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本日は国交省関係のお仕事で霞ヶ関まで行きました.東京にいる時には仕事が回ってくることはなかったのに,離れてから呼ばれるようになるとは.友人からは「東京に呼ばれなくなったらダメだよ」と言われていたので,まだダメじゃないということでほっとする反面,ちょっと遠いんだよなぁという本音もあります.
今日は「気候変動適応策に関する国際貢献推進アドバイザリー会議」という長い名前の会議の第一回目ということで,国交省からのこれまでの調査や活動報告と今後の進め方についての説明や,簡単な議論で終わりましたが,なかなか勉強になりました.今後は意見を求められたりすることになったりするので「勉強になりました」なんて言っていてはいけないわけですが.
本会議ではアジア各国における気候変動適応策を考える際に,日本の研究や活動の成果を生かしてもらうことを目的にしているのですが,これまでに会議やフォーラムを開催して意見集約を図ってきたということで,そうした最新の動きを知って,研究へのモチベーションもあがりました.
金沢にきて,じっくり研究できるなぁなんて思っていたわけですが,周囲のニーズなどを知ると,あまりのんびりしていてはいかんという気にもなります.先日書いた研究発表会も然りですが,またまたやる気を加速する良い機会に出会えたという感じでしょうか.これによって首を絞められるようなことがないようにしなければいけませんけど.
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新しい研究計画の打ち合わせのために東京出張.18時からのスタートと遅めでしたが,私的には外せないと判断し,万難を排して出席.
これから申請するので議論の詳細には触れることはできませんが,今回はこれまでご一緒したことの無い方々ばかりで,刺激を受けることが非常に多くありました.研究のターゲットは都市の水利用ということで,これまでは水害の方を念頭においた形で研究に取り組んでいたので,必要とされる情報も異なるし,新しい視点での研究への取り組みができそうです.
私が分担するのはこれまでの経験を生かした部分なので全く新しいことを始めるわけではありませんが,お話をうかがったり一緒に議論したりするだけでも色々と勉強になります.すぐにどうこうということにはならないと思いますが,将来研究を展開する上で幅が出るのではないかと思います.
これから準備して審査を受けることになりますが,是非とも採択されれば良いなぁと思います.
これから申請するので議論の詳細には触れることはできませんが,今回はこれまでご一緒したことの無い方々ばかりで,刺激を受けることが非常に多くありました.研究のターゲットは都市の水利用ということで,これまでは水害の方を念頭においた形で研究に取り組んでいたので,必要とされる情報も異なるし,新しい視点での研究への取り組みができそうです.
私が分担するのはこれまでの経験を生かした部分なので全く新しいことを始めるわけではありませんが,お話をうかがったり一緒に議論したりするだけでも色々と勉強になります.すぐにどうこうということにはならないと思いますが,将来研究を展開する上で幅が出るのではないかと思います.
これから準備して審査を受けることになりますが,是非とも採択されれば良いなぁと思います.
以前,気候シナリオ利用タスクグループという,次期温暖化実験の出力データをどのように活用していくかという打ち合わせに関して書きましたが,本日はその関連で,次期IPCC5次レポートに向けたモデル比較のための枠組みに関してどう対応していくかという打ち合わせが東京でありました.
気候シナリオ利用タスクグループの記事では,これから実施される日本国内での温暖化実験結果を活用するために私が参加する「データ統合・解析システム」がお手伝いするということを書いたかと思いますが,この温暖化実験結果は,Coupled Model Intercomparison Projectというプロジェクトで他国のデータと一括管理され,モデルの性能評価や温暖化の影響研究などに活用されます(次期プロジェクトをCMIP5といいます).そして,その研究成果は気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第5次レポート作成のためにも活用されます.
ということで,CMIP5に向けた温暖化実験結果(データ)の公開に関しても準備が必要で,そこで私が参加する「データ統合・解析システム」(DIASといいます)での活動と協力しようということになったのでした.DIASは大規模かつ多様な地球環境データのアーカイブと解析機能を併せ持つシステムを構築し,社会に価値ある情報を創出するという活動で,その実績から温暖化実験結果の有効活用にも一役買うことになり,CMIP5対応にも関わることとなりました.
CMIP5ではデータ容量が膨大で全てのデータを一か所で管理することが困難なため,主要データをアーカイブするGatewayとなるサーバとある程度限定されたデータを持つノードを構築し,その間でデータと情報のやり取りをするというシステムを採用する予定で,そのノードのひとつをどのように構築するかということを議論しました.システムはEarth System Grid(ESG)というCMIP3でも採用されていたものを利用しますが,現在バージョンアップ中で,さらに良くなるようです(詳細はこちら).
議論は技術的なことからプロジェクトのスケジュールなど多岐にわたるものでしたが,現時点では様々な不確定要素があるため,これといった結論は出ませんでした(結論の出る類の話ではないかもしれませんが).システムに採用される予定のESGも最終版ができるのは数ヶ月後とのことなので,すぐ着手する必要は必ずしもないのかもしれませんが,世界中の関心も高い温暖化研究とIPCC次期レポート作成に大きく関わる活動なので,きっちりやらないと.責任はそこそこ重大,なはずです.
気候シナリオ利用タスクグループの記事では,これから実施される日本国内での温暖化実験結果を活用するために私が参加する「データ統合・解析システム」がお手伝いするということを書いたかと思いますが,この温暖化実験結果は,Coupled Model Intercomparison Projectというプロジェクトで他国のデータと一括管理され,モデルの性能評価や温暖化の影響研究などに活用されます(次期プロジェクトをCMIP5といいます).そして,その研究成果は気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第5次レポート作成のためにも活用されます.
ということで,CMIP5に向けた温暖化実験結果(データ)の公開に関しても準備が必要で,そこで私が参加する「データ統合・解析システム」(DIASといいます)での活動と協力しようということになったのでした.DIASは大規模かつ多様な地球環境データのアーカイブと解析機能を併せ持つシステムを構築し,社会に価値ある情報を創出するという活動で,その実績から温暖化実験結果の有効活用にも一役買うことになり,CMIP5対応にも関わることとなりました.
CMIP5ではデータ容量が膨大で全てのデータを一か所で管理することが困難なため,主要データをアーカイブするGatewayとなるサーバとある程度限定されたデータを持つノードを構築し,その間でデータと情報のやり取りをするというシステムを採用する予定で,そのノードのひとつをどのように構築するかということを議論しました.システムはEarth System Grid(ESG)というCMIP3でも採用されていたものを利用しますが,現在バージョンアップ中で,さらに良くなるようです(詳細はこちら).
議論は技術的なことからプロジェクトのスケジュールなど多岐にわたるものでしたが,現時点では様々な不確定要素があるため,これといった結論は出ませんでした(結論の出る類の話ではないかもしれませんが).システムに採用される予定のESGも最終版ができるのは数ヶ月後とのことなので,すぐ着手する必要は必ずしもないのかもしれませんが,世界中の関心も高い温暖化研究とIPCC次期レポート作成に大きく関わる活動なので,きっちりやらないと.責任はそこそこ重大,なはずです.
東京大学にて後輩の研究者と研究討議.
今日・明日と東大の入試で,正門前は受験生を応援する予備校の職員や,さっそく部員勧誘をする運動部やサークルの人でごった返していました.本来なら部外者の私は入構できないのですが,事前に許可証を発行して頂いていたので堂々と入れました.ちょっと優越感です.
今日はアジアモンスーン研究に関する議論で,後輩の解析結果や私のシミュレーション結果について意見を交わしました.金沢大学に来てからもほぼ毎週SkypeとMicrosoft社のSharedViewというソフトを使って議論をしていたのですが,やはり直接会った方がその場で作業をしつつみられるので良いですね(SharedViewもお互いのPCの画面が相手にみせられるので,かなり使えます).
現在議論しているのは主としてチベット高原の大気昇温のメカニズムに関することで,私もこれまでも取り組んできたのですが,それとは異なる季節に関して詳細な研究を行っています.チベット高原上空の大気は同程度の高度においては世界で最も暖かく,モンスーンシステムにおいて重要な役割を持つと考えられてきましたが,その影響や温まるプロセスは必ずしも完全に理解されていません.
とりあえず様々な可能性などを議論し,もっともらしい説明ができそうであれば数値シミュレーションで検証してみるということで進めていますが,本当にそうだという最終的な確信を得たいものです.現地観測データが少ないというのがチベット高原周辺の研究のひとつのネックですが,少ないデータをいかに有効に使えるかがカギですね.
今日・明日と東大の入試で,正門前は受験生を応援する予備校の職員や,さっそく部員勧誘をする運動部やサークルの人でごった返していました.本来なら部外者の私は入構できないのですが,事前に許可証を発行して頂いていたので堂々と入れました.ちょっと優越感です.
今日はアジアモンスーン研究に関する議論で,後輩の解析結果や私のシミュレーション結果について意見を交わしました.金沢大学に来てからもほぼ毎週SkypeとMicrosoft社のSharedViewというソフトを使って議論をしていたのですが,やはり直接会った方がその場で作業をしつつみられるので良いですね(SharedViewもお互いのPCの画面が相手にみせられるので,かなり使えます).
現在議論しているのは主としてチベット高原の大気昇温のメカニズムに関することで,私もこれまでも取り組んできたのですが,それとは異なる季節に関して詳細な研究を行っています.チベット高原上空の大気は同程度の高度においては世界で最も暖かく,モンスーンシステムにおいて重要な役割を持つと考えられてきましたが,その影響や温まるプロセスは必ずしも完全に理解されていません.
とりあえず様々な可能性などを議論し,もっともらしい説明ができそうであれば数値シミュレーションで検証してみるということで進めていますが,本当にそうだという最終的な確信を得たいものです.現地観測データが少ないというのがチベット高原周辺の研究のひとつのネックですが,少ないデータをいかに有効に使えるかがカギですね.
本日は東京まで出張.金沢から東京へは「はくたか→新幹線」と乗継ぎます.いつもは指定席が取れるのに今日は越後湯沢から東京まで満席で,結局大宮まで立ちっぱなしでした.
どうやら明日の国公立大学入試のために受験生が上京しているようでした.地元の活性化のために優秀な学生さんに地元に残って欲しい気もする一方,東京で挑戦して欲しいような複雑な気持ちです.
それはさておき,本日は気候シナリオ利用タスクグループという会合に出席しました.
この会合は日本における地球温暖化のモデル研究の最前線ともいうべき人たちが集まって,気候モデルによるシミュレーション結果をどう利用するかということを話し合うものです.もともとは文部科学省の「革新プロジェクト」と環境省の「地球環境研究総合推進費」で進められている研究課題に関わる人たちの集まりでしたが,私は文部科学省の「データ統合・解析システム」という課題の方から,データシステム面でお手伝いするという形で関わらせてもらっています.
いまのところ,現在進められている気候モデルによる温暖化実験から影響評価研究をするためにどのような変数(気温や湿度,風などの物理量)が必要かといったことを議論したり,データをどのようにアーカイブするかといった,準備のようなことを行っています.
今日も,メインの議題は保存変数に関するもので,農業や漁業への温暖化の影響を研究している方々からは,(たぶん)オーソドックスな気候・気象研究ではあまり用いられない変数の保存を要望があり,その点で多少議論になりました.
特に,一時間ごとの気象要素の保存に関しては,データ量が膨大になってしまうことと現在の気候モデルにおいて一時間ごとのデータにどれだけの意味があるのか疑問であることなどから,もう少し検討の余地があるということになりました(政治的な側面も話題に上りましたが,その辺は割愛させて頂きます).
将来の政策や国土づくりに影響を与えるかもしれない場にいると考えると,なんだかすごいなぁと思ったりしますが,自分の関わる部分については大局的な視点よりも技術的なことなどが気になってしまい,一気に現実に引き戻されるような感じもします.
世界のためにがんばっていると気負い過ぎては実現性を忘れそうで,あまりに現実的に考えてしまうと大きな目標を見失ってしまうように思います.その辺のバランスを考えながら取り組まないといけない課題なのだなぁと感じました.
どうやら明日の国公立大学入試のために受験生が上京しているようでした.地元の活性化のために優秀な学生さんに地元に残って欲しい気もする一方,東京で挑戦して欲しいような複雑な気持ちです.
それはさておき,本日は気候シナリオ利用タスクグループという会合に出席しました.
この会合は日本における地球温暖化のモデル研究の最前線ともいうべき人たちが集まって,気候モデルによるシミュレーション結果をどう利用するかということを話し合うものです.もともとは文部科学省の「革新プロジェクト」と環境省の「地球環境研究総合推進費」で進められている研究課題に関わる人たちの集まりでしたが,私は文部科学省の「データ統合・解析システム」という課題の方から,データシステム面でお手伝いするという形で関わらせてもらっています.
いまのところ,現在進められている気候モデルによる温暖化実験から影響評価研究をするためにどのような変数(気温や湿度,風などの物理量)が必要かといったことを議論したり,データをどのようにアーカイブするかといった,準備のようなことを行っています.
今日も,メインの議題は保存変数に関するもので,農業や漁業への温暖化の影響を研究している方々からは,(たぶん)オーソドックスな気候・気象研究ではあまり用いられない変数の保存を要望があり,その点で多少議論になりました.
特に,一時間ごとの気象要素の保存に関しては,データ量が膨大になってしまうことと現在の気候モデルにおいて一時間ごとのデータにどれだけの意味があるのか疑問であることなどから,もう少し検討の余地があるということになりました(政治的な側面も話題に上りましたが,その辺は割愛させて頂きます).
将来の政策や国土づくりに影響を与えるかもしれない場にいると考えると,なんだかすごいなぁと思ったりしますが,自分の関わる部分については大局的な視点よりも技術的なことなどが気になってしまい,一気に現実に引き戻されるような感じもします.
世界のためにがんばっていると気負い過ぎては実現性を忘れそうで,あまりに現実的に考えてしまうと大きな目標を見失ってしまうように思います.その辺のバランスを考えながら取り組まないといけない課題なのだなぁと感じました.
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