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たびたび目にするとさすがに気になるので,本学の図書館にはないものかと調べたところ,書庫にあることを発見したので借りてみました.
まだ最初の数ページしか読んでいませんが,目次をみると実現されているもの,いないものさまざまあって面白いです.中には「おお~大風呂敷を広げてるなぁ~」と感じるものがあります.ただ,そう言えるのは私が今生きているからであって,発刊当時の人々は想像によって未来を描いたことを考えるとバカにすることはお門違いかと思います.
むしろ,これから40年先のことを想像して書けといわれたときに,大風呂敷が広げられるだろうかという気がします.なまじ様々なことを理解するようになり,技術の難しさのようなものも何となくわかってしまって,「これは無理でしょう」と自ら限界を決めてしまうかもしれません.
それでは可能性をつぶすだけで面白い未来など到底つくれないでしょうから,常識にとらわれすぎず柔軟な発想ができるようにいたいと思います.
序文は中曽根康弘氏が書いていますが,21世紀に向けて「イマジニヤー」ともいうべき人材が必要だと述べています.氏はイマジニヤーを,夢を見て構想を打ちたて,それを実現する技術を持つ人のことと定義しています.
科学者・研究者として当たり前の姿かもしれませんが,そのことを見失ってしまうことがないようがんばっていきましょう.
BLOGOSで「科学予測なんてあたらない」との記事.
1960年に出版された「21世紀への階段ー40年後の科学技術」という本の復刻版が最近出版されたそうで,その感想です.
筆者によると,予測の2~3割が当たっているという感じだそうです(私は読んでいないので何ともいえませんが).
裏を返せば「こんな未来が来る」と考えたことの7~8割が実現していない(あるいは逆に実現している?)ということで,どんな技術が伸びるかということは専門家でも確実に予測することは難しいんですな.
で,筆者のご意見.
イノベーションに予算を、ということがよく言われる。しかし、この本を読むと、将来を的確に予測して予算を効率的に投下することがいかに難しいかがわかる。イノベーションにつながるから研究費を大量投下しようとするとき、真摯に確認しなければならない。その決断が、時代の空気に流された過大な評価によるものではないということを。
なるほど.確かにそうかもしれません.とはいえ,予測が難しい中では,可能性が顕在化しているところに予算をつけるのが正攻法というか,リーズナブルですよねえ.顕在化してない技術には予算のつけようがありませんし.
将来の発展が期待されている分野の研究者は「必ず実現してやる」とがんばらねばならないでしょうし,そういうところにいなくとも「想像もされていない技術を確立してやる」という野望を抱くのも決して侮れないことなので,そうしてがんばるのもありですよね.
投資という側面からみれば予測がはずれることは好ましくありませんが,なにごとも想像できないからこそ面白いというのも事実ですし.科学技術には知的冒険という要素があることを思えば,予測のハズレもいとおかしと思いたいですね.ダメでしょうか.
最高気温の更新だったり大雨が続いたりと,しばしば極端なお天気の日に遭遇するように感じますが,「異なる気候への移行」についての研究結果というのが公表されたという話題.MSN産経ニュースより.
ハワイ大学の研究者グループは、世界各国の都市で、「新たな気候」(過去数年の極端な猛暑が日常になる気候)が実感されるようになる時期を推定した。
記事によると日本は2040年代に異なる気候に移行するとのこと.何らかの対応により温暖化の抑制を図ったとすると,移行に20年ほどの猶予ができるそうです.この間に適応策を検討できるといったことが書かれていましたが,その間も変化は進行するでしょうし,安心できるわけではありませんでしょうなぁ.
さてさて上記は温暖化の話題でしたが,角間はというと大分すずしくなってきました.今日の帰り道の気温は9℃でした.とうとう一桁です.徐々に自転車通勤が厳しくなります.
そもそも「清川だし」というのがあることすら知りませんでしたが,その利活用は1993年から進められているそうです.なかなかに先進的な取り組みですねぇ.山形県の庄内平野に吹く局地風で、日本三大悪風の一つとして知られる「清川だし」が、風力発電所の建設に伴い、風下で弱まっていることが、東北学院大学(宮城県)の菊地立・名誉教授(気候学)らの研究で分かった。
風力発電施設が建設された地域で最大風速10m以上の日が半減しているとのこと.新しく電力を生み出しているわけですから,その元となっている風の運動エネルギーは減少して然るべきだと思いますが,数値として出てくると改めてその影響とかが気になりますね.そのせいで雨の降り方がなどが変わったりするのか,気温変化が生じるのかとか,どうなんでしょう(記事全文を読めば書いてあるのかもしれませんが,会員限定ということで読めませんでした・・・).
昨年サンフランシスコで開催された学会(AGU Fall Meeting)では,数値気象モデルに風力発電の影響を反映させたシミュレーションの研究をちらほらみかけました.日本でもそうした研究に取り組んでいる方がいるのか,私は知りませんが,事前のアセスメントという意味では必要かもしれませんな.
なんでも,北大の学生さんが航海実習中に空中を飛ぶイカに遭遇し,そのメカニズムを明らかにしたとということらしいです.
海から飛び出して,30mくらい滑空するそうですよ.
で,見出しが「イカ,フライ30m」ですよ.長さ30mのイカフライの話題かと思いましたよ.
ということで,単なる私の勘違いでした.
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