究分野では,衛星データや温暖化実験のデータなど容量の大きなデータを使ったり,数値モデルから大量のデータを出力することも多く,私も数テラのRAIDを使用したりしています.RAIDは当然普通のHDDを使っていて,装置自体もそこそこ大きくて重かったりしますが,それがこの技術であれば薄いディスク10数枚で実現できるとは.すごいです.びっくりです.
ちょっと前にこれから始まる温暖化実験のデータアーカイブの仕事にちょっと関わっていると書いたかもしれませんが,つねにそこで議論となるのがデータをどう運ぶかということです.計算は地球シミュレータで行い,データは他のところに転送するわけですが,ネットワークにそれほどの速さを期待できず,HDDにコピーして輸送するにしても手間がかかりすぎる,といった感じで悩ましいところです.それが薄いディスクに大量のデータを保存できるようになればデータ輸送も相当楽ちんです.
当然最初は高いと思いますが,普及しだせば価格も下がるでしょう.一般の人たちはそんなに大量のデータを扱うこともないように思いますが,HDDレコーダーのような使い方など考えれば,普及するかもしれません.
繰り返し書き込めるのかとか,書き込み速度はどうなのか,とか気になりますが,そのうち使ってみたいです.
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