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粛々とWRFを使ったダウンスケーリング手法の検討を進めておりますが,今日はハマりました.ほぼ一日悩むことになりましたが,結局は解決しました.
これまで60km→30km→6kmと3重のネスティングでダウンスケーリングを行っていましたが,WRFでのネスティングでは親領域と子領域の比が奇数としなければいけないのをすっかり忘れていまして,90km→30km→6kmと設定し直して実験したところ,子領域での降水が異常に小さくなってしまいまいた.
単に解像度を変更しただけでなぜ?しかも一番外側の領域はこれまでと似たような降水分布なのに.
ということで,ここから試行錯誤がはじまりまして.
原因は海面水温が0になってしまうことだとわかりましたが,なぜそうなっているのかがわからず,入力データの取り扱いを変えたりなんだりやったものの一向に解決されませんでした.
で,最終的にわかったのが,海面水温を更新する設定の際に子領域にデータを与えると事の設定が間違っておりまして.
海面水温の更新はwrflowinp_d01というファイルを読んで行われるのですが,お尻のd01は親領域で,子領域ではd02,d03となります.が,設定ファイルでは3領域分を指定できませんで.まぁうまくいっていたから放っておいたのですが,実際はwrflowinp_d<domain>と指定すれば全ての領域でデータが読まれます.
そんなことはユーザーにとっては当たり前なのかしら.恥ずかしい.
なんにせよやっとこ解決したので,現在計算中です.
それにしても,最初のケースではなぜうまくいってたんですかね.
たまたまうまくいっていただけかもしれません.バグかな.
そのままにしておいたら,嘘の計算結果になっていたと思うので,まぁ一安心.
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