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金沢大学角間キャンパスで働く准教授のブログです.大学や金沢での生活や,その他もろもろです.
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先日の台風18号,私はドイツにいたのでほぼ他人事でしたが,日本国内では天気予報も注目されたりしていたのでしょうね.そんな話題をasahi.comより.
日本列島を縦断した台風18号の上陸地点をめぐって、気象庁と民間の気象情報会社「ウェザーニューズ」の間で論争が繰り広げられている。防災上の混乱を避けたいと台風の進路情報の一元化を迫る気象庁と、分析に自信をみせ、譲る気配のない同社のバトルは収まりそうにない。 (asahi.comより)
記事によると,台風18号の情報公開の際にウェザーニューズ社が気象庁の情報と異なるものをウェブサイトに掲載し,それが気象業務法の条件からはずれるという気象庁と,予報でなく実況なので問題ないというウェザーニューズの間に意見の食い違いがあるとのことです.

そもそも台風情報に違いがあるというのが問題かもしれませんが,その辺はまだ予測や観測が完璧でないので仕方ないとして,ウェザーニューズでは独自の会員からの情報も併せて解析して,そこから気象庁の情報と異なる結果が得られたので,そちらを公表したそうです.

気象庁長官の「防災情報は統一的である方が望ましい」というのはもっともな意見ですし,自治体の防災担当の方たちもその方がありがたいはずです.
各個人は,台風が自分の生活圏付近に来るらしいということがわかったところでさほど行動に大きな影響が出ないと思いますが,地域防災等については行動するか否かということにまで関わってくるでしょうから,確たる情報が欲しいところです.ただ「確たる情報」=「間違っていても統一的な情報」ではないはずなので,その辺が難しいと思いますが.

防災に携わる人間であれば,複数の情報が与えられたなら,そこから取捨選択して物事を決定できなければならない,という考え方もあるかもしれませんが,果たしてそこまで求めて良いものか.何らかの被害があった時に責任が問われるのは,情報提供元ではなく判断を下した人ですし.まぁ一般の企業であれば,何らかの判断ミスで会社が傾いたとしても,それは周辺状況のせいではなく結局判断ミスした人が悪いと片付けられるので,複数の情報があった場合,読み解く能力が必要なのかもしれません.

混乱を招かないために仮に正しくなくても情報を統一するのか,あるいは複数の可能性を示して判断は情報受信者に委ねるのか,難しいところだと思います.
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