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卒論発表も終わり,予算執行などもメドが立ち,ようやくまとまった時間が自由に自分の研究作業に使えると思っていたのですが,卒論データ等を整理するためのファイルサーバの準備と,来週に控えた水工学講演会の準備で「自由」どころではないことが判明しまして,ちょっと萎え気味です.
ファイルサーバはWindows Server 2008で構築中ですが,色々とアクセス権の設定など試しているものの思い通りの設定が難しく,「こうなったら甘めで良いか」とかなり諦めモード.最悪の場合,あまりスマートでない方法でのアクセス管理でも良いかと思い始めております.とっとと運用体制に入ってしまえー.と.
とはいえ多少は時間に余裕もあるわけで,新しい衛星データ同化システムの構築に向けてちょっと勉強なんぞしたりしています.また,CREST関連の研究のために必要な解析に関しても.
マルチタスクでちょこちょこ進んでいるわけですが,ひとつのことに集中できない状況ではその方が良いのではと思ったりもします.集中できるときはもちろん一つのことにかかろうと思っております.
他にもやりたいことはあるのですが,なかなか.
3月は出張が多いので作業にあてる時間も少なそうだし,そんなことをしている間に4月が来ます.来年度から新しく担当する講義などの準備に追われることになりそうです.あ,4月からはXバンドレーダのデータ配信が始まるのでその準備もしておかないといけないなぁ.
なんか大丈夫なんだろうか.いや,大丈夫でしょう.やってやりましょうよ.
ファイルサーバはWindows Server 2008で構築中ですが,色々とアクセス権の設定など試しているものの思い通りの設定が難しく,「こうなったら甘めで良いか」とかなり諦めモード.最悪の場合,あまりスマートでない方法でのアクセス管理でも良いかと思い始めております.とっとと運用体制に入ってしまえー.と.
とはいえ多少は時間に余裕もあるわけで,新しい衛星データ同化システムの構築に向けてちょっと勉強なんぞしたりしています.また,CREST関連の研究のために必要な解析に関しても.
マルチタスクでちょこちょこ進んでいるわけですが,ひとつのことに集中できない状況ではその方が良いのではと思ったりもします.集中できるときはもちろん一つのことにかかろうと思っております.
他にもやりたいことはあるのですが,なかなか.
3月は出張が多いので作業にあてる時間も少なそうだし,そんなことをしている間に4月が来ます.来年度から新しく担当する講義などの準備に追われることになりそうです.あ,4月からはXバンドレーダのデータ配信が始まるのでその準備もしておかないといけないなぁ.
なんか大丈夫なんだろうか.いや,大丈夫でしょう.やってやりましょうよ.
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研究という仕事をしていますと,たまに知らないところから学会参加や論文執筆のお誘いのメールが来たりします.大抵はメールに書かれているテーマが微妙にずれていたり,メールの発信国が今一つ怪しい感じだったりするので無視しているのですが,本日受け取った論文執筆のメールはちょっと違いました.
まず「投稿しませんか」とされた書籍のタイトルが"Monsoons: Causes, Predictability and Climate Impact"と,かなり限定的かつ私がこれまでに投稿して登載された論文と関係のあるもので,ちょっと前に新しい論文が出たばかりということもあり,「これはもしかすると?」と思ったわけです.
「あなたがモンスーンの研究をしていることを知りましたので執筆しませんか」と書かれた後は投稿に関する長い説明がつらつらと続いていたわけですが,投稿も無料(カラーの図版は有料とのこと)らしいし,テーマもはっきりしているし,適当なメールではないのかなと思いました.
ただ,出版社がNova Science Publishersという聞いたことがないところでした.そもそもそんな出版社あるのだろうか.ということでAmazonで検索したら,結構出版物を出していることはわかりました.
次に,同じようなメールを受け取った人はいるか,Googleさんで検索したところ,日本語で一件だけ「こんなメールが来たんだけどどう?」という質問があって,それに対する回答が出ていました.ただ内容は詳しくなく,残念ながら参考になるというほどのものではありませんでした.
他には,色々な研究者の方の業績欄に出版社の名前が出ているのが検索でヒットしたくらいで,出版社情報はありませんでした.
日本語でないなら英語で探すか,ということで調べてみると「Publishing Archaeology」というブログでこの出版社のことが話題になっていました.アリゾナ州立大学のDr. Michael E. Smithさんが書かれたもので,結論は「(この執筆依頼の)メールは削除してしまえ!」ということでした(記事はこちら).
Dr. Smithもメールを受け取って,無視していたところ,今度は別のテーマでの執筆依頼が来て,そちらは全然関係ないテーマで,多分別のDr. Smithの研究だろうし,そんなことも調べず適当にメールを送ってくるようなところはやめておけということでした.
ブログには他の研究者の方からのコメントもあって,「査読がいい加減(投稿したまま受理された)」「編集もされなかった」とか,宜しくない経験が述べられていました.で,他にも良い論文誌や出版社があるのだから,そちらに向けて努力した方が良いということが言われていました.
ということで,はじめはちょっと期待したりしたわけですが,まだまだペーペーの私に知らんところからお誘いが来るということはあることではないか,と納得しメールは削除しました.
もちろん,こちらの出版社から立派な書籍を出版されている方もいると思いますし,あくまで私は見送ったというだけです.とはいえ,同じようなメールを受け取った日本人研究者の方の参考になればとは思います.
まず「投稿しませんか」とされた書籍のタイトルが"Monsoons: Causes, Predictability and Climate Impact"と,かなり限定的かつ私がこれまでに投稿して登載された論文と関係のあるもので,ちょっと前に新しい論文が出たばかりということもあり,「これはもしかすると?」と思ったわけです.
「あなたがモンスーンの研究をしていることを知りましたので執筆しませんか」と書かれた後は投稿に関する長い説明がつらつらと続いていたわけですが,投稿も無料(カラーの図版は有料とのこと)らしいし,テーマもはっきりしているし,適当なメールではないのかなと思いました.
ただ,出版社がNova Science Publishersという聞いたことがないところでした.そもそもそんな出版社あるのだろうか.ということでAmazonで検索したら,結構出版物を出していることはわかりました.
次に,同じようなメールを受け取った人はいるか,Googleさんで検索したところ,日本語で一件だけ「こんなメールが来たんだけどどう?」という質問があって,それに対する回答が出ていました.ただ内容は詳しくなく,残念ながら参考になるというほどのものではありませんでした.
他には,色々な研究者の方の業績欄に出版社の名前が出ているのが検索でヒットしたくらいで,出版社情報はありませんでした.
日本語でないなら英語で探すか,ということで調べてみると「Publishing Archaeology」というブログでこの出版社のことが話題になっていました.アリゾナ州立大学のDr. Michael E. Smithさんが書かれたもので,結論は「(この執筆依頼の)メールは削除してしまえ!」ということでした(記事はこちら).
Dr. Smithもメールを受け取って,無視していたところ,今度は別のテーマでの執筆依頼が来て,そちらは全然関係ないテーマで,多分別のDr. Smithの研究だろうし,そんなことも調べず適当にメールを送ってくるようなところはやめておけということでした.
ブログには他の研究者の方からのコメントもあって,「査読がいい加減(投稿したまま受理された)」「編集もされなかった」とか,宜しくない経験が述べられていました.で,他にも良い論文誌や出版社があるのだから,そちらに向けて努力した方が良いということが言われていました.
ということで,はじめはちょっと期待したりしたわけですが,まだまだペーペーの私に知らんところからお誘いが来るということはあることではないか,と納得しメールは削除しました.
もちろん,こちらの出版社から立派な書籍を出版されている方もいると思いますし,あくまで私は見送ったというだけです.とはいえ,同じようなメールを受け取った日本人研究者の方の参考になればとは思います.
前に金沢発のゴーゴーカレーががんばっていると書いたと思いますが,日本のカレーは海外の方からみると見た目がいまいちだそうで,それでも食した方はやみつきになることもしばしばとか.そんな外国人(しかも金沢大学にいたことがあるらしい)のカレー賛歌とゴーゴーカレーNY店のブログがあったので,どうぞ(同じ方の他のカレー賛歌はこちらとこちらとこちら).あー,カレー食べたい.
今日のメインはカレーのことではなくて,サイエンスポータルという科学技術関連のウェブサイトに紹介されていた東大教授のインタビューです.記事はこちら.
今回が連載4回目ということで,1~3回目までは日本の科学研究の在り方や産業界と研究の関わりなどだったのですが,今回は大学の研究環境の実情のようなことが書かれていました.
国立大学が独法化されて,国からの交付金が年々減る中で,外部資金獲得のために多くの努力を払っていること,それによって耳触りの良い研究が優先されて,なかなかお金がとれない研究は苦しんでいることなどが話されていました.また,予算獲得後も研究以外の事務的な活動も多く,場合によっては予算獲得しながら疲弊してしまうということも.
先日も他大学の先生と「日本の研究者は研究に専念できない」という話をしたばかりで,その先生は若いうちは海外に行ってじっくり研究するのが良いと話していました.一般に,海外(欧米)の大学等では役割分担がきちんとなされていて,研究者は研究に専念できます.研究に必要な機器やコンピュータは技術職の方がしっかり担当してくれますし,論文執筆もチームでがちっとやるそうです.
日本の研究者は何から何まで自分でやらなくてはいけないので往々にして時間が足りません.それでも,最近は日本国内でも様々な研究予算が取得できるので国内で研究に取り組む人が多いですが,昔はより恵まれた環境を求めて海外に行く方も多かったようです.
あいかわらず非効率な研究体制で,研究予算の獲得も難しいとなったら海外を目指すようになっても止む無しでしょう.研究者個人としては問題ありませんが,国として科学技術立国とかいうのであれば,その辺をどうにかして欲しいと思います.大学の問題は今日明日の生き死にに関わる問題ではないので,政治がすぐに解決してくれることは期待できませんが,長期的なビジョンを持つ方が出てきて欲しいです.
そう感じるなら他人に期待せず,自分たちでどうにかしないといけないのかもしれませんが.
あまりまとまりがありませんが,まぁそんな感じで.
今日のメインはカレーのことではなくて,サイエンスポータルという科学技術関連のウェブサイトに紹介されていた東大教授のインタビューです.記事はこちら.
今回が連載4回目ということで,1~3回目までは日本の科学研究の在り方や産業界と研究の関わりなどだったのですが,今回は大学の研究環境の実情のようなことが書かれていました.
国立大学が独法化されて,国からの交付金が年々減る中で,外部資金獲得のために多くの努力を払っていること,それによって耳触りの良い研究が優先されて,なかなかお金がとれない研究は苦しんでいることなどが話されていました.また,予算獲得後も研究以外の事務的な活動も多く,場合によっては予算獲得しながら疲弊してしまうということも.
先日も他大学の先生と「日本の研究者は研究に専念できない」という話をしたばかりで,その先生は若いうちは海外に行ってじっくり研究するのが良いと話していました.一般に,海外(欧米)の大学等では役割分担がきちんとなされていて,研究者は研究に専念できます.研究に必要な機器やコンピュータは技術職の方がしっかり担当してくれますし,論文執筆もチームでがちっとやるそうです.
日本の研究者は何から何まで自分でやらなくてはいけないので往々にして時間が足りません.それでも,最近は日本国内でも様々な研究予算が取得できるので国内で研究に取り組む人が多いですが,昔はより恵まれた環境を求めて海外に行く方も多かったようです.
あいかわらず非効率な研究体制で,研究予算の獲得も難しいとなったら海外を目指すようになっても止む無しでしょう.研究者個人としては問題ありませんが,国として科学技術立国とかいうのであれば,その辺をどうにかして欲しいと思います.大学の問題は今日明日の生き死にに関わる問題ではないので,政治がすぐに解決してくれることは期待できませんが,長期的なビジョンを持つ方が出てきて欲しいです.
そう感じるなら他人に期待せず,自分たちでどうにかしないといけないのかもしれませんが.
あまりまとまりがありませんが,まぁそんな感じで.
ちょっと前に季節予報の話題を紹介しましたが,今回は3か月予報.
北陸に暮らすようになった私としては雪が少ない方が暮らしやすいのでありがたいですが,冬らしい風情が感じられないのはちょっと残念ではあります.
そういった感情的なことばかりでなく,水資源としての降雪が減少することの影響はどうなのかという社会的な問題もありますわね.この辺は専門家の皆さんに,と言いたいところですが,私も近いところにいるので自分でも研究せねばいかんなぁと思います.今すぐは難しいですが,遠くない将来取り組めればと思ったりします.
エルニーニョの影響で,日本の南の高気圧が強く「西高東低」となりにくいため,日本海側では11月,1月と平年に比べて雪が少ないようです.メカニズムの説明まであるとなんだか納得です.気象庁は22日、11月~来年1月の3カ月予報を発表した。気温は北日本では平年並みか高く、その他の地域は高くなるとみられる。(MSN産経ニュースより)
北陸に暮らすようになった私としては雪が少ない方が暮らしやすいのでありがたいですが,冬らしい風情が感じられないのはちょっと残念ではあります.
そういった感情的なことばかりでなく,水資源としての降雪が減少することの影響はどうなのかという社会的な問題もありますわね.この辺は専門家の皆さんに,と言いたいところですが,私も近いところにいるので自分でも研究せねばいかんなぁと思います.今すぐは難しいですが,遠くない将来取り組めればと思ったりします.
この時期は毎年研究予算申請の締め切りでして,がんばって書類作成に頭をひねっております.
そんな中,事務から【大至急・重要】という大げさなマーク付きのメールが来まして,読んでみると来年度概算要求の見直しの影響で,一部の予算の募集を取りやめになったので他へ応募するようにとのことでした.幸い私が応募を考えていた予算種目ではなかったので,準備し直す必要はありませんが,中にはこれからバタバタ準備し直す人もいるのかもしれません.
ニュースで毎日のように来年度の国家予算が話題ですが,とうとう研究者にも直接の影響が出てきました.
募集取りやめになる研究費がある一方で,若手研究者向けの予算措置を講ずるという噂もあったりするようで,一概にマイナスの影響ばかりともいえないようですが.
我々は研究が仕事なので,その予算が減ることは痛手ですが,国家が安定して初めて研究も意味を持つものですから,しっかりとした国づくりに予算が使われるのであれば研究費削減も喜んで受け入れましょう.
お金を使わなくてもできる研究もあるはずですから,そんな時は頭を使った研究をするとしましょう.
そんな中,事務から【大至急・重要】という大げさなマーク付きのメールが来まして,読んでみると来年度概算要求の見直しの影響で,一部の予算の募集を取りやめになったので他へ応募するようにとのことでした.幸い私が応募を考えていた予算種目ではなかったので,準備し直す必要はありませんが,中にはこれからバタバタ準備し直す人もいるのかもしれません.
ニュースで毎日のように来年度の国家予算が話題ですが,とうとう研究者にも直接の影響が出てきました.
募集取りやめになる研究費がある一方で,若手研究者向けの予算措置を講ずるという噂もあったりするようで,一概にマイナスの影響ばかりともいえないようですが.
我々は研究が仕事なので,その予算が減ることは痛手ですが,国家が安定して初めて研究も意味を持つものですから,しっかりとした国づくりに予算が使われるのであれば研究費削減も喜んで受け入れましょう.
お金を使わなくてもできる研究もあるはずですから,そんな時は頭を使った研究をするとしましょう.
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