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金沢大学角間キャンパスで働く准教授のブログです.大学や金沢での生活や,その他もろもろです.
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日本国民の皆さんならカレーが嫌いという人は少ないと思いますが,我らが金沢発のゴーゴーカレーががんばっているらしいです(msnより).私は金沢に来てから一度しか行ったことがないので,どんなだったか忘れましたが,きっとおいしかったと思います.おいしかったはずです.
主として東京で好調のようですが,全国区になったら嬉しいです.それにしてもココイチの国内外1200店舗はびっくりした(がんばっているゴーゴーカレーは30店舗です).

今日はカレーのことを書こうと思ったのではなくて,地震についての記事.asahi.comにて.
1年以内に○×県西部で大きな地震が起きる確率は△パーセント――。細かい地域ごとに、短期間の地震発生確率を示す検証実験が東京大学地震研究所を中心に11月から始まる。地震の直前予知が難しいなか、将来的には天気予報の降水確率のような「地震予報」の実現をめざしている。 (asahi.comより)
これから実験を開始するということで,いつ実用化されるのかといったことはいっさい書かれていませんでしたが,本当に予測できるようになったらすごいなぁと思う反面,「一年後に大きな地震が50%の確率で起こるよ」とか言われたら一体どうしたら良いのだろうかという疑問もふつふつ湧いてきます.

とりあえず家具が倒れてこないようにする程度で良いのか,あるいは耐震工事が必要なのか,建物によっては建て直したりする必要もあるのか,そんなことなら引っ越した方が良いか.でも地震が起きなかったら無駄な投資になってしまうかも.と,新たな心配の種ができそうです.いきなり大地震が来て大きな被害を被るよりは良いのかもしれませんが.

「M8」という地震をテーマにした小説では,数値シミュレーションで大地震が来ることが示されて,あーだこーだという内容でしたが,そこまでのパニックなどにはならないにしても予測結果によっては社会的に白熱した議論が必要になることもあるかもしれませんねぇ.

予測情報を出した時の社会的影響などはこれから考えられるのだと思いますが,何が最良なのか見当もつきません.まぁちょっと考えたくらいで答えが出ないのは当然と思いますので.専門家の方々にじっくり検討して頂きましょう.
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先日の台風18号,私はドイツにいたのでほぼ他人事でしたが,日本国内では天気予報も注目されたりしていたのでしょうね.そんな話題をasahi.comより.
日本列島を縦断した台風18号の上陸地点をめぐって、気象庁と民間の気象情報会社「ウェザーニューズ」の間で論争が繰り広げられている。防災上の混乱を避けたいと台風の進路情報の一元化を迫る気象庁と、分析に自信をみせ、譲る気配のない同社のバトルは収まりそうにない。 (asahi.comより)
記事によると,台風18号の情報公開の際にウェザーニューズ社が気象庁の情報と異なるものをウェブサイトに掲載し,それが気象業務法の条件からはずれるという気象庁と,予報でなく実況なので問題ないというウェザーニューズの間に意見の食い違いがあるとのことです.

そもそも台風情報に違いがあるというのが問題かもしれませんが,その辺はまだ予測や観測が完璧でないので仕方ないとして,ウェザーニューズでは独自の会員からの情報も併せて解析して,そこから気象庁の情報と異なる結果が得られたので,そちらを公表したそうです.

気象庁長官の「防災情報は統一的である方が望ましい」というのはもっともな意見ですし,自治体の防災担当の方たちもその方がありがたいはずです.
各個人は,台風が自分の生活圏付近に来るらしいということがわかったところでさほど行動に大きな影響が出ないと思いますが,地域防災等については行動するか否かということにまで関わってくるでしょうから,確たる情報が欲しいところです.ただ「確たる情報」=「間違っていても統一的な情報」ではないはずなので,その辺が難しいと思いますが.

防災に携わる人間であれば,複数の情報が与えられたなら,そこから取捨選択して物事を決定できなければならない,という考え方もあるかもしれませんが,果たしてそこまで求めて良いものか.何らかの被害があった時に責任が問われるのは,情報提供元ではなく判断を下した人ですし.まぁ一般の企業であれば,何らかの判断ミスで会社が傾いたとしても,それは周辺状況のせいではなく結局判断ミスした人が悪いと片付けられるので,複数の情報があった場合,読み解く能力が必要なのかもしれません.

混乱を招かないために仮に正しくなくても情報を統一するのか,あるいは複数の可能性を示して判断は情報受信者に委ねるのか,難しいところだと思います.
もう一昨日の記事になりますが,温暖化による日本の気候への影響が文科省などから発表されました.
地球温暖化がこのまま進むと、今世紀末には日本で真夏日が最大で2.1倍の78日に、熱帯夜は3.3倍の57日にも増える――。こんな最新予測を、文部科学省と気象庁、環境省がまとめ、9日発表した。(asahi.comより)
今回の話題は気温上昇が主たる話題のようで,真夏日が2倍,熱帯夜が3倍になるそうです.
夏の金沢は日中は東京とさほど変わらないように感じますが,夜は東京より涼しいです.出張から帰ってきて一気に季節が進んだようで,夜は窓をあけると寒いくらいですし.そんな環境もちょっとずつ変わっていくのかもしれません.
まぁ記事は今世紀末のことですし,地域差に関しては述べられていないので,全国的な傾向なのかどうかということもわかりませんが.

社会的影響も分析されたようで,洪水・土砂災害,砂浜の喪失,熱中症などで被害額は約17兆円増えるそうです.その17兆円分の被害は政府や自治体がどうにかしてくれるんでしょうかね.あるいは放っておかれるんでしょうか.自治体が支援してくれるにしても元は我々の税金ですし,放っておかれれば損失は市民が被るわけなので,結局は市民に負担がかかるんでしょうね.
温暖化が進み,気候条件が変わっても被害の少ない社会を作る努力が必要ということでしょう.
私の所属する水文・水資源学会からメールニュースが発行されることとなったようで,その第一号の記事に,東京大学・沖大幹教授を中心とする「チーム水・日本」が「水分野におけるこれからの科学技術研究開発推進の方向について」の中間とりまとめを発表したとありました.

中間とりまとめに関してはこちらからみることができます.
けっこうなボリュームなのでまだ読んでいませんが,概要説明図をみると,現在の水をとりまく課題と,その解決に向けてどのような要請・期待があるか,そのうえで重要な研究開発課題は何か,といったことがわかりやすくまとめてあります.かなり幅広いものなので,ひとつの研究グループで取り組むのは大変な課題と思いますが,逆に様々なテーマが関係しているため,そのどこか一部に取り組むことはできると思います.

また,挙げられた課題の実現は他のグループとの連携によって初めてなされるものだと思いますし,共同研究などが今後一層重要になるのではないかと思います.

このような科学技術開発の指針は,若い研究者にとっては今後必要となる研究を考える上で非常に有用だと思いますし,また,いま取り組んでいることがどのように他のテーマと連携し拡張していけるかを考えるにも役立つと思います.これを読んですぐにどうこうという話ではありませんが,将来の方向性を考える良い資料ではないかと思います.
本日,気象庁から寒候期に関する季節予報が発表されました.この夏は涼しかったので,冬もその傾向が続くのかと思いきや,全国的に平均気温は平年に比べて高いそうです(リンクはこちら.北陸はこちら).

予報は平均気温・降水量・日照時間・降雪量に関するもので,降水量に関しては太平洋側では平年並か多く,北陸では少ない確率がやや高いようでした.日照時間は北海道と沖縄を除いて全国的に平年より多そうで,降雪量は日本海側で平年より少ないようです.特に北陸・近畿ではその傾向が顕著なようです.

予報だと石川県は天気が良く,雪も少ないようで,交通機関などへの影響は小さそうで安心しますが,冬季の少ない降雪量は融雪期の水利用への影響が大なり小なりあるのかもしれません.(何らかの人間活動の影響があるかもしれませんが)お天気ばかりは自然現象なのでどうしようもないと思うので,影響が大きい場合には何らか工夫して適応するほかないでしょう.そうやって人類は生きて来たので,絶望的ではないと思いますが.

まぁあくまで予報ですし,寒くなるかもしれないし,雪が多いかもしれないし,実際に冬の頃には日々の天気予報をみて生活するので,今から一喜一憂しても始まりませんから.では,季節予報は何の役に立つんだ,ということになりますが,それは確率を考慮した上で何らか計画を立てる際に利用するんでしょうね.リスクを考慮するというのか.実際に利用する人にとってはそんなことは当たり前のことかと思いますが.
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