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講義を終えて,ウェブでニュースをチェックしていたら,JAXAで打ち上げ中継をするとのことだったのでアクセスしたら,すでに打ち上げは終了していました.残念.ただ,ロケット切り離しはみることができました.後ろに青い地球がみえていて,生の映像なのかと思うと,けっこう嬉しかったです.
今回のロケットでは,温室効果ガス観測のためのセンサを搭載した「いぶき」という衛星が打ち上げられたそうです.英語名の略称はGOSATですが,私にはこちらの方が馴染み深いです(一応衛星データを使って研究したりしているので).
残念ながらセンサーの詳細は見つけられませんでしたが,CO2やメタンを観測するらしく,私の研究には直接関係しないかなぁといった感じです.2011年に打ち上げ予定のGCOM-Wは使うことになりそうなので,そちらが待ち遠しいです.
今回は,「いぶき」以外にも民間から募集した小型衛星も打ち上げられたそうですが,うまく作動するのか楽しみです.どんなセンサーを搭載しているのかわかりませんが,ニュースなどで成果が紹介されるのでしょう.
正しい周回運動に入るのとか難しそうだし,かなりの高速で飛んでいる衛星同士がぶつかったりしないのかとか気になりますが,確率は低いんでしょうね.あるいはきちんと制御システムもあるのかもしれないし.
宇宙開発にはお金がかかりますが,ぜひ成功させ,人々の生活に有用であることを証明して,今後も続いていって欲しいです.
大手建設会社に40年お勤めだったそうですが,退職後にうちのBOSSからお誘いがあり,もともと海岸に関心があったそうで,再度学問を志すことにしたそうです.
会社では施工管理を続けてこられたようで,現場のマネジメントと海岸工学との融合のようなことを考えていらっしゃるようでした.不勉強なのでわかりませんが,マネジメントの研究というと必ずしも特定の社会基盤分野と絡んだ研究はあまりないような気がします.確かに分野ごと,地域ごとにマネジメント手法は異なって然るべきなので,海岸工学特有の問題点をどう取り扱うかということは大事な視点だと思います.
何より,40年にも及ぶ経験に基づいた問題意識は非常に貴重な研究の原動力になるように思います.また,長年の経験と問題意識をきちんと整理するということは,知識と知恵の継承につながることは間違いありません.これからの大学の果たす役割のひとつが,そこにあるのかもしれません.
とはいえ新しい分野といえるテーマなので,どうしていくか試行錯誤していらっしゃるようでした.
研究という新たな一歩に加え,新しいテーマということで,新たな二歩.
「これから20年.時間はありますから.」とおっしゃっていましたが,とても有意義な時間を過ごされることと思います.
65歳になってからの新たな一歩.
自分はどうするか,まだまだ想像もつかないです.
WRFの設定とテストラン.
新たにセットアップした計算機のシステムは以前使用していたものと同じCentOSなので,さほど設定などしなくてもあっさり動くだろうと思っていたものの,色々と不備が.前はCentOS4.5だったのだが,今回は4.7だからか.
まずはMPICHがインストールされていないため,そちらのインストールから.さほど依存関係はなかったので簡単に完了.
理想実験を行った後,可視化しようというところでWRF用の可視化ツールARWpostのコンパイルで二度目のつまづき.将来を見据えてVis5D対応のコンパイルを試みたものの,どうしてもうまく行かない.コンパイラの問題ではないし,Vis5DではなくVis5D+を使っているのが良くないのかと,新たにインストールしてみるも解決せず.色々と調べたところARWpostのconfigureファイルでのライブラリのパスの設定が良くなかったらしい.無事解決.
次に実データを使ったテストランをする.70×70くらいの領域の24時間ランだったが,予想より相当早く計算が終了.プロセッサの力でしょうか.結果を可視化したところ,どうもおかしい.いま考えると理想実験の可視化結果もおかしかったのだが,気にもとめなかった.
依然使っていたシステムにリモートログインして調べたところ,ARWpostのconfigureファイルでのCFLAGSのオプションがいかんかったらしい.こちらも無事解決.
とりあえず動きそうだということは確認できた.
明日はNestingと並列計算の動作確認をしようかな.
今夏の金沢での豪雨を解析するためレーダアメダスのデータを可視化.
2004年の新潟・福井豪雨の解析の時にも同じデータを使って,その時にはデータを読むのにかなり苦労したものの,どうやらデータフォーマットが変わっていて(Grib2になっていた),さらに付属のサンプルプログラムで問題なく変換できたので,あっさりGrADSでプロットできた.
ちょっと前に試しにWRFで数値実験したときは,かなり局地的な降水しか再現されなかったが,レーダアメダスの分布をみると,強い雨はある程度の広がりがあったらしい.MTSATの赤外画像や水蒸気チャネルを見たときも広く雲があったと思う.いずれにせよ色々と解析せねば.
そういえば今夜はクリスマスイブですね.
角間は冷たい雨ですが,メリークリスマス.
気象学会のMLでGCOMシンポジウムの案内が送られてきました.
GCOMというのは宇宙航空研究開発機構(JAXA)の気候変動観測ミッションの
ことで,色々なセンサーで水蒸気や雲,CO2,海洋などなどを観測し,得られた
データを用いて研究します.
打ち上げはGCOM-Wが2011年,GCOM-Cが2013年の予定だそうですが,
自分もデータを使って研究しようと考えているので参加したいなぁ.
横浜で開催らしいけど,どうしようかな.
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