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金沢大学角間キャンパスで働く准教授のブログです.大学や金沢での生活や,その他もろもろです.
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今年の石川の夏は雨が多くなりそうだとけ.毎日新聞より.
新潟地方気象台は25日、北陸地方の3カ月予報を発表。太平洋高気圧が西側に張り出す影響などから、梅雨前線が活発となり、夏はすっきりしない見通しという。

 金沢地方気象台によると、6~8月の気温は平年と変わらない見通しだが、降水量は多くなりそうだという。(毎日jpより)

記事では,4月は平年に比べマイナス1.4度,降水量は平年比147%,日照時間は平年比75%ということで,ちょっと天気の悪い日が多かったようです.いまのところ5月は晴れの日が多いそうですが.

学生ではなくなってから,夏だからといって普段と生活パターンが変わるわけでもなく,いつのまにか始まっていつのまにか終わってしまうという感じなので,夏らしさを感じる度合いが小さくなっているように思いますが,やっぱり天気は良いに越したことはないですから,ちょっと残念です.
まぁあくまで予報ですし,今まではなんとなく当たっていないような記憶もありますし,まぁそうかもしれないなくらいに思っておきましょう.
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このところ宇宙に関する話題が続いていますが,昨日は「月探査に関する懇談会」というのが開かれたそうです.読売新聞より.
国の「月探査に関する懇談会」(座長=白井克彦・早稲田大学総長)は25日、2020年に月の南極に電力の供給機能などを備えた無人基地を建設し、ロボット探査を進めながら、岩石の地球回収を目指す月探査戦略の報告書をまとめた。(Yomiuri Onlineより)
将来的に実施する(?)太陽系探査の技術開発のステップとして月に日本基地を建設するとのことですが,国民はその方向で日本の宇宙戦略は良いと納得するのでしょうか.一般の人々が知らないままに決められるのは百歩譲って仕方ないとして,それならば意義がきちんと説明できることを行うべきだと思うのですが,どうなのでしょう.十分説明できるのでしょうか.
財政難で科学研究も社会貢献が強く求められているなか,太陽系探査はどれだけ納税者に益するものをもたらしてくれるのか.

もっとも,このような課題を進めるにあたって技術革新は期待できますし,良いことだとは思います.昨日には宇宙開発戦略本部会合も開催され,そこでは宇宙産業を今後10年で倍増の15兆円産業にするといったことが議論されたようですし.その時の目標が月の探査で良いのかが,いまひとつ腑に落ちないというか.

宇宙戦略は,今の経済がどうとか,短期的な状況にしばられずに長期的なビジョンを持つことも重要とは思いますが,その長期の間に今のような経済状況に陥ったときに継続できるのか,継続するだけの意味を持ち続けられるのかも考えておく必要があると思います.今はGOサインが出たとして,将来どの時点においても常にGOサインが出される事業かどうかは常に考えておくべきことのように思います.
27日から気象庁から出される警報・注意報が空間的に細かな情報として提供されるようになるそうですが,民放テレビ局からは細かすぎるとの声があるらしいです.asahi.comより.
気象庁が出す大雨や洪水などの警報、注意報が、27日から市町村単位にきめ細かくなる。ところが多くの民放は「情報が多すぎ、かえって速報性に欠ける」として、これまで通りの地域別で伝えることにした。NHKは市町村単位で伝えるものの、状況によってはやはり地域別にとどめるという。素早い防災対応を促そうとした気象庁の試みは、伝達方法に課題を残した。(asahi.comより)
詳細化された情報は,警報を一通り伝えるだけで15分かかると想定されるそうです.「情報が多すぎて視聴者に不親切」と判断したテレビ局もあったとのこと.

まるで,詳細な情報はあっても無駄のような書かれようですが,広域にわたって電波を発信するテレビという媒体が,あらゆる受信者に対して情報を発信するからそうなるのであって,情報の受け手を限定すれば伝え方も変わりますし,有用な情報になるはずです.

自治体の防災課などで警報の中に自分たちの地域が含まれていた場合のみ情報を取得するようなシステムを作っておけば,被害の特定にも役立つはずですし,その自治体が警報を出すなどするのであれば,はずれリスクも小さくなるのではないかと思います.
一般の人向けにも,ケーブルテレビ局などで同様のシステムを作って,専用チャンネルなど準備しておけば良いかもしれませんし,専用チャンネルなどみないというのであれば,ケーブルテレビのチューナーに警報が出た際にお知らせする何らかの機能を付けても良いかもしれません.あるいは,できるかわかりませんが,ケーブルテレビ局が番組にテロップを追加するとか.

そもそもテレビが情報伝達の唯一の手段ではないわけですし,詳細情報を提供するのは一般の方々ばかりとも限りませんから,記事としては片手落ちな感じがします.気象庁がテレビ局のみに詳細情報を伝えるのであれば確かにそうかもしれませんが,多分違うと思います.

記事はどうあれ,詳細情報をどういかすのかという仕組みを色々なところで考え,防災力の向上につながることを期待です.
ひさびさに大学のウェブサイトをみたら,トップページのニュースのところに「教員評価の公表について」という項目があったのでみてみたのですが,正直なんのことやらさっぱりわかりませんでした.

評価結果を示すグラフがふたつでているのですが,誰が誰を評価した結果なのかわかりません.実施スケジュールのところには自己評価とか所属長評価と書かれていて,たぶんどちらかの結果なのだと思うのですが.

誰が誰を評価したかとかいうのは関係なく,「金沢大学の教員は90%以上が適切あるいは優れている」ということを伝えたいということなのでしょうか?そうだとしても,それが自己評価では客観性が失われるように思うのですが.所属長評価にしても,どういう観点から評価したのかということが示されていても良いように思うのですが.

仮にも科学的立場でデータを取り扱い,研究に取り組む機関が公表する資料なのですから,評価を行ったというなら方法を示し,結果がきちんと読み手に伝わるものを準備し,公開すべきではないかと思ったりするわけですが,どうなのでしょう.あるいは単に私の理解度が足りないだけなのでしょうか.
先日,金沢大学で開発されたセンサーを搭載した宇宙ヨット「イカロス」がH2Aにて打ち上げられるとの記事を紹介しましたが,本日無事打ち上げが成功されたようですねぇ.

新聞各紙も色々紹介していましたが,MSN産経ニュースでは,今回の打ち上げに相乗りした衛星を開発した鹿児島大学の打ち上げ時のことが記事になっていました.
H2Aロケットに相乗りし、集中豪雨などの早期予報に活用される九州初の小型衛星「KSAT」。開発に携わった鹿児島大(鹿児島市)では21日早朝から、打ち上げの模様を伝えるパブリックビューイングに約300人が集まった。衛星の分離が知らされると、会場は「おー」という歓声と拍手に包まれた。(MSN産経ニュースより)
それほど長い記事ではありませんし,開発に関わった人の様子がわずかに述べられている程度ですが,技術者・研究者の気持ちが感じられるようです.

今回の打ち上げは,ちょっと前のスペースシャトルの話題に比べると,そこに関わる人の姿は見えませんが,科学的意義は非常に伝わってくると思います.また,個々人は見えなくとも,上記の鹿児島大学の記事のように携わる人々の雰囲気は感じ取ることができますし,個人的には今回の打ち上げとその報道の方が人々に科学技術の可能性を感じさせるのではないかと思います.

この打ち上げと時を同じくするように,サイエンスポータルでは「日米の宇宙開発の行方」というタイトルの記事が掲載されました(こちら).オバマ大統領による米国の宇宙開発戦略には公共事業的側面が大きいが,日本では宇宙開発に関わる人々は多くなく,雇用創出の公共事業的効果は期待できないとのこと.では,日本は何のために宇宙開発をするのか,先般の有人飛行の科学的意義が十分に伝えられないなか,財政的に厳しい現在,どこを目指していくことが国民の理解が得られ,社会に有用であるのか,といったことが述べられています(だいぶかいつまみました).
そうした視点からすると,今日のH2A打ち上げは科学的意義の説明が容易なように思います.国民の理解を得られるかは人それぞれかもしれませんが,すくなくともスペースシャトルのミッションよりは理解する人も多いのではないでしょうか.

私としては,有人飛行よりも様々な観測データを取得してくれる地球観測衛星がより充実してくれる方が私自身の研究にも使えるのでありがたいですし,社会にも役立つと思えるので,その方向に進めるのが良いのではないかと思います.もちろん,まだ衛星観測データは十分に活用されているとはいえませんが,その点は観測成果を社会に還元するよう,今まで以上に研究者が努力する必要があると思います.

なんにせよ,今日の打ち上げがうまくいって良かったと思います.金星探査機「あかつき」は12月7日に金星の周回軌道に達するとのことで,半年以上の長きに亘る旅路です.無事到着して,多くの観測データと新たな知見をもたらし,日本の宇宙開発を少しでも盛り上げてくれる活躍を期待したいです.
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