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金沢大学角間キャンパスで働く准教授のブログです.大学や金沢での生活や,その他もろもろです.
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いろいろとお世話になっているM先生が応募した科研費が採択されたということで,研究分担者・連携研究者によるキックオフミーティング.

他の予定とかぶってしまったため中座せざるを得なかったものの,自分の研究に関連しそうなテーマの発表は聴くことができ,しかも自分がこれから取り組もうとしていることに様々に応用できそうな内容だったため,聴きながらアイディアが思いつきワクワクしてしまいました.タイミングってやつですな.

これから取り組もうとしていることなので,今すぐどうこうできるわけではありませんが,ぼんやり描いていた研究内容にしっかりとした部分も出来てきそうで,とにかく今できることを進めて,グループとして一緒に研究に取り組みたいという気持ちが盛り上がってきました.盛り上がっているのは私の方だけかもしれないので,こちらも研究の面白さが伝わるような結果を早く出さなければいけませんが,それはうれしい悩みといえましょうか.いずれにせよこのタイミングでの出会いを大切にしたいです.

先週末は色々壊れて萎えていましたが,今日は非常に良い出会いがあって良かったです.人生山あり谷ありというか.唯一残念だったのは夜の懇親会に出席出来なかったこと.次回は参加して,研究にともに取り組む絆を深めたいと思います.
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新しいワークステーションをセットアップしたという記事を先日書きましたが,CPUにはXeon5680という6プロセッサのものが2個積んであります.で,セットアップ後に色々と確認していたらプロセッサ24個認識されてまして.「?プロセッサは12個ではないの?」と悩んで,知り合いに訊いたら,ハイパースレッディングが有効になっているのではないかとのことで.

で,確認したところ,そうでした.新しいワークステーションは初めて使うメーカーのものだったのですが,そこではその設定がデフォルトで納品されているんですね~.耳にしたことはある言葉でしたが,詳しいことはわからなかったので,今回ちょっと調べて勉強しました.

要はひとつのプロセッサを仮想的に複数のものとして効率的に使用するということらしいです.ただ,効率化されるかどうかはアプリケーションにもよるとのこと.WRFでの計算がメインの予定なので,ハイパースレッディングありとなしで比較したところ,同程度のCPU占有率で,ハイパースレッディングありの方が1割くらい計算時間が短かったですわ.

ということで,新たなワークステーションはとりあえずハイパースレッディング有効ということで使ってみたいと思います.
ちょっと前に新しいワークステーションを購入したのですが,卒論やら何らやでセットアップに手が回っていなかったのが,ようやく作業ができ,本日セットアップ完了.

CentOS5.5をインストールして,コンパイラやらソフトウェアのインストールを終えてWRFを実行しようとしたところ,コンパイルで文句を言われたり,計算結果の後処理のためのツールがうまく動かなかったりで,コンパイラのバージョンを古いものにして,その都度他のソフトも再コンパイルで.

それが終わったら追加のHDDを突っ込んだりしたのですが,ワークステーションの筐体がスマートなもので,その分なかの配線がキツキツだったり,電源ケーブルを回すのに苦戦したりしました.それでも何とかHDD追加も完了.

このワークステーションではかなりのボリュームの計算結果を得る予定なので,それ用の外付けRAIDも準備.BuffaloのHD-QL8TSU2/R5というもの.
このひとつ前のモデルは既に導入経験があったのでスムーズにいくだろうと思ったら,2TBちょっとしか認識せず.6TBくらい使えるはずなんだけど…と思ってGoogleさんに尋ねたところ,出荷時にRAID5になっているものの,XPで使用可能なように最大2TBでパーティションが切ってあって(こちらを参考に)…ということで,一度RAID 0で設定して再度RAID 5に設定.で,無事6TB認識.

ということで,新しいワークステーションができました.いま稼働している2台にはBernoulli,Eulerという流体力学に関わりの深い研究者の名前を頂いており,今度は何にしようかと迷ったのですが,流体力学より一歩戻ってというか,その基礎となる物理に関わる人で良いか,ということでNewtonにしました.うわー,大きくでましたー.名前負けしないようにしっかり研究しないといけません.
昨日TBS系列で放送された「夢の扉」という番組に大学時代の恩師が出演していてびっくりしました.途中までしか観ることはできなかったのですが,録画したのでそのうち観たいと思います.

番組は,自らひび割れを修復する「自己治癒コンクリート」の開発に関するものでした.私が指導を受けていた頃には取り組まれていらっしゃらなかったので,その後はじめられた新しい課題なのだと思います.

今の私の研究とは全く異なる分野のことなのでもしかすると違うかもしれませんが,当時私や同級生が取り組んでいた研究とは考え方やアプローチもかなり違いそうなので,先生ご自身も全く新しい分野を開拓されているのではないかと思います.

研究者の中には,ひとつのテーマをずっと深めていくタイプと,研究対象を広げ新たな領域に取り組むタイプの方がいると思います.私はかなり移り気な方なので,間違いなく後者だと思いますが,まだ全く新しい領域を見出すには至っていません.

新しい課題をみつけ,取り組むタイプの研究者といっても,それに出会うタイミングや,それまでの研究からの変化の度合いなどは様々なだと思います.なんにせよ,魅力的な新しい研究領域に出会える研究者は幸せだろうと思いますし,自分もそうした機会に出会うことができればと思います.
科学研究費補助金の制度改正方針が決まったとのこと.Yomiuri Onlineにて.
政府は、来年度予算編成で、「科学研究費補助金(科研費)」の一部について、翌年度への繰り越しが自由にできる制度改正を行う方針を決めた。

 

単年度予算の制約を受けない「基金」の形で補助金を運用する。年度末の予算消化のために生まれる無駄をなくし、研究費を効率的に使える体制に改める。研究が進んだ場合は、研究費を前倒しして使うこともできる。(Yomiuri Onlineより)

年度末の予算消化や,止むを得ない事由による繰越手続きの煩雑さなど,非効率と思われる部分が改められることは,研究者にとってはもちろん,財源となる国税の納付者にとっても合理的な措置だと思います.一般に制度などは初めから完ぺきなものができるわけもないでしょうから,ある程度の時間が経過したら,レビューして改善するというプロセスがあるべきで,当然の動きかと思います.

記事には「『基金』の形で補助金を運用する」とありましたが,この点は良く分かりません.完全に時間的な制約を受けずに予算の運用ができるということなのでしょうか.慣れるまでには戸惑うこともあるかもしれませんが,研究者も新しい制度に慣れる努力も必要そうです.
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