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昨日の会議は18時過ぎまでありまして,それから電車で帰ると金沢駅着が午前0時過ぎ.その時間,駅からのバスはすでにないためタクシーか徒歩となるわけですが,それはちょっとということで,昨夜は東京に泊まって今朝の電車で帰ってきました.
朝早い電車だったので眠って帰ろうと思ったのですが,思いのほか眠たくなくって,研究予算申請の準備や読書で過ごして帰ってきました.電車の中は意外と仕事が進みます.
金沢駅から角間までバスに乗ろうと思ったら,バス乗り場にありえないくらいの行列ができていました.すっかり忘れていましたが,本日は金沢大学のオープンキャンパスだったのですね.はい.
この行列では乗れても混み混みだなぁ,何か良い方法な無いものか.とも思いましたがあるわけもなく,仕方なく行列にならび,ほどなくしてバスが来たのですが,私の二人前で「満員なので次のバスに乗って下さい」と無情の宣告.それでも私の前にいた二人づれの女子高生は,やたらと元気でしたが.それに,次のバスも意外と早く来たし,列の前の方にいたので座って大学までいけました.災い転じて福となす.
大学につくとオープンキャンパスに参加の高校生でいっぱいでした.入口で団扇を配っていて,欲しいなぁと思ったものの,教員がもらうわけにもいかんじゃろということで,気付かないふりで通り過ぎましたが.
やっと居室まで到着したら,なんだかどっと疲れました.やっぱり電車で寝てくれば良かったかも.
それでも予算申請書類を大体書いて,共同研究者の先生に送って,他の細々したことを少し済ませました.100点満点じゃないにしても,まぁ良くがんばったということで.
朝早い電車だったので眠って帰ろうと思ったのですが,思いのほか眠たくなくって,研究予算申請の準備や読書で過ごして帰ってきました.電車の中は意外と仕事が進みます.
金沢駅から角間までバスに乗ろうと思ったら,バス乗り場にありえないくらいの行列ができていました.すっかり忘れていましたが,本日は金沢大学のオープンキャンパスだったのですね.はい.
この行列では乗れても混み混みだなぁ,何か良い方法な無いものか.とも思いましたがあるわけもなく,仕方なく行列にならび,ほどなくしてバスが来たのですが,私の二人前で「満員なので次のバスに乗って下さい」と無情の宣告.それでも私の前にいた二人づれの女子高生は,やたらと元気でしたが.それに,次のバスも意外と早く来たし,列の前の方にいたので座って大学までいけました.災い転じて福となす.
大学につくとオープンキャンパスに参加の高校生でいっぱいでした.入口で団扇を配っていて,欲しいなぁと思ったものの,教員がもらうわけにもいかんじゃろということで,気付かないふりで通り過ぎましたが.
やっと居室まで到着したら,なんだかどっと疲れました.やっぱり電車で寝てくれば良かったかも.
それでも予算申請書類を大体書いて,共同研究者の先生に送って,他の細々したことを少し済ませました.100点満点じゃないにしても,まぁ良くがんばったということで.
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本日は「気候変動適応策に関する国際貢献アドバイザリー会議」の2回目.霞が関にある国土交通省の本省に行ってきました.本省は今回初めて訪問しましたが,他の役所と違って人の動きが多くて,活気があるように感じました.まぁ私が行った時がたまたまだったのかもしれませんが.
本会議では,アジアの国々向けに気候変動適応策のガイドラインを作成するのが目的ですが,日本でもその技術やノウハウが確立されているわけではなく,というか現在いろいろな大学や研究機関で取り組みが進められているところで,最初からビシッとしたものを作るのは難しいので,まずは骨子をということで,その案について議論しました.
議論の内容に関しては後日国交省から公表されると思いますので,関心のある方はそちらをお待ち下さい.
会議では私が一番若いのですが,だからといって,わざわざ金沢から霞が関まで行って諸先輩のお話を座って聴いているだけでは意味がありませんし,「せっかく遠くから呼んでいるのに何の意見もないのか」となったら非常に失礼ですので,がんばって頭をひねって意見を述べさせてもらいました.
知識も経験も不足しているので,他の委員の方々から助け船を出して頂いたり,私の発言を補うような意見を頂いたりと,役に立ったのかどうかわかりませんが,今後はより良い意見を鋭く出していけるように成長していきたいと思いますので,とりあえず長い目で見守って頂きたいと思います.
他の委員の方々や国交省の方々がどうお感じになったのかはわかりませんが,私としては少しは議論も深まったし方向性なども詳しくなっていくのではないかと感じました.いずれこうした活動が実社会で実っていけば,これなお幸い.
本会議では,アジアの国々向けに気候変動適応策のガイドラインを作成するのが目的ですが,日本でもその技術やノウハウが確立されているわけではなく,というか現在いろいろな大学や研究機関で取り組みが進められているところで,最初からビシッとしたものを作るのは難しいので,まずは骨子をということで,その案について議論しました.
議論の内容に関しては後日国交省から公表されると思いますので,関心のある方はそちらをお待ち下さい.
会議では私が一番若いのですが,だからといって,わざわざ金沢から霞が関まで行って諸先輩のお話を座って聴いているだけでは意味がありませんし,「せっかく遠くから呼んでいるのに何の意見もないのか」となったら非常に失礼ですので,がんばって頭をひねって意見を述べさせてもらいました.
知識も経験も不足しているので,他の委員の方々から助け船を出して頂いたり,私の発言を補うような意見を頂いたりと,役に立ったのかどうかわかりませんが,今後はより良い意見を鋭く出していけるように成長していきたいと思いますので,とりあえず長い目で見守って頂きたいと思います.
他の委員の方々や国交省の方々がどうお感じになったのかはわかりませんが,私としては少しは議論も深まったし方向性なども詳しくなっていくのではないかと感じました.いずれこうした活動が実社会で実っていけば,これなお幸い.
東大で開催された国家基幹技術:海洋地球観測探査システムの第3回「データ統合・解析システム(DIAS)」フォーラムに参加.
昨年までは中心に近いところにいたのですが,金沢大学に来てからはちょっと距離を置いての参画という形で,最新の情報は得られていませんでした.今回は外部向けのイベントということで色々とわかりやすく知ることができるのではないかと思い参加しました.
個々の研究内容よりも研究成果をどのように公共的利益として社会に還元するか,それがどのように実現されようとしているのかという点に関心があったのですが,いくつかの発表からそれを知ることができました.これまではプラットフォームの立ち上げという色合いが強かったのですが,社会への出口が見えつつある成果が出てきているようです.
海洋4次元同化という海水温や塩分などの時空間分布を再計算する研究は,魚類の生態を考慮することによって水産資源管理に資するとことに近づきつつあるようです.農業分野ではフィールドサーバという簡易観測システムによって圃場管理をするとともに,生産地情報を消費者が知ることができるような,一種の農作物のトレーサビリティ情報の提供へ展開しそうな感じでした.生態系保全の研究も,一般の方々が調査に参加できるようなツールを開発していて,啓蒙に有用なものができつつあるようです.
それに比べて,河川管理や水資源管理については同様の盛り上がりが感じられないのではないかと感じました.研究の進捗とかそういうことではなく,情報の質として,今後「伸び」があるのかということです.農作物情報などに比べて情報が一般向けでないからかと思いましたが,水産情報も漁業関係者向けのものだし,生態系情報も関心のある人以外にはあまり面白いものではないように思います.
ちょっと考えて思ったのは,水産資源情報や農地情報,生態系情報は,「何かがある」という発見する喜びのようなものにつながるのではないかということです.魚が多く獲れそうだとか,良い農場のようだとか,蝶が多く生息しているようだとか.それに比べて,河川流量や降雨情報などは,それをみても期待感や好奇心が湧いてこないように思います.河川や気象の情報は,それをもとに災害などに備えるためのもので,誰にとっても「おもしろい」と感じる類の情報ではありません.当然,さほど進んでみたいと思いませんし,見る必要があるときには真面目に見ざるを得ません.となれば,業務として河川管理をする人向けのものとならざるを得ませんし,「盛り上がり」というのはあり得ないのかなぁと思います.
だからといって重要でないわけではなく,様々な災害による被害を軽減するためにはむしろ大切なわけですが,一般の人たちにも多少関心を持ってもらうようなコンテンツ作りはできないものかなぁと思います.なんて思っていても誰かが考えてくれるわけでもありませんし,多少なりとも関係した研究をしている我々もしっかり考えないといけないんだろうなぁと思います.
昨年までは中心に近いところにいたのですが,金沢大学に来てからはちょっと距離を置いての参画という形で,最新の情報は得られていませんでした.今回は外部向けのイベントということで色々とわかりやすく知ることができるのではないかと思い参加しました.
個々の研究内容よりも研究成果をどのように公共的利益として社会に還元するか,それがどのように実現されようとしているのかという点に関心があったのですが,いくつかの発表からそれを知ることができました.これまではプラットフォームの立ち上げという色合いが強かったのですが,社会への出口が見えつつある成果が出てきているようです.
海洋4次元同化という海水温や塩分などの時空間分布を再計算する研究は,魚類の生態を考慮することによって水産資源管理に資するとことに近づきつつあるようです.農業分野ではフィールドサーバという簡易観測システムによって圃場管理をするとともに,生産地情報を消費者が知ることができるような,一種の農作物のトレーサビリティ情報の提供へ展開しそうな感じでした.生態系保全の研究も,一般の方々が調査に参加できるようなツールを開発していて,啓蒙に有用なものができつつあるようです.
それに比べて,河川管理や水資源管理については同様の盛り上がりが感じられないのではないかと感じました.研究の進捗とかそういうことではなく,情報の質として,今後「伸び」があるのかということです.農作物情報などに比べて情報が一般向けでないからかと思いましたが,水産情報も漁業関係者向けのものだし,生態系情報も関心のある人以外にはあまり面白いものではないように思います.
ちょっと考えて思ったのは,水産資源情報や農地情報,生態系情報は,「何かがある」という発見する喜びのようなものにつながるのではないかということです.魚が多く獲れそうだとか,良い農場のようだとか,蝶が多く生息しているようだとか.それに比べて,河川流量や降雨情報などは,それをみても期待感や好奇心が湧いてこないように思います.河川や気象の情報は,それをもとに災害などに備えるためのもので,誰にとっても「おもしろい」と感じる類の情報ではありません.当然,さほど進んでみたいと思いませんし,見る必要があるときには真面目に見ざるを得ません.となれば,業務として河川管理をする人向けのものとならざるを得ませんし,「盛り上がり」というのはあり得ないのかなぁと思います.
だからといって重要でないわけではなく,様々な災害による被害を軽減するためにはむしろ大切なわけですが,一般の人たちにも多少関心を持ってもらうようなコンテンツ作りはできないものかなぁと思います.なんて思っていても誰かが考えてくれるわけでもありませんし,多少なりとも関係した研究をしている我々もしっかり考えないといけないんだろうなぁと思います.
JAMSTEC東京事務所にてIPCC第5次報告書に向けた温暖化実験データ公開サーバ構築検討会のワーキンググループ.打合せは午前中だったので,昨日は名古屋での研究紹介を終えた後に東京に移動したわけですが,このところ移動が続くこともあまりなかったので,久々に忙しいビジネスマン気取りですよ.
ワーキンググループといいながら今までの会合では議論ばかりで,本当に形になるのかちょっと不安がないわけでもありませんでしたが,その点は皆さん経験豊富な専門家なので,自然と議論が深まって形がみえてくるような気がするので不思議です.具体的なところにどんどん落ちていくからだと思いますが,それが自信になっていくようにも思うので,議論だけとはいえ大事なんだなぁと思います.
本格的な作りこみの段で問題が起きたりすることもあるかもしれませんが,まぁ大丈夫でしょう.そんな気がします.
IPCC第4次報告書向けデータ(CMIP3データ)はPCMDIという機関からデータが公開されていますが,第5次向けデータ(CMIP5データ)はメインとなるゲートウェイとそれ以外のノードという複数のサーバがネットワークで結ばれることによってデータが公開されることになり,現在そのためのソフトウェアを開発中とのことです.こうした情報を得る機会もなかなかないので,それだけでも東京まで行った甲斐があるというものです.
日本の温暖化実験も本格的に始まりつつあるので,そのデータを使った研究ができる日が早く来て欲しいですねぇ.
ワーキンググループといいながら今までの会合では議論ばかりで,本当に形になるのかちょっと不安がないわけでもありませんでしたが,その点は皆さん経験豊富な専門家なので,自然と議論が深まって形がみえてくるような気がするので不思議です.具体的なところにどんどん落ちていくからだと思いますが,それが自信になっていくようにも思うので,議論だけとはいえ大事なんだなぁと思います.
本格的な作りこみの段で問題が起きたりすることもあるかもしれませんが,まぁ大丈夫でしょう.そんな気がします.
IPCC第4次報告書向けデータ(CMIP3データ)はPCMDIという機関からデータが公開されていますが,第5次向けデータ(CMIP5データ)はメインとなるゲートウェイとそれ以外のノードという複数のサーバがネットワークで結ばれることによってデータが公開されることになり,現在そのためのソフトウェアを開発中とのことです.こうした情報を得る機会もなかなかないので,それだけでも東京まで行った甲斐があるというものです.
日本の温暖化実験も本格的に始まりつつあるので,そのデータを使った研究ができる日が早く来て欲しいですねぇ.
本日は河川環境管理財団名古屋支部の依頼で研究紹介のために名古屋まで出張.
最初の研究紹介の依頼連絡があまりにも唐突だったので,何のことやら状況があまり飲み込めず,まぁその後も良くわからないまま引き受けて,今日も十分把握しないままで行ってしまったのですが.「河川環境」にどれほど自分の研究が貢献するのか不安だったりもしたわけですが.
今回の集まりの趣旨ですが,どうやら名古屋支部で新しく研究募集をするうえで,若手研究者がどんなことに関心があるのかということを知っておきたいということが目的だったようです.ということであんまり「河川環境」に縛られなくても良いと.それでも,私以外の先生方はきちんと河川環境に取り組んでいらっしゃる方ばかりのようでした.で,気象とか気候とか,河川工学というにはやや亜流な内容は私くらいかなぁと思っていたのですが,降水データから気象条件を調べていらっしゃる方がいたりして,ちょっと救われた気がしました.
とはいえこのところ取り組んでいたことがあまりにも気象寄りだったので,今日のためにちょっとでも関係しそうなネタを,ということで温暖化情報の流域規模へのダウンスケーリングということで昨日書いたWRF+CMIP3をがんばって進めたわけです.
いずれ取り組む予定だったのが今回の研究紹介のために早まったわけですが,まぁそのおかげで結構進展したので良かったです.以前,学内の研究発表の時にも同じように外力によって研究が進むと書きましたが,今回もまさにソレです.そんな研究の進め方で良いのか,という意見もあるかもしれませんが,それがなければ査読が返ってきた論文の直しにでものんびり取り組もうと思っていたので,今回は良かったと思います.
とりあえずWRF+CMIP3も動いたし,研究紹介も終えましたが,昨日も書いたとおりまだまだ荒々なのでしっかりとブラッシュアップしないといけません.まぁのんびりやりたいと思います.
最初の研究紹介の依頼連絡があまりにも唐突だったので,何のことやら状況があまり飲み込めず,まぁその後も良くわからないまま引き受けて,今日も十分把握しないままで行ってしまったのですが.「河川環境」にどれほど自分の研究が貢献するのか不安だったりもしたわけですが.
今回の集まりの趣旨ですが,どうやら名古屋支部で新しく研究募集をするうえで,若手研究者がどんなことに関心があるのかということを知っておきたいということが目的だったようです.ということであんまり「河川環境」に縛られなくても良いと.それでも,私以外の先生方はきちんと河川環境に取り組んでいらっしゃる方ばかりのようでした.で,気象とか気候とか,河川工学というにはやや亜流な内容は私くらいかなぁと思っていたのですが,降水データから気象条件を調べていらっしゃる方がいたりして,ちょっと救われた気がしました.
とはいえこのところ取り組んでいたことがあまりにも気象寄りだったので,今日のためにちょっとでも関係しそうなネタを,ということで温暖化情報の流域規模へのダウンスケーリングということで昨日書いたWRF+CMIP3をがんばって進めたわけです.
いずれ取り組む予定だったのが今回の研究紹介のために早まったわけですが,まぁそのおかげで結構進展したので良かったです.以前,学内の研究発表の時にも同じように外力によって研究が進むと書きましたが,今回もまさにソレです.そんな研究の進め方で良いのか,という意見もあるかもしれませんが,それがなければ査読が返ってきた論文の直しにでものんびり取り組もうと思っていたので,今回は良かったと思います.
とりあえずWRF+CMIP3も動いたし,研究紹介も終えましたが,昨日も書いたとおりまだまだ荒々なのでしっかりとブラッシュアップしないといけません.まぁのんびりやりたいと思います.
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