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金沢大学角間キャンパスで働く准教授のブログです.大学や金沢での生活や,その他もろもろです.
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新しく入れた観測機器についてメーカーの人が取扱い説明に来てくれました.
実際は屋外観測に使用するもので,今日は動作確認等のため屋内で軽くいじったくらいですが,機械を動かすとちょっとワクワクしますねぇ.

他にも新しく使ってみようと思っている機器もあって,来年度から実際に行う観測が今から楽しみです.もちろん大事なのは観測すること自体ではなく,その結果をどう生かすかですが,ワクワクするというのも研究には欠かせない要素のはずなので,そう感じる活動は少しでも多く持ちたいですな.

研究はうまくいくことばかりではありませんが,気持ちが萎えなければ,なんとかがんばれますから.
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昨日から松江工専のH先生にお越し頂き,島根県の河川を対象に分布型流出モデルの構築準備中.

当初,江の川を対象にしていたものの,対象流域下流部が非常に平坦であることから,地形データから河道網を作成することが困難であったり,自然河川としてはつながっているものの管理上は別流域となる部分があって,うまく流域界が設定できないなどの問題があり,河道網や流域界の作成が比較的容易そうな斐伊川を対象とすることに.

地形データや入力データを作成し,モデル実行までこぎつけたものの,うまくモデルが動いてくれず,結局時間切れ.せっかく松江から6時間かけて来て頂いたのに,申し訳ない次第です.
で,H先生がお帰りになったあとモデルのコードをちょっと確認したら,一部の設定に不具合があったことがわかり,ちょっと修正したら無事動きました.根本的な問題でもなく,とりあえず良かったです.

今までは北陸の河川を対象にモデルの準備を進めており,急峻な地形での河道網作成や流域設定は比較的容易でした.今回は全く異なる地形特性を持つ流域が対象ということで色々悩みましたが,良い経験になりました.当然のことながらモデル構築に際しても,河川や流域特性を理解しておくことが不可欠なわけで,そうした知識をこれから少しでも多く身につけたいものです.
先日,被引用数上位1%論文は野心的な目標設定の影響が高そうだという記事を紹介しましたが,今回は(おそらく)同調査において,トップ1%論文は外部資金による割合が高いという記事がサイエンスポータルにて公開されました.

もちろん内部資金も併せての研究成果だったりするので,外部資金のみというわけではありませんが,いずれにせよ外部資金の重要性は高いということは間違いないかとおみます.

一方で,外部資金獲得のため,目先の成果,受けを狙った研究テーマを選ぶ危険性も述べられています.予算は必要ですが,だからといって自分がまったく取り組んだことのないテーマでは,たいした申請書も書けないと思いますし,研究能力が無い人が資金を得ているというわけではないと思うので,何らかの成果はでると思います.

したがって,危険性というのは,「受けは悪いが重要な研究への取り組みが減る」ということなんでしょうか.でも,必要であれば地味な研究にも取り組むのではないかと思いますが.ただそれでは外部資金をとれないので,内部資金で細々やるということかと思いますが.パッとしない大事なことにも予算を付けてくれるところがあれば良いんですが,資金を出す側としてはどうなんでしょうね.
野心的な目標設定が価値ある研究成果を生むという調査結果について,サイエンスポータルより.

被引用件数が上位1%とそれ以外の論文の著者に対するアンケートで,トップ1%論文では「野心的な目標設定」と「科学の進歩の方向を見据えた目標設定」を行った割合が高いそうです.野心的な目標=成功による大きな影響,という気がしますんで,うまくいった時には,様々な科学者がその研究成果を参考に色々な取り組みを開始するということかもしれません.

野心的な目標=難しい課題=敬遠されがち,という図式も成り立つように思いますんで,がんばらなければいけないけれど,第一人者になれる可能性があるということかとも思います.
自身の研究が野心的かどうか,なかなか判断するのは難しいと思いますが,困難を理由に敬遠しないことが大切ではないかと最近感じます.

ただ,被引用件数のために研究に取り組んでいるわけではないという考えもありますし,自分の関心が自ずと野心的な目標設定につながり,しかも科学の進歩の方向と合っていると最良かなと思います.
とはいえ,やはり科学の進歩を見据える力は大事かと思いますが.
XバンドMPレーダの研究開発コンソーシアムのメンバーに入れて頂いているおかげで,観測データの取得を行ってきましたが,実際にデータには触れてませんでした.時間ができたというわけではありませんが,そろそろいじってみるかということで,昨日からデータ変換用のプログラムを書いたりしていたのですが,なんとかそれらしい図が描けたので,うまくデータは読めたらしいです.
降水量を図化したものはXバンドMPレーダのウェブサイトからみることができますが,これで反射因子や動径風をみることもできます.

GrADSで描画できるようにしましたが,空間補完や座標変換をいい加減にやっているので,実際に使う前にはもうちょっとちゃんと考えて処理しないとダメだろうなぁと思っています.
とりあえず平面2次元のプロットができるようなデータにしましたが,高さ情報も得られるので3次元データにしておいた方が良いかな.まぁその辺は必要に応じて追加.

とりあえずデータがスムーズに読み込めてほっと一息.図もアップロードしようと思いましたが,人様にみせるようなレベルでないのでやめました.多少なりとも成果になったらホームページでの研究紹介に載せようかな.
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