忍者ブログ
金沢大学角間キャンパスで働く准教授のブログです.大学や金沢での生活や,その他もろもろです.
[345]  [344]  [343]  [342]  [341]  [340]  [339]  [338]  [337]  [336]  [335
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

世界の研究論文に占める日本の割合が減少傾向にあるとのこと。サイエンスポータルより。

割 合として減少しているとのことですが、絶対数としても減っているんでしょうか。記事の中では中国の成果が占める割合が高くなってきているとのことですが、 確かに国際学会にいくと中国出身の方々が多いなと感じますし、その一方で日本人は少ないようで寂しく感じます。まぁ総人口が違いますから、色々な面で日本 に並び、追い越そうとしていることを考えれば止むを得ないような気がしないでもないですが。

記事の中ではそのような分析はされておらず、 日本の研究コミュニティが元気がないといった論調のように感じます。まぁ人口が多いとはいえ、高等教育は日本の方が浸透しているようにも思いますし、やは りまだ日本の研究力が高くて然るべきという見方が一般的なのかもしれません。

記事の中では日本の研究業績が低迷していることの原因に国際 的な共同研究体制が不十分なことが挙げられていましたが、これは必ずしも当たっていないように思います。それ以前に研究をまとめる体制が未熟というのがあ るのではないかと思います。(上記意見は外国の方によるもののようなので、日本の研究者を取り巻く環境が理解されているかどうか疑問です)。

私 は欧米での研究経験がないので聞いたことにすぎませんが、欧米では研究者がアイディアを練り、技術スタッフがその支援をしながら研究をするという体制がで きており、効率的に成果を出すことができるそうです。日本では(少なくとも大学では)研究者は研究計画を立てるところから、研究環境の整備、実験等の作 業、それに加えて諸々の事務仕事など、なかなか大変です。

だから日本の業績が低迷して良いわけではないと思いますし、研究コミュニティにいるものとしては他人事ではありませんから。こうした事実を目にした以上、発奮せねばいけませんな。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
ブログ内検索
最新コメント
[11/23 fake bvlgari womens watch]
[11/12 fake love cartier Bangles]
[08/04 bvlgari diamond ring]
最新トラックバック
アクセス解析
プロフィール
HN:
角間で働く准教授
性別:
男性
准教授のいるところ

だいたいこの辺 ↑ です.

(ズーム・写真切替可)
geotargeting

ジオターゲティング
地球の名言


presented by 地球の名言
お天気情報
バーコード
Copyright © 角間で働く准教授のブログ(仮) All Rights Reserved.
Powered by Ninjya Blog / ブログテンプレート by naminorito
忍者ブログ [PR]