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金沢大学角間キャンパスで働く准教授のブログです.大学や金沢での生活や,その他もろもろです.
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4月に入って暖かい日も増し,冬季は曇り空のつづく金沢でも日差しを感じられるようになってきました.私の居室から見える山々にはまだ雪が残っていますが,今日はまぶしいくらいに晴れていました.

そんな暖かなシーズン到来と併せて金沢城公園のお堀に復活したお堀の湛水が完了したそうです.ふるさとメディア・北國新聞より.
5日から湛水(たんすい)が始まっていた金沢城公園宮(い)守堀(もりぼり)が7日、満水となり、103年ぶりに藩政期の姿を取り戻した。延長230メートル、水面幅16メートルにわたって兼六園を通った辰巳用水の水がたたえられ、往時の金沢城の姿を堀沿いに歩く人たちに伝えた。(北國新聞より)
お城のまわりはずっと工事が続いていたのですが,どうやらそれも終わりのようですね.それにしても水面幅16mはけっこう広くて見応えもあるんじゃないかと思います.皇居のお堀には敵わないと思いますが,ちょっとした観光の場が増えて,ますます活気づけばと思います.

もともとお城の周りには何重にもわたってけっこうお堀があったのですが,諸々でそれが埋められてしまったそうです.交通に欠かせない道路などになってしまった今は,すべてを取り戻すことはできないと思いますが,歴史の一端でも垣間見せてくれる存在になるでしょう.

観光客の皆さんだけでなく,地元の人達の憩いのばにもなるかもしれませんしね.いずれ足を向けたいと思います.
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以前,金沢市が「学生のまち推進条例」というのを制定したという話題を紹介しましたが,その後の動きがあるようなので,さらに紹介.ふるさとメディア・北國新聞より.
金沢市中心部に若者のにぎわいと活力が集う「学生交流街」が誕生する。市は新年度、新天地・木倉町商店街の一帯で、文化人と杯を交わす夜間講座やカフェテラスなど学生が主体となった事業を多数展開する。老朽化した店舗の補修に向けた基本調査も実施し、庶民的な雰囲気を残しながらソフト、ハード両面で現代の学生のまちにふさわしい飲食街に生まれ変わる。(北國新聞より)
ということで,基本的には飲食店に学生を集めるということなのかな.

「学生が金沢の食文化に触れながらまちづくりなどで『談論風発』する夜間講座」「商店街のイベントに合わせて学生を呼び込むまつり」とありますが,どうも違和感を感じずにはいられないんですが.

「講座」とか「まつり」といった健全なにおいのする言葉と学生のイメージというのがどうも相容れないように思います.学生=大学生でしょうが,大学生の時期ってかなりの自由が許される唯一の時期のように思いますし,そんなときに声をかけられて集まって行政主導の活動に参加するというのは「マジメな子」ですよね.そうした子が「イベント終了後には心置きなく『ちょっと一杯』」なんてするんでしょうか.お酒を飲んで色々言い合うというのは学生っぽいイメージですが,お役所の声かけでそういうことって実現するんでしょうか.

先にも述べたように,大学時代はかなり自由度が高くて,社会からすると「ちょっと浮いた存在」のように思います.その浮いた存在がにぎわう空間を,固いお役所が作るっていうのがどうも.私の持っている学生のイメージって,どちらかというとカオスなんですけど.
これが仮に「治外法権にするから好き勝手使え」といわれたら,色々やりたがりの学生が集まってワイワイしたり,それを受け入れる大人も集まってくるかもしれませんが.好き勝手やる学生たちを暖かく見守り育てるまちということで.

まぁ「健全な学生たちで賑わうまち」というのもありかと思いますし,そういう方向なら何かしらできていくのかもしれません.まだ始ってもいないことですし,これからどうなるのか,今後の記事も楽しみにしたいと思います.
昨日,片町付近のアーケードが変わるという記事を紹介しましたが,読売新聞によるとアーケードに加えて歩道拡幅の計画もあるそうです.こちらは建て替え時から適用されるとのことで,なかなか進みそうになさそうですが,道幅が広くなると印象もがらっと変わりそうです.

さて,昨日からの雪で今日の金沢は本当に真っ白になりました.私は金沢に来てから2度目の冬で,昨年が雪の少ない年だということは周りの人から言われてわかっていますが,今年の雪は多いのか少ないのかわかりませんでしたが,どうやら多めなようです.ニュースにもなるようですし.ということで,ふるさとメディア・北國新聞より.
14日の石川県内は、上空に今季一番の寒気が流れ込んで強い冬型の気圧配置となり、前日夜から断続的に雪が降り続いた。同日正午現在の積雪量は、珠洲48センチ、七尾39センチ、金沢32センチ、輪島26センチなどとなり、県内全6地点で今季最高を記録した。大雪のため、県内では除雪中の事故で2人が軽傷を負い、鉄道や空の便も大きく乱れた。(北國新聞より)
温暖化とか言われたりしている割には雪が多いわけですが,そもそもこれは何故なのか.朝日新聞にちょっとした記事がありましたが,「北極振動」という現象に起因しています.この影響で寒気が流れ込むわけですが,2005~2006にかけての冬には記録的な豪雪をもたらしました.
では,北極振動は温暖化とともにどう変化するのかですが,これは予測が難しいようです.将来のことだけでなく,比較的短期的な予測も難しいとされています.北極振動がある程度予測できれば,雪の降り方を予想し,鉄道や航空などは対策を練ることもできるのかもしれませんが,現在はそこまでに至っていません.

この辺は,ちょっと研究に取り組み始めているところで,最初は「温暖化が言われる中で豪雪の研究は将来役に立つかな」と思っていたのですが,幸いというかなんというか,今年のようにドカ雪が降ることもあることを考えると,あながち無駄ではなさそうです.
まだまだ最初の一歩を踏み出したかどうかぐらいのところですが,少しでも豪雪をもたらす仕組みの理解に近づきたいものです.
北陸随一の繁華街,金沢片町は長く続くアーケードのおかげで雨や雪の多い冬場でも賑わいを見せているわけですが,諸々の事情からその高さを高くしてそろえようとの動きがあるそうです.ふるさとメディア・北國新聞より.
片町商店街振興組合は、同商店街のアーケードの高さをおおむね地上8メートルに統一する。現在のアーケードの高さが1階天井部分にあるため、隠れて見えない2階以上にテナントが集まりにくいとの意見があり、高さを統一することにした。12日、市役所で同組合と市が結んだ「まちづくり協定」に基準が盛り込まれた。(北國新聞より)
「暗く圧迫感がある」「2階以上が見えず商業ビルとしても資産価値が下がっている」という指摘もあって,部分的にアーケードを高くしているところなどあり,ばらつきが出ていたのを揃えて景観にも統一感を持たせようということらしいです.

上記のような従来からの指摘に加えて,北陸新幹線開業もこうした動きにつながっているようです.他にも何かにつけて新幹線開業に向けて,と聞くわけですが,それだけ地元の期待は高まっているということですね.
幸いというかなんというか,開業まではあと5年ほどあるので色々な準備ができると思いますが,思惑通りに観光客が増えるのかどうか,というところもやや気になるところではあります.高速道路を作ったけど需要予測より全然少なくて予想したような料金収入が得られない,なんて話を聞いたりもしますが,そうならないように願いたいものです.そうならないためにも魅力を高めておく必要もあるかもしれませんが.

スケジュールなどに関しては書かれていませんでしたが,印象はだいぶ変わりそうです.新しい片町商店街の姿が見られる日が待ち遠しいです.
金沢の平均気温が昔に比べて上昇しているとの金沢地方気象台による報告.ふるさとメディア・北國新聞より.
金沢地方気象台が公表している気象データを10年単位で分析した結果、2000年代の金沢の平均気温は1900年代に比べ2度上昇していることが分かった。高度経済成長期の1960年代以降は特に上昇傾向が顕著で、同気象台は「都市化による温暖化が表れた結果」とみている。石川県内の専門家からは二酸化炭素(CO2)排出削減など対策強化を求める声が上がっている。(北國新聞より)
平均気温だけでなく,最高気温や最低気温についても上昇傾向があるらしいです.まぁ当然のように思いますが.原因については,地球規模の温暖化には言及しておらず,緑の減少や都市化の進行によるものとみているようです.一方で,北國新聞社の調査団の団長さんは金沢の気温上昇と日本のCO2排出量増加の関係を指摘しているそうです.

気温が上昇していることは事実のようですが,その原因となるとなかなか確定するのが難しいようです.しかしいずれも地球規模での温暖化の影響,としていないのは何故なんでしょうね.まぁ確かにそれもはっきり結論付けて良いのかどうかは詳しく調べる必要がありますし,すぐにわかることではないので,そうは言わないのかもしれません.それなら都市化や日本のCO2排出量との関連はどれくらい確かなのか?という疑問も湧きますが.

とりあえずは,私たちを取り巻く自然環境は変わりつつあるものだという認識だけはしっかり持っていないといけないわけで,それがどんな結果につながりそうか,多少なりとも想定できるようであれば,必要に応じて対策を講ずるなどしなければいけないし,変化の原因がわかるようであれば,その変化が進行しないような努力をしなければならないかもしれません(その変化が望ましくない場合には,ですが).

地球温暖化とか気候変化とかは,どうやら本物らしいと受け入れても良いと思いますが,声を荒げてばかりでは何にもならないんじゃないかと思います.今後も冷静に観測などして監視を続けるとともに,原因や影響をしっかり調べて,着実に対応する手立てを考えることが本当に必要なことでしょう.
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