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お月さまにはうさぎが住んでいて,お餅を…というお話ではなく,月の形成過程に関する科学的な研究の話題.
上記記事では,シミュレーションによる時間変化も掲載されていて,図に示されている単位「h」がhourだとすると,衝突からわずか3時間ほどで衝突したふたつの天体がほぼひとつになっているように見えます.実際そうなのかどうかわかりませんが,なんかすごいなぁと思わざるを得ません.
今年の12月にサンフランシスコで開催されるAGU Fall Meetingに参加する予定ですが,いつもは自分の研究に関連するところしか見ませんが,今回は宇宙関係の研究なんかもみてみようかなと思ったりして.
月はつねに一方を地球に向けて回っていて(だから初めのうさぎのお話ができたりするわけですが),その裏側は普通は知りませんよね.記事によると,表と裏側は異なる特徴を持っていて,記事のようにふたつの月が衝突してひとつになったと考えると,その違いもスマートに説明されるそうです.月の起源は、原始地球に火星大の天体「テイア」が衝突し、その影響で飛散した両天体の一部が、地球の周回軌道上に集積して形成されたと考えられています(ジャイアント・インパクト説)。この衝突の後、地球にも月にも吸収されなかった物質が、いわば「もうひとつの月」としての天体を形成し、地球は2つの月を持っていた時期があるかもしれないことが、月の形成過程のシミュレーションによって分かってきたそうです。(GIGAZINEより)
上記記事では,シミュレーションによる時間変化も掲載されていて,図に示されている単位「h」がhourだとすると,衝突からわずか3時間ほどで衝突したふたつの天体がほぼひとつになっているように見えます.実際そうなのかどうかわかりませんが,なんかすごいなぁと思わざるを得ません.
今年の12月にサンフランシスコで開催されるAGU Fall Meetingに参加する予定ですが,いつもは自分の研究に関連するところしか見ませんが,今回は宇宙関係の研究なんかもみてみようかなと思ったりして.
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大雨や局地的豪雨の予測のために気象庁気象研究所で取り組まれている最新の研究活動について,サイエンスニュースにて紹介中(こちら).
5分程度の動画なので,ごく大雑把な話に過ぎませんが,気象学にこれから取り組もうとする方や一般の方々にはわかりやすい作りとなっていると思います.講義とかで使ったら興味も持ってもらえそうだなと思いました.私の研究と関連する部分も,わずかですがあったので,その宣伝にも使えそうだし.JSTにお願いしたら使わせてもらえたりするのかしら.
現在開発中の技術ということで,依然として課題も多いでしょうし,すぐさま役立つものではないと思いますが,より正確な予報というのができるようになったらすごいですよねぇ.この「できたら良いな」というモチベーションが大切ですよね.
先日,ある研究者の方が「気象庁などつぶしてしまえ」といった記事を書かれていて,一般の方々の中にも賛同される意見があったのですが,やっぱり大切な機関だと思うんですよねぇ.まぁ世の中には色々な意見があって然るべきなので,そうした声をきいて自らを省みることも時に必要,ということで.
5分程度の動画なので,ごく大雑把な話に過ぎませんが,気象学にこれから取り組もうとする方や一般の方々にはわかりやすい作りとなっていると思います.講義とかで使ったら興味も持ってもらえそうだなと思いました.私の研究と関連する部分も,わずかですがあったので,その宣伝にも使えそうだし.JSTにお願いしたら使わせてもらえたりするのかしら.
現在開発中の技術ということで,依然として課題も多いでしょうし,すぐさま役立つものではないと思いますが,より正確な予報というのができるようになったらすごいですよねぇ.この「できたら良いな」というモチベーションが大切ですよね.
先日,ある研究者の方が「気象庁などつぶしてしまえ」といった記事を書かれていて,一般の方々の中にも賛同される意見があったのですが,やっぱり大切な機関だと思うんですよねぇ.まぁ世の中には色々な意見があって然るべきなので,そうした声をきいて自らを省みることも時に必要,ということで.
JAXAが家庭向けの簡易線量計を開発し,8月末から販売されるとのこと.YomiuriOnLineより.
事故の起きた福島第一原発から遠いところに住んでいると,生活の中で放射線による危険などほとんど気にしませんが,比較的近くに暮らす人々にとっては関心を持たざるを得ないということなのだと思います.
実際にどのような場で使用することになるのかわかりませんが,もし高い放射線量が検出されたらどうしたら良いのか,なんだかあたふたしてしまいそうです.知らなければ呑気に過ごせそうですが,そうもいかないでしょうし.身の回りを自分で知ることができる反面,心配のタネが増えるような気もします.
使い方などはさておき,JAXAの仕事が商売になるというのは,ちょっと新鮮な感じがします.宇宙開発は重要な活動ですが,研究開発の成果が身近に活用されているとなれば,一般の方々からの評価もより高まるのではないかと思います.これをきっかけに,日常生活に生かせる技術を商品化して,存在感を出していって欲しいと思います.
ところで記事の写真ですが,商品のデザインはちょっと可愛らしいですが,それを持っているおじさんがちょっと…携帯電話の商品発表などなら素敵なお姉さんが笑顔で手にしているのでしょうが.その辺がまだ商売慣れしていないところですかね.
事故の起きた福島第一原発から遠いところに住んでいると,生活の中で放射線による危険などほとんど気にしませんが,比較的近くに暮らす人々にとっては関心を持たざるを得ないということなのだと思います.
実際にどのような場で使用することになるのかわかりませんが,もし高い放射線量が検出されたらどうしたら良いのか,なんだかあたふたしてしまいそうです.知らなければ呑気に過ごせそうですが,そうもいかないでしょうし.身の回りを自分で知ることができる反面,心配のタネが増えるような気もします.
使い方などはさておき,JAXAの仕事が商売になるというのは,ちょっと新鮮な感じがします.宇宙開発は重要な活動ですが,研究開発の成果が身近に活用されているとなれば,一般の方々からの評価もより高まるのではないかと思います.これをきっかけに,日常生活に生かせる技術を商品化して,存在感を出していって欲しいと思います.
ところで記事の写真ですが,商品のデザインはちょっと可愛らしいですが,それを持っているおじさんがちょっと…携帯電話の商品発表などなら素敵なお姉さんが笑顔で手にしているのでしょうが.その辺がまだ商売慣れしていないところですかね.
12日に「2011年版科学技術白書」というものが閣議決定されたそうで,その中では「科学技術政策の見直しが必要」との指摘がなされているそうです.サイエンスポータルより.
ちょっと読んでみようかと思ったものの,項目やらファイルやらがやたら多いので断念しました(こちら).研究に従事する者として,他人ごとではない,どころか我々こそ読む必要があるとは思いますが,ちょっと尻込みせざるを得ません.せめて全文がひとつのファイルにまとまっていれば良いのですが,ばらばらのファイル(33個!)では開いたり閉じたり,個別にダウンロードしたりが大変で…ダウンロード後に結合すれば良いのですが,まぁそれは追々…
そんなことより大事なのは中身ですが,幸いなことに概要版も公開されているので,そちらをざざーっとみてみました.
が,分野も切り口も多岐にわたるため到底まとめコメント的なものはできないことがわかりました.もちろん自分が関わりが深い分野というのは当然あるわけですし,そこでの動向や社会的ニーズについてはきちんと理解しておくことが社会の中で科学に携わる者としては欠かせないわけで,それは個別の研究者に求められることだろうと思います.
サイエンスポータルでは「科学コミュニケーションに問題があったことを認め」と述べられていましたが,白書の第一部は「社会とともに創り進める科学技術」と銘打たれており,さらに「社会とのコミュニケーションの深化に向けて」という章を設け,科学と社会の良い関係の構築の必要性が述べられています.
近年アウトリーチ活動が義務化されるなど,成果の発信を求める動きが出て来ましたが,研究者は研究コミュニティだけを向いていれば良いわけではないことを,強く認識する必要があるのかもしれません.
あくまでざっと見ただけなので,なんとか自分に関係しそうなこと,興味をもったことだけでも,もうちょっと読みたいと思います.
ちょっと読んでみようかと思ったものの,項目やらファイルやらがやたら多いので断念しました(こちら).研究に従事する者として,他人ごとではない,どころか我々こそ読む必要があるとは思いますが,ちょっと尻込みせざるを得ません.せめて全文がひとつのファイルにまとまっていれば良いのですが,ばらばらのファイル(33個!)では開いたり閉じたり,個別にダウンロードしたりが大変で…ダウンロード後に結合すれば良いのですが,まぁそれは追々…
そんなことより大事なのは中身ですが,幸いなことに概要版も公開されているので,そちらをざざーっとみてみました.
が,分野も切り口も多岐にわたるため到底まとめコメント的なものはできないことがわかりました.もちろん自分が関わりが深い分野というのは当然あるわけですし,そこでの動向や社会的ニーズについてはきちんと理解しておくことが社会の中で科学に携わる者としては欠かせないわけで,それは個別の研究者に求められることだろうと思います.
サイエンスポータルでは「科学コミュニケーションに問題があったことを認め」と述べられていましたが,白書の第一部は「社会とともに創り進める科学技術」と銘打たれており,さらに「社会とのコミュニケーションの深化に向けて」という章を設け,科学と社会の良い関係の構築の必要性が述べられています.
近年アウトリーチ活動が義務化されるなど,成果の発信を求める動きが出て来ましたが,研究者は研究コミュニティだけを向いていれば良いわけではないことを,強く認識する必要があるのかもしれません.
あくまでざっと見ただけなので,なんとか自分に関係しそうなこと,興味をもったことだけでも,もうちょっと読みたいと思います.
サイエンスポータルにて「政策形成への科学的助言」という記事が掲載されました.社会とかかわる科学者・研究者にとっては参考になると思うので,多少長い記事ですがお時間があれば是非ご一読を.
記事では様々な側面を紹介していますが,そのうちの一つに事象,科学者,実際の対応を行う人の関係が示されています.ある事象が起き,それを観察する科学者がいて,その結果をもとに提言等を構成する科学者がいて,実際の行動を担う人に伝えるという4つの段階から構成されると.
ごく当然の流れだと感じますが,第3段階での提言等の構成についての解説にはなるほどと感じるものがありました.非常に参考になると感じたので引用しておきます.
一方,政策形成への科学者の関与の広がりと深まりによって,科学者への圧力が起きやすくなるとも指摘されており,そのための政治と科学の間の行動規範の作成が急務であると述べられています.これについて昨年3月に英政府により発表された原則も記事の中で紹介されています.ごく当然のことにすぎませんが,当たり前のことが当たり前にできないのが人間ですから,こうした原則を明示しておくことは重要だと思います.
すべての科学者・研究者がこの原則をしっかりと胸に留め,社会との関わりや貢献を意識することがこれから必要ではないかと感じますし,何らかの形で学ぶか身に付ける機会を設けるべきではないかと思います.
一方で,すべての事象が必ずしもゼロか1かで決められるわけではなく,行動するかしないかを問われる政策形成には抵抗を持つ研究者もいると思います.また,学究の徒として純粋に事象と向き合いたいという研究者もいると思います.そうした人々は先に述べた4つの段階の2つ目,事象の観察・分析による情報の提供によって貢献することができるはずです.
自分は一切社会とは関わらないとは考えずにいることが,これからの科学者には求められるようになるのかもしれません.
記事では様々な側面を紹介していますが,そのうちの一つに事象,科学者,実際の対応を行う人の関係が示されています.ある事象が起き,それを観察する科学者がいて,その結果をもとに提言等を構成する科学者がいて,実際の行動を担う人に伝えるという4つの段階から構成されると.
ごく当然の流れだと感じますが,第3段階での提言等の構成についての解説にはなるほどと感じるものがありました.非常に参考になると感じたので引用しておきます.
科学者にとって学理論争を行ってはいけないというのは,なかなか自分では思いつかないのではないかと思います.しかし自分たちの研究を社会に還元する際には,研究段階とは状況が違うのだということをしっかりと理解し,自らの責任を果たす必要があるということを意識しなくてはならないということでしょう.ループの第3段階は、本稿のテーマである政策形成への科学的助言の段階なので、詳しく見てみよう。この段階は、第2段階で行われた、状態観察や調査・分析による評価や警告、地域の文化や経験などを総合し、地域に合った復興計画や、個々の課題解決の行動に適用可能な知識体系や提言を作成し、行動者である国や地域の首長、議会、市民に提出するプロセスである。
この段階は、アカデミックな学理論争を行う場ではない。科学者は往々にして、自らの理論に基づいて助言しようとするが、それがかえって社会の混乱を招きかねない。個々の専門知識、見解を基礎にしながらも、政治や市民の合理的な行動につながるように、全体として統一のとれた俯瞰的情報、助言をまとめ発信しなければならない。
一方,政策形成への科学者の関与の広がりと深まりによって,科学者への圧力が起きやすくなるとも指摘されており,そのための政治と科学の間の行動規範の作成が急務であると述べられています.これについて昨年3月に英政府により発表された原則も記事の中で紹介されています.ごく当然のことにすぎませんが,当たり前のことが当たり前にできないのが人間ですから,こうした原則を明示しておくことは重要だと思います.
すべての科学者・研究者がこの原則をしっかりと胸に留め,社会との関わりや貢献を意識することがこれから必要ではないかと感じますし,何らかの形で学ぶか身に付ける機会を設けるべきではないかと思います.
一方で,すべての事象が必ずしもゼロか1かで決められるわけではなく,行動するかしないかを問われる政策形成には抵抗を持つ研究者もいると思います.また,学究の徒として純粋に事象と向き合いたいという研究者もいると思います.そうした人々は先に述べた4つの段階の2つ目,事象の観察・分析による情報の提供によって貢献することができるはずです.
自分は一切社会とは関わらないとは考えずにいることが,これからの科学者には求められるようになるのかもしれません.
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