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金沢大学角間キャンパスで働く准教授のブログです.大学や金沢での生活や,その他もろもろです.
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日本学術会議による提言「持続可能社会における国土・地域の再生戦略」において,今後の日本社会のありかたに関して「順応的凝集(=スマートシュリンク)」という言葉が用いられているそうです.それに関する要約(?)がサイエンスポータルに紹介されていました(こちら).

今後100年で人口が半減することが予想される日本において,社会資本を拡大する動きが弱まるとともに,低密度な都市の現出が考えられるということで,人口に見合った市街地を形成し,寄り添って生きることで生活の質を高める必要がある,というのが要旨といえるでしょう.

今後はクオリティ・オブ・ライフ(QOL)の向上を重視することが必要であるというのは,成長よりも成熟を目指すのが妥当ではないかなぁと思っている私としては腑に落ちる記述でした.
そのための抜本的方策がスマートシュリンクを実現するための土地利用改革なのかどうかはわかりませんが,人口が減少する中で必要な社会的機能を提供するために求められる動きのひとつであることは確かなことのように思います.

そのために地方分権化を進め自治体の地域管理能力を高めるための法整備等が必要,というのは私には良く分かりませんが,一般の人々に今後の日本における人口変化の予測を示すとともに,どのような生き方,住まい方をしていくかを考える必要があるかもしれない,と伝えることは不可欠なように思います.

個人的には,機能が凝集したところで生活パターンが今と変わらなければQOLの向上にはつながらないわけで,都市や集落の凝集とともにどんな暮らし方にしていきたいかということを考えることも欠かせないはずと思います.そこには新たな価値観が出てくることも間違いないでしょうし,その価値観に基づく生き方ができる社会ができあがることがいちばん大切なのではないかと思います.
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