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本日,土木学会6月号が届いたのですが,トピックス「国家と土木のヴィジョン」は経済的な側面から公共事業を論じるもので,普段は縁遠い話題が比較的平易に書かれていて色々と勉強になりました.
「公共事業はどのような意味において無駄なのか?」という記事では,経済学的な観点からどう考えるかが述べられており,現在のようにデフレ傾向にある場合には公共投資が,仮に事業的には無意味なものであったとしても,経済を好転させ得る(あるいはデフレ傾向を食い止め得る)という意味で意味のあることだということも初めて知りました.
記事によれば,本来拡大せずとも良い時期に公共投資を厚くし,その当時起きたバブル崩壊のイメージや,作ったものの有効活用されない社会資本に関する報道などから,公共投資は無駄であるとの先入観があり,今こそ公共投資が有用な時に「コンクリートから人へ」とするのは得策ではないとのこと.「人へ」=「福祉事業への投資を厚く」としても,土木事業の経済効果には及ばないそうです(私の理解も不十分なところも多々あると思うので,関心のある方は是非記事をご一読).
善し悪しの評価はわかりませんが,公共投資には経済対策として実施される側面もあるわけで,土木工学に関わる者としては,それが何故有効なのかも知っておいて良いことだなと思いました.とはいえ自分で勉強するのは大変なので,今回のような特集があると,多くの土木技術者にとっても非常に参考になると思います.
「公共事業はどのような意味において無駄なのか?」という記事では,経済学的な観点からどう考えるかが述べられており,現在のようにデフレ傾向にある場合には公共投資が,仮に事業的には無意味なものであったとしても,経済を好転させ得る(あるいはデフレ傾向を食い止め得る)という意味で意味のあることだということも初めて知りました.
記事によれば,本来拡大せずとも良い時期に公共投資を厚くし,その当時起きたバブル崩壊のイメージや,作ったものの有効活用されない社会資本に関する報道などから,公共投資は無駄であるとの先入観があり,今こそ公共投資が有用な時に「コンクリートから人へ」とするのは得策ではないとのこと.「人へ」=「福祉事業への投資を厚く」としても,土木事業の経済効果には及ばないそうです(私の理解も不十分なところも多々あると思うので,関心のある方は是非記事をご一読).
善し悪しの評価はわかりませんが,公共投資には経済対策として実施される側面もあるわけで,土木工学に関わる者としては,それが何故有効なのかも知っておいて良いことだなと思いました.とはいえ自分で勉強するのは大変なので,今回のような特集があると,多くの土木技術者にとっても非常に参考になると思います.
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